SKIT
「ねえ、ナギサ? この古代文字についてだけれど、私の解釈はあっているかしら?」
「そうですねえ……わたしの時代からちょっと先のせいか知らない文字も混ざってるから、そこは自信ないけど。今ほど劇的に変わって無いし、あってると思いますよ」
「なるほど、よかったわ。……ふふふ。この解釈があっているとすると、こちらの……」
「というか、わたしが全部読んでもいいのに」
「それではつまらないだろう。確かにその方が正しいことがわかるのだろうが、最初から答えを見て学べるものなどない! たとえ間違えていようが、議論と推測と調査を繰り返して、そうしてかつてこの世界に存在した文化に触れる……それこそが考古学の楽しさだと私は思っています」
「なるほど。それなら確かに、全部読んじゃったらつまらないですね」
「そうだ。……ところで、こちらについての話なのだけれど……」
(……なんか、たまーに圧が強くなるんだよなあ。よっぽど好きなんだろうな、考古学)