Chapter11 〜化身〜






一刻後、吉良が目を覚ますと、既に室内には誰も居なかった。

書類は副官の席にあったものまで綺麗に片付けられ、目の前に一枚書き置きがあった。


―疲れ取れた?

今日の修行、気が向いたら来てね。


恐らくこれを書いた相手が言う通り、此処最近身体に感じていた気怠さが綺麗に無くなっていて。

軽く自己嫌悪に陥る。

短い書き置きを握り締めて。

吉良は暫く項垂れていた。


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