姑息デモ越エネバナラヌ


「此処からは大人の時間だね」

……なんか聞こえてしまった。鳴野っちに連れられて来て見ればなんと物騒な声が。敦くん、聞いてなくてよかったね太宰。暫くして出てきた太宰に私は、引き攣った笑みを浮かべた。

「聞いてたんだ?」

二人して頷く。太宰はニッコリと笑みを浮かべると私に近づく。

「頼むから敦くんには言わないでくれ給えよ」

太敦見れなくなるのは辛いから言わねえよ。そう思った私らであった。

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講堂へと集まり、守勢(ディフェンス)と攻勢(オフェンス)とこれからのことが決まった。ちなみに、講堂には姐さんは来てない。平井ちゃんも何処かふらっと出て行った。まあ、大丈夫でしょう。早々、守勢は社長、乱歩さん、与謝野女医、賢治くん、小雪ちゃん。攻勢『甲』の国木田と谷崎に、攻勢『乙』の太宰と敦くんに、『越』の私と咲羅ちゃんだ。

最も、中也が来るのだ。小雪ちゃんがいたとしても太刀打ちが………。まあ、襲いに来るわけではないが。そんなことを考えながら、立ち上がった。
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