中身を選びましょう

SKIT


「お、ナギサが今作ってるのが、噂のお守り袋かい?」

「噂になってるの?」

「まあ、この人数じゃあっという間サ。……へえ、器用なもんだね。これは犬か何かかい?」

「ノ……ノイシュ……」

「えっあっえーと、そうそう、ところで、中には何を入れるんだい? さすがにお札とか正式なものは用意できないと思うけど……」

「……あ」

「……考えてなかったんだね」

「では、木の板に名前を彫って入れるのはどうでしょう」

「おお、プレセアちゃん。でも、彫刻はさすがに……」

「大丈夫です。私が教えられます。木こりの仕事はエクスフィアがないと出来ませんでしたが、そういった彫刻などでお守りやお土産を作る手伝いは、小さな頃からしていたんです」

「いいんじゃないか? 名前ってのは大事なものだしね。これが恋愛成就のおまじないなら、好きな人の名前を入れるのが定番だけど……」

「別に恋愛成就のおまじないじゃないし、ミトス本人の名前にするよ。というか、お守り袋って、これ、なんのお守りなんだろう……コレットの時は旅の安全祈願だったけど……」

「あー……健康祈願とか?」

「それ、かなあ……まあいいや。なんでも祈願ということで。プレセア先生、お願いします!」

「はい。任せてください」