チョコラブが言うには、3つの勢力を内訳するとハオのチーム、そしてあと二つは例のカルト集団X-LAWSと仏教系シャーマンが集まったガンダーラ。
そいつらとその傘下がこの戦いの過半数以上を占めていると。
……んでその勢力の親玉は皆揃って神クラスと言われる本当にバケモノ級のシャーマンだと言うこと。
それを知っているチョコラブは3つのいずれかの勢力に属する気はないから私らの元に来た。
という訳だ。
「世の中情報が全てだ。何から何まで使えるものを使ってオレはこのネタを手に入れた。やたらときくハナも使ってな。超高速で駆け回るすげえハナを」
そう言うとチョコラブは自身の持ち霊を出す。
ハナってそういう事か。
黒いぶち模様が美しい、猛獣の霊。
「紹介するぜ。オレの相棒、ジャガーのミックだ。こいつの嗅覚は全部を見分ける。それにオレのギャグセンスが合わされば無敵だ!」
「無敵ってより敵ばっか作りそうだけどなー」
「ひっでぇこと言うなよそこの姉ちゃん!オレの夢は爆笑必至のコメディアンになる事だからな」
「無理だ」
「ぐっ、そこの光り物ヤローにもあっさりと切り捨てられる!」
「アンナ、お前も無理だと思うのか?」
「何でアタシに振るのよ……どうだっていいわよ、こんな事」
「こ、こんな事?!?どうでも良くねぇぜ!イエーイ!」
「あんた、つまんない」
痛烈なアンナちゃんのストレートすぎる発言にチョコラブはダウンした。
何か可哀想に思えてきたな、強く生きろよ。
「それよりあんた、こいつをどうすんのよ?」
「忘れてた。チームメイトがうんたらかんたらって言ってたな」
「うーん、オイラはこいつが仲間になりたいって言うんならそれでいい」
「良いって言ってもよォ…3、4人で分けるのはどうすんだ」
「案ずるなホロホロ。もう俺は決めている」
「はぁ?」
アンナちゃんのボロクソすぎる酷評によりショックで気を失ったチョコラブの襟首を掴み蓮はニヤリと笑う。
……すっげぇあのトンガリボーイと目が合うんだけど。嫌な予感がする。
チーム分けの話の流れからするとまさか。
「オレはこのチョコラブとやらをチームメイトにしよう。そしてリリカ、あとはホロホロ、お前らだ」
「うっっっっっわ!!嫌だー!!!!」
「俺もリリカと同じく!!!!」
「やかましい!俺の判断に異論があるなら力ずくでねじ伏せろ!」
「無理」
全く今日は厄日かな???
私なんか悪いことした?
こんなやつとチーム組むとか、絶対無理。
そんで力で言う事聞かせるのも無理。
本音を言うと葉の方がいい。蓮より100倍マシ!!!
「大体なんで私なんだよ!」
「引き立て役はあればあるほど主役が映える」
「……そういう所が無理って言ってんだよ。人の事舐めやがって!!!あー、またイライラしてきた…」
「俺じゃ無くても竜とかでもいいじゃねぇかよ」
「俺はやだぜ!!リゼルグと組む!」
「……なら決まったのも同然だな。葉、俺はお前と刃を交わし、あの時の決着を付ける!」
唯我独尊ってこいつの為にある言葉じゃねーのかってくらい思う位勝手すぎる組み分けに気が遠のきそうだ。
引き立て役!この私が!!!!
見てろよこいつ!試合中後ろからめちゃくちゃ誤射と謳って攻撃してやるからな。覚えてろ。
「ハッキリ言う!俺は蓮が苦手なんだよ…!」
「苦手なら勝手に楽しくお笑われトリオで仲良くつるめばいいだろう。戦いは俺1人で充分だ」
…こいつのこのビックマウスで今決めた。次の試合でこいつの背中に風穴開くまで誤射しまくってやろう。
確実にいつか殺す。背後に気をつけとけよ。