ほしくず


マクギリスの幼馴染_02:続き:ラスタル:小話[20161123]

::ほんのり裏


一枚一枚と、ゆっくりと服を剥いでいく。まるで中々手にすることの出来ない、稀有な果実の皮を剥くように。

細い首筋から鎖骨、ラスタルの手にちょうど良い、膨よかな乳房。括れた腰から美しいラインを描く尻、そして恥部。

己が唇と手で、なぞるように愛撫する。
双丘にある桃色の先端を口に含めば、華奢だが訓練により程よく引き締まった脚が、シーツの上に波を作った。

年甲斐もなく、ラスタルの心は昂っていた。
目の前のご馳走を余すことなく味わいたい。しかし、がっつくのはいただけない。ゆっくり、じわじわと、彼女の奥深くに刻みつけるように。ラスタルという雄を。

慎ましやかな花弁を押し開き、一つになる。と、何かに引っかかったような違和感と、微かに鼻をかすめる血のにおい。
まさか、生娘だったとは。
頭の中で思ったことが、つい口からもこぼれた。

「……いけませんか?このような歳になっても、まだ男の人を知らないなんて」
「いや、そうではない。ただ、きみはファリド公と、所謂大人の関係にあると思っていてな」
「違います。まさか貴方ともあろう方から、そんな根も葉もない噂話を聞くことになるなんて。とても意外です。…第一、彼には婚約者がいます」

サラは心外だとばかりに、視線を横にずらした。噂に辟易している、といったような顔だ。

これはなんという僥倖だ。
童心に返ったかのごとく、心の底から歓喜の気持ちが溢れてくる。彼女の初花を散らした唯一無二の存在が己とは。

マクギリスの手垢が付いていると思っていた。仮に付いていたとしても、ラスタルにはどうでもよかった。そのような瑣末なことを気にすることに意味はない。
しかし、まさか初めてだったとは。予想外の結果に、心が沸き立つことを止められない。

心地よい満足感を覚えると共に、一つ、ラスタルの心に不満が落ちる。
視線を反らすことだけは許さない。
今、彼女の星が映すのは、ラスタルしか認められない。己でなければならない。こんな、ただのシーツではなく。

サラの顔を正面に向けさせ、己を見つめさせる。
琥珀の双眸に自身の顔が映ることに満足し、ラスタルは律動を再開した。


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