SKIT
「……大丈夫でしょうか」
「ん、アルテスタのことか? 医者もつれてきたし、俺さまたちに出来ることはもうないでしょうよ」
「あとはもう、医者と本人を信じるしかあるまい」
「そうですね……」
「どうやら、心配なのは彼だけではないようだな」
「はい……すみません。アルテスタさんは、私のことを庇って怪我をしたのに、彼以外の心配もしてしまって」
「そんなの、プレセアちゃんが気にすることじゃないだろ。むしろ、庇ってもらったから、他のことも心配できるんだ。ラッキーと思っとけ」
「……ナギサのことは、残った他の皆に任せるほかないだろう。最近、いろいろと考え込んでいたから心配になる気持ちもわかるが……一人ではない。きっと大丈夫だ」
「そう……ですね。一人では、ないですよね。……一人でないというのは……とても、安心することですね」
「そうだな。ま、それでも心配なら、帰ってから心配したって言えばいいんだよ」