SKIT
「う、うーん……気にしないでいいのかな……」
「ナギサ、どしたの? 困りごと?」
「あ、コレット。……ちょうどよかった。あのね、マーテル教会のお祈りの仕方って、何か作法とかあるのかなって。変なことして異教徒みたいに扱われても困るし……」
「うーん、特に決まりはないと思うよ。神子や司祭さまには決められた作法があるけど、普通の人にまでそれを強要したりしないもの。神様に祈ってくれるなら、それだけで気持ちは通じるよ」
「そ、そっか……よかった。手の合わせ方とか、よくわからなくて」
「とっても丁寧なんだね。そうやって考えてくれるだけで、神様も十分だと思うよ」
「し、心配性なもので」
「とっても慎重に、みんなのことを傷付けないように、いろんなことを考えてるってことだよね。すごいなあ」
「……村の子におばあちゃんと呼ばれるくらいには古臭いのに常識を知らないので謎の人物扱いをされてるし、これくらいは考えないと」
「ナギサは私たちが知らないようなこと、いっぱい知ってるもんね。大丈夫、これから知って行けばいいんだよ。私も教えるよ!」
「……な、なんでも褒めてくれるコレット、すでに天使なのでは……?」