自殺愛好家トノ会話

「聞いてくれ給えよ!いい自殺方法が…って、楽さんではないか!久しぶりだねえ!」

彼は太宰治。元マフィアであり、私の後に入った人間だ。かと言っても彼とは一年くらいしか変わらない。先代の一件の立会人でもある。

「元気なようだな?太宰。自殺愛好家なのは変わらないようで。一度、病院にでも行って頭を治してもらったらどうだ」

相変わらず、中也みたいに酷いねえと言えば私は林檎をぶん投げた。太宰は見事にキャッチしたが。鳴野っちに視線を移せば、苦笑いを浮かべていた。そういえば、サングラス変えたのだろうか。この前見たやつではない。

「…で、どうしてここに?」

私は、簡単に事を説明した。芥川くんを怒らせたの。なんて言われれば私は笑みを浮かべておいた。まだ、敦くんは出てきていないのだろうか。太敦が見たいのだが。芥樋もいいが、太敦も同じくらいにって…腐女子が抜けてない。抜けてくれると助かるんだけど。肩をすくめかけた。

「お前の大好きな相棒は、現在遠征だからいないからな。残念だな。」

いや、嫌いだから。そう嫌悪感丸出しの表情(かお)を見て私は腹を抱えて笑う。ああ、面白い。やはり、双黒は面白いではないか。
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