Chapter12 〜葛藤〜






「じゃあ、お爺ちゃんと砕蜂は第一段階終わったのね。二人共卍解出来るし、斬魄刀との同調率は大丈夫だろうから、霊子制御に進んでね」


取り敢えず一区切りついた二人に耳飾りを渡して、場所を変えてもらう。

同じ場所でやっていては、威力があり過ぎて周りが集中出来ないはずだから。


そろそろ夕食の時間だ。

多分白哉もそろそろコントロールを終えるだろう。

冬獅郎は少し前に終わらせて、のんびりお茶を飲んでいるから。

外で放てばそれだけで瀞霊廷の数区画は吹き飛ばすであろう威力の蒼炎が乱射されるのを遠目に見つめる。

詠唱が紡がれる度、集束する霊子と彼自身の霊圧が混ざり合って、甲高い音を立てている。

その術式に畏怖は憶えこそすれ、霊圧は殆ど揺れていない。

今、皆の封印率はゼロ状態。

封印したまま行っても意味が無いからだ。


浮竹と京楽、卯ノ花も大分安定してきた。

コツを掴んだのだろう。

狛村はやはり鬼道は苦手なのか、やちるとそう変わらないペースに見える。

それでも苦手分野に必死に取り組む人狼は見ていて少し可愛らしい。

桃と七緒はもう霊力が切れた様で、テーブルでぐったりとしている。

それぞれ霊力の上限は違うのだから、無理はするなと言ったのに。

更木は今日も暴発させまくっている。

そもそも、転換率が100を超えていないのに霊子集束装置を渡したのが間違いだったのだけれど。

今更彼方に戻れと言っても聞きはしないだらうし、好きにさせようと、私は紅茶を一口飲んだ。




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