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「その目的地、ボクも仲間にして連れてっておくれよ」

緑の髪をした少年は、とんでもない事を言い出した。凄い既視感を感じるセリフ。どっかで誰かさんがいった言葉にそっくりだ。

「仲間ぁ?!!」
「何だよお前!聞いたことのあるようなセリフ吐きやがって!お前もこの女とグルかぁ!?」
「えっ、貴女もボクみたいに彼等と同行を?」
「…まぁそんな所」
「おいおいおい、何シンパシー感じてんだよお前ら。第一こんな素性もしれない奴と…」
「あぁ!自己紹介が遅れたね!すまない。ボクはリゼルグ、リゼルグ・ダイゼル12歳。イギリスからSFに参加したんだ。この子は持霊のモルフィン。この子の力でダウジングをすることが出来る。よろしくね」
「あぁ、こっちこそよろしく」
「よろしくじゃねぇだろ!!」
「幾らなんでも緩すぎだろ葉!本気ぃ?!」

逆にここまで来ると葉のこの緩さに危機感を覚える。
私の時だってそうだったけど、余りにも油断しすぎじゃないか?もしかしたらこのリゼルグという少年もハオに唆されて来た刺客かも知れないというのに!

「早速やらかしてどうするんだよリーダー!リリカはまだいい方だが、コイツもそうとは限らねーぞ!」
「これ以上得体の知れぬ奴を引き入れるのは感心しないな。こんな軟弱な男、仲間にしても何の役にも立たんぞ」
「えっ!?そいつ男なの?」
「竜ってば気づいてなかったの?!」
「うん。ボク男だよ」
「うわあ!!?」

女に思われていたのがカチンときたらしく、品の良さそうな顔してるのにあろう事か彼は男性の「大切なところ」をまじまじと見せつけてきた。

「お[D:12316]、ご立派!」
「待て!お前仮にも年頃の女がなんつー反応してんだ!」
「年頃も何も、20もトシ重ねてたらもうねぇ…」
「あっ!ごめん!レディーの前で失礼したね」
「今更レディー扱いかよ」
「痛ってぇ!なんで俺を叩くんだよ!どいつもこいつもこのチームの奴らは…!」
「ごめん、ホロホロが近くに居たもんでつい」

しかしこのリゼルグという少年。初回からぶっ飛んだキャラしてんなぁ…
なんなの?このチーム、やべーやつホイホイなのか?
これ以上アクの濃い奴が来たらさすがの私も対処しきれん。マジでパッチの住処着いたら早々に退散しよう。