Chapter17 〜決戦〜

「久しぶりやなぁ、総隊長さん」
瞬歩で現れた平子に、元流斉が警戒の構えを取る。
「恨みを晴らしに来おったか」
「あれ、お爺様。言ってなかった?」
きょとんと首を傾げる玲に、元流斉は目を開く。
「お爺様ぁあ?!」
「忘れておったとでも言うつもりかの、瑞稀玲よ」
「うん、忘れてた」
見当違いな所で声を上げる平子を無視し、玲と元流斉は会話を続ける。
「彼等も、まぁ味方だよ。大丈夫」
「誰が味方や!何で俺らが死神の味方せなあかんねん!」
元流斉に放たれた玲の言葉に、我慢出来ずに平子が叫ぶ。
「なら、どうして来てくれたの?」
「俺等は藍染の敵。ほんでもって、一護の味方や。ついでにお前も味方したる。有り難う思え」
「へぇ?そんな事言うの、平子真子」
にっこりと、神力を解放する玲に、平子は冷や汗を伝わせる。
「チョーシノリマシタ。ミカタサセテクダサイ。瑞稀サマ」
「宜しい」
満足気に頷く玲と平子のやり取りを見て、取り敢えず敵ではないと判断した元流斉は、刀の柄から手を離した。
「騒がしい。後でやれい」
彼の言葉に玲は肩を竦め、平子は瞬歩でその場から消えた。
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