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「えーっと、召喚士ってのはまぁざっくり言うとさぁ、異界の神霊的なヤツらを何らかの媒介によって引き連れてくるって奴なんだよねぇ」
「あぁ、さっきの馬人間もそうなんか?」
「(馬人間…)ま、そんな感じ。詳しくいうと専門的過ぎて寝落ち確定だなぁ」
「じゃあよ、リリカのねーちゃんがさっき持ってた石は何なんだよ?」
「あー、あれぇ?宝石」
「ほっ、宝石!!?」

宝石と聞いた途端リーゼントくんとバンダナ坊主の目がギラギラと輝き始めた。てかリーゼントくんなんだよリリカのねーちゃんって。いやねーちゃんってトシだけど。

苦痛の道蓮との二人道中も終わり、やっと葉達と合流出来、近場のサ店で次の街へ向かうバスを待っていたら葉が「サモナーってなんなんだ?」とか言い出したので(私なりに)丁寧に説明したのである。

「護符とかでもイイんだけど、ここぞって時に宝石とかじゃないと、それなりのやつしか持ってこれないからねぇ。
あ、コッソリ盗み出して質とかに入れたらタマキン潰して尿石の代わりにダイヤぶち込むからな」
「ヒエッ、めめっ、滅相もないぜ!ただちょびーっとだけお目にかかれたらなァーっと」
「だめです」

リーゼントくんは残念そうに肩を落としていた。すまんな。
なにぶん、クッソお高いのでなんか心理的に触らせたくない。まぁ家の金で仕入れてるから私の財布には何も影響ないし、思い入れもないんだけど。わっはっは。

「…オイ葉、こいつメチャクチャ口悪くねーか?やべー女だぜありゃ」
「んー?そういう奴もいるだろ。手が出ない分アンナよりマシだぞ」
「聞こえてんだよバンダナ坊主」
「ばっ、バンダナ坊主じゃねぇよ!ホロホロだ!」
「あぁん?頭がホロホロだってぇ?」
「あ゛ーっ!もうこいつマジで無理だ!俺はこういうチョウキョウセーがない奴無理なんだよ!」
「協調性なー」

やれやれと言った様な雰囲気で、葉はバンダナ頭の脳みそホロホロクンの誤字を訂正した。