Chapter12 〜葛藤〜





朝食の後、冬獅郎を見遣ると、黙って頷いた。

それに微笑んで、白哉と冬獅郎と共に他から離れた場所へと移動して多重に結界を張った。


「いいの?」


「あぁ」


「構わぬ」


一片の迷いも無い彼等の瞳を見て、少し微笑む。

その目に映るのは、私への強い信頼、だったから。


彼等に近付いて、斬魄刀の柄に触れる。

そのまま、静かに呟いた。


「我、創世神の名の下に、彼等に魂を与えん」


虹色の光と、金と銀の粒子が舞い。

氷輪丸と千本桜に吸い込まれた。

刹那、轟と力が渦を巻いて。

翡翠の瞳と青い髪を持ち、首元と手足が氷で出来た青年と、赤と黒の甲冑で覆われた武者が姿を具現化させる。

氷と桜が渦を巻き、牙を剥く前に、私は其処から離脱した。


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