vs障子・上鳴(指向性補強済み)【未完】

「そうだとは思ってたけど……」
開いたゲートの向こう、真っ直ぐに道路の先を見て、上鳴の口元には武者震いに似た笑みが滲んだ。
「やっぱ真正面っから来るよなァ……!」
戦闘の予感に全身が準備を始める。ぐぐっと開いた瞳孔の双眸の先、彼は凄絶に笑った。
「勝ちゃイイんだろ? とっととブッ殺してよォ」
ぎらぎら光る真っ赤な目と怜悧にさえ見える静かな翠の目とが、上鳴と障子を見据えていた。

「爆豪の方はある程度予想していたが、鹿乃が乗るとは思わなかったな……!」
「バッカ障子お前、ああ見えて鹿乃ちゃんはけっこー好戦的だしちょっと脳筋なとこあんだぞ!」
叫ぶ上鳴の背後で、派手な爆発音が響いた。熱風に煽られて僅かにつま先が浮く。本能的に湧いた冷や汗は、灼熱の爆風で一瞬の内に乾いた。



(囮の鹿乃が一人で二人を引きつけて合図と共に手榴弾で爆破、煙に乗じて爆豪が奇襲からの接近戦、状況は不利だがこれで遠距離は無くなったと相手二人が思った瞬間に爆音と煙に紛れて隠密してた鹿乃が狙撃)