其々ガ考エル範囲内デ
思いっきりクレーターを残したところで、福沢さんが問いかけてきた。
「貴兄らの提案は了知した。確かに探偵社が組合の精鋭を挫けば貴兄らは労せずにして敵の力を殺げる。
三社鼎立の現状なればあわよくば探偵社と組合の共倒れを狙う策も筋が通る。」
私は、黙ってそれを淡々と聞く。中也が素敵帽子と呼ばれ、ラブクラフトとスタインベックがご機嫌組とか言われているのには笑いかけたが。なんで釣った。と乱歩さんに言われ事務員と応え時に私は、森さん怖えとか思った。
「ああ、そうだ福沢さん。1つ忠告だ。」
中也も驚く視線を見せている。私は、口角を上げた儘だ。
「安心し給え、喩え国木田君や谷崎君が間に合わなくてもこの事を予知していた君の社員達がいるからね。それに、君らの事務員は最も酷い目に合う可能性のほうが高いけれどね。君の社員によってね」
小雪が、目を見開く。それって真逆。と聞こえた。
「そう、鳴野と咲羅だよ」
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「…春野さん!ナオミさん!貴方は先に!」
でも、と聞こえたが問答無用だ。スタインベックとラブクラフトの姿は確認済みだ。咲羅はなにしてやろうかなとか聞こえそうな勢いだがまあよい。
「車、借りるよ。」
彼女らは、頷くと咲羅と共に列車が来るの近くまで移動させる。ここにいれば、よい。そう言って。
「気をつけてくださいね」
ナオミさん達に笑みを向け、走る。早く戻れ。早く戻れ。タイミングよく引っかからせるために!
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