Chapter1 〜淫呪

一番隊隊主室にて。
私は厳格さを感じさせるお爺さんと向き合って座って居た。
冬獅郎や白哉、ギンにスターク、ウルキオラ、グリムジョーは門前払いされ、各隊の隊主室へと戻っていった。
そこで、私は前回自分がしでかした事をお爺ちゃんから聞いた。
副官さんも外して、二人きりで。
「そっか。仮面の軍勢と破面を仲間に引き入れて死神化させた…、それをお爺ちゃんに受け入れてもらうために貴方の記憶だけは消すわけにはいかなかったってことね」
「何度も言うがお爺ちゃんはやめい。儂は総隊長じゃぞ」
「えー…じゃあお爺様」
「…ふむ、まぁよかろう」
「あ、もしかして前もそう呼んでたの?」
「そうじゃの」
頷く山本元流斎重國と名乗ったお爺様に、とりあえず呪いのことを説明しておいた。
話が進むに従って、顔が恐ろしく怖くなっていったけれど、一応全部伝えることは伝えた。
「…ふむ…して、その呪いの発動条件は」
「それがわからないんだよね。多分私より弱い人には反応しないと思うし、お爺様も大丈夫。勘だけど」
「先程グリムジョーと鬼事になったと言ったが、奴はどうじゃ」
「…危機感を抱いたから逃げたんだと思う」
「…そうか。ならば今の其方よりも霊圧が高く、尚且つ相手が年頃の異性であれば反応する可能性があると」
「そう言うことになるね」
「…ならば隊長格各位に其方に触れることを禁じておく。暫くはなんとかなるじゃろう」
「うん、お願い」
その後、隊主会にて瑞稀玲に触れることを禁ずのお触れが出された。
意気消沈したのは何も十番隊と六番隊の隊主のみではない。
そこの隊長付と、三番隊の隊主、隊長付もかなり落ち込んでいた。
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