ほしくず


ロゼ:バーボン[20190117]

ロゼ、という名前の幹部がいる。
外見年齢は20代前半の、どう見ても染めているとしか思えない桜金色の髪をした女。本人曰く、地毛らしい。嘘だろう、とバーボンは思った。
いつから組織にいたのか、正確な時期は分からない。なぜなら自分と異なり、下っ端の時期がなかったからだ。あんな目立つ髪色をした、美しい顔を持つ女。噂にならないわけがない。しかし、自分が知る限り、彼女についてはコードネーム持ちとなってからの情報しかない。
ジンが、あの方以外に畏敬の念を抱く稀有な存在。あのジンがだ。ロゼにケーキを買ってこいと言われ、二つ返事で引き受ける様は異常だ。しかも、流行の有名店のケーキを結構な頻度で買ってくる。一体誰が行列に並んでいるのだろうか。ジン?ウォッカ?それとも二人とも?全くもって想像したくない状況だ。バーボンの脳はこれ以上考えることを放棄した。
その異常な様も、今となっては日常の一つとして組織の幹部達に受け止められいてた。一部の人間にとっては、受け止めざるを得なかったというべきか。その筆頭がバーボンである。

ロゼはジンといることが多い。必然的にウォッカともだ。ベルモットやキャンティ、コルンと一緒にいる時もある。かとおもえば、アイリッシュやキールとも。先日はピスコと高級料亭で食事をしたそうだ。もちろん支払いはピスコだ。

容姿に似合わず凛々しい言葉遣い。白魚のような指。銃など持ったことがないような。
だがしかし、手合わせでは、アイリッシュを呼吸一つ乱さず伸す実力。見た目からは想像がつかない。どう見てもアイリッシュを倒せるほどの筋肉はないのにだ。全くもってわからない。
バーボンにてとって、ロゼとは得体の知れない人物だった。組織のボスやラムと並ぶほどの。ボスやラムと違い情報や交流があるが、だからこそより分からない。
ただ言えるのは、組織壊滅にあたり、彼女は非常に厄介な人物であるということだ。
それが、バーボンの知る、ロゼというコードネームをもつ女の情報だった。


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