LL号



丁度いいところにと声をかけられ足を止める、珍しく船長室にいる彼女に呼ばれて入ってみればよく見る面々がズラリと列を成していた
ロディマス・ドリフト・スキッズ・ホワール・トレイルカッターその向こうには腰に手を当てた彼女が如何にも怒っていますとアピールした顔で立っており、両隣りにはラチェットとウルトラマグナスが険しい顔をしていた
どうしたんだ?と問いかければ彼女は言葉を濁らせるが分からなければどうしようも無い、自分を呼ぶということはなにか事件なのだろう?といえば観念した

「私の下着がどこかに行ったの、それでみんなに聞いてて」
「なるほど、1回だけ?」
「ううん、もう多分10回くらい」
「ふむ、上下バラバラに取られてるのか」

でないと数が合わないもんなと思えば彼女は早速当たった推理にそうなの!と声高々に同調した、そしてじゃあなぜこの5人が?と問いかけるとよく自分の部屋を出入りしてる知ってそうだから。ということだ
彼らは口々にまぁ待てよ、落ち着けよ、というマグナスもラチェットも流石に呆れて何も言わないようだ

「答えが欲しいかい?」

そりゃあもう当然といわんばかりの顔に困ったものだなと1度考える、だってきっと彼女は怒ると思う、取り敢えずここにいる"全員"その下着泥棒の犯人だ、だって見てみなよ腕を組むロディマスの腕のターボエンジンの所には君のパンティが掛かってるし、ドリフトの腰の刀のところには白いブラジャーが、ホワールなんかは指に引っ掛けた紐パンを振り回してる、トレイルカッターもボンネットに君の黒いブラを乗せてる、マグナスも両耳のアンテナのところにパンツを引っ掛けてるし、ラチェットも同じく頭の角のようなあのパーツにブラジャーをつけている

「ねぇナイトバード犯人を教えて?」

全員の視線が降り注ぐ、あぁ分かってる分かってるさと口を開く

「もう少し調査を続けないとわからないな・・・あっ」

思わず手を広げればその中から1枚の布切れが落ちて彼女の前に晒される、それをみたヤツらはおいナイトビートズルいぞ!やら俺が狙ってた下着なのに。だとか口々に言ってくるクソっうるさいぞ!
ハッと全員が慌てて口を閉ざして彼女を見た、小動物のように震える彼女は今怒りに満ち溢れている

「もうこんな船降りてやる!」

ちなみに彼女がこのセリフを吐いたのははじめてでは無いが私たちはみんなでどうにか彼女のご機嫌取りをする、まぁその裏で下着の交換会があったのはもう今はいいだろう

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