メガトロン




メガトロンと彼女が交際を始めたのはデストロン軍団周知の事実であった
彼女は普段からメガトロンのそばにいる時悩ましげな顔を浮べる時が多々あった、はじめこそ気にはしないようにしていたもののついに痺れを切らしてメガトロンは問いかけた何を悩んでいるのかと
言い淀む彼女に兎に角言葉にしてみろと言えば観念したように彼女は話した

「私メガトロン様の2番目でも3番目でも、何なら何番目でも気にしません・・・ですが私の寿命がなくなるあと数十年だけできれば要らなくなってもいさせて欲しいなと」

あまりの答えにメガトロンは驚いてしまう、そして深く重い排気を零して小さな恋人を見下ろした

「愚か者め、後にも先にもお前以外いる訳がなかろう」

数百万年生きてきた中でお前だけが特別だと告げれば彼女の頬はみるみる赤くなるので気分がよくなった
そして思い出したように言葉をつづける

「だがしかし妻として迎えるのはあと3年は待て」
「どうしてですか?」

今すぐ貴方のものになってもいいのにと彼女は思っていればメガトロンはそれまで目を見て話していたのを背けて気恥しそうに

「スピード婚は離婚に繋がるというだろう」

と続けた、かの破壊大帝も離婚というのは堪えるのかと理解して思わず小さく笑ってそれは絶対にないですよと返事をするのだった

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