安眠

※一人称

イノさんは歳上で凄く大人な人だといつも思う、部下として彼がフロントマンの職務をこなす姿をみていると気を張って疲れないのだろうかと心配にもなるものの、そう思って見つめていれば運んでいた荷物を思い切り部隊長にぶつけてしまいとんでもなく怒られた、いつものことである。

イノさんはとても優しく気遣いもしてくださり、厳しいところはあれどちゃんとフォローをして下さり、女子であるためどうしても体調に都合がつかない時は理由を理解して休ませてもくれる、物理ブラック企業といえるこの組織でもそれなりにやれてるのは彼のお陰であり、どうにか貢献したいと思いつつ先輩兼上司でもあるセールスマンさんにそれを伝えれば彼の太い眉毛がぴくりと動いて「あなた私の直属の部下ですよね?私には?」といわれた為苦笑いをしたらおしりを叩かれた⋯こういうところだとおとう。

明日から島での仕事だと突如命じられ二つ返事の了承をした日、送迎担当のパク船長にボスの様子は最近どうですか?と尋ねれば近頃は組織も少しだけ変わったことにより大変そうだといった、丁度本土で買っておいた年代物のウィスキーが役立つかもしれないと思うと嬉しくなりながら島についてはスグに着替えて仕事に向かう、なんといってもやる事ばかりで忙しいのだ。

そうして一日を終えたかと思えばいつも通り人伝にボスからのお呼び出しだといわれお土産を片手に部屋に向かう、エレベーターに乗るのは久しぶりだとか、この辺りの壁の色が変わっただとか、くだらないことを考えている間にたどり着けば今日も今日とてレコードからはクラシックが流れていて革張りの高級そうなソファには"イノさん"が座っていた。

「来たか」
「お久しぶりです、これよかったらお土産です」
「気を使わせたな、ありがたく貰っておこう」

ウィスキーのボトルを紙袋ごと手渡せば中身を取り出して彼はじっくり眺めては満足そうな顔をして並べる、そこには私が幾度か送ったことのあるものでどれも違う年代やメーカーのウィスキーで分からないなりには悪くないセンスじゃないのかと棚の見栄えだけを見ては考える。
代わり映えない仕事の話や本土での様子を報告し、近頃無理はしていないのか困ったことや必要なものは無いのかと聞く姿は上司であるがイノさんの下のクマはとても濃くて部隊長に匹敵しそうだ(あの人のクマは凄すぎて炭がついてるのかとおもうくらい)

「最近お休みは取られてますか?」

ボスが変わったことにより以前よりもずっと忙しい状況であることは理解していた、この人の変わりはいないのは前任のボスの頃からいわれておりどんな存在よりも重宝されていることは知っていた。
秘書らしき人もつけておらず、休みもあるのかと聴きたくなるものの彼は「適度にな」というが、やはりその目は充血し疲れ切っているようであった。

「よろしければ少しお休みされてはどうでしょう、何か必要なことがあれば私もお手伝い致しますから」
「お前がか?」

う"っ⋯と声が詰まりそうになる、明らかに凡ミスが多い奴の言うセリフか?といいたげであり、それはそうだけどもイノさんは本当にいい上司で先月の誕生日の時には欲しかったジェラピケの限定パジャマとジルスチュアートの限定コフレセットを贈ってくださり、こんなにもいいのかと不安になるものの彼は「ゲーム参加者が居なくては私たちの役目はない、その参加者を集めるのがお前たちの仕事だからこれくらいは当然だ」といってのけるものだから、流石我がボス⋯と思いつつうっとりとしていれば上司に頬を引っ張られて叱られた、だってくれたのスタバのギフト券だけだったじゃないですか。と嘆けば後日前から欲しいと呟いていたワンピースを買ってくれた大好きです⋯とまぁそれはさておき、兎に角そうして労わってくれる上司に何かを返さぬほうが申し訳ない為申したものの何も言わないので、ご飯とか作れます⋯掃除も⋯といいつつ勿論不安なので人差し指と親指でちょっとだけとアピールすればイノさんは考えたあとじゃあ⋯と頼み事をしてくれた。

◇◆◇

イノさんの寝室もまたシックなデザインで殺風景な部屋にも感じられる。
何度も来たことのある部屋だがベッドの上でフカフカだと感じつつ待っていればドアが開きイノさんがシャワーを浴びて戻ってきたことにピンクのつなぎを脱いでこの部屋でしか着ないキャミソールワンピの高そうなパジャマに着替えた私は隣に腰かけたイノさんに「頭乾かしましょうか?」と聞いてタオルを手に取った。

「悪いなこんなことを頼んで」
「いいんですよ、自分だと面倒ですし、人に世話を焼いてもらうのっていいですよね」
「そんな歳じゃないがな」
「疲れた時は楽しなきゃいけませんからね」

寝る迄いて欲しいと頼んだイノさんは最近寝れてもいなかったんだろうと簡単に想像できた、後ろに回って頭をタオルで乾かしてあげるとその広い背中がどうも疲れきったようにみえて、洗面所からドライヤーを取りに行きしっかりと乾かしていくといつもの柔らかいイノさんの髪の毛に戻っていく。
あまり白髪がないんだとか、高くていいシャンプーなんだろうと感じる香りだとか、寝る時のスウェット姿は新鮮だなとか、髪の毛を下ろしたら結構幼くてかわいいんだなぁとか、イ・〇"ョンホンに似てるよなぁとか、色々思いながらもイノさんの短い髪を乾かし終えては、少しだけウトウトしているように感じて、あぁ相当疲れてたんだと感じると頬が少しだけ緩んでドライヤーを片付けて戻しに行こうとすれば手首を優しく掴まれてしまう。

「頼みたいことがある」

正直すごくかわいい⋯イノさんって甘えてくれるタイプなんだ⋯と少しだけ大喜びしている現在、膝の上に頭を置いてる彼の頭を優しく撫でていた。
足は少し痺れちゃいそうだけどイノさん自らが頼んでくれて膝の上でお腹に顔を埋めるように抱き締めてくる彼の姿は初めてで、母性のような何かが湧き上がってきてしまうのは、普段この人が寡黙でクールな人だからだろう。

「ナマエ」
「はっ、はい!」
「心配させて悪いな」

頭を撫でていることに怒られるかもと懸念していたがイノさんの柔らかい声が聞こえて、こんなにも優しい声で話してくれる人なのだと知っては、こんな程度なら業務外でいつでも対応しますと笑えば大きな手が頬を撫でてくることに心地良さを覚えて思わず目を細めると影が射し何をされるのか理解しては唇を塞がれる。
少しだけカサついたイノさんの唇は柔らかくて普段はしてくれないけど心地いいからもっと欲しいと自ら唇を重ねて、何度も何度もリップ音を奏でてキスをしてしまう。
休ませてあげなきゃと思っていながらもイノさんの指が胸元のパジャマのゴムを引っ張って下ろしていくと、下着をつけていなかった私の胸が晒されてしまい恥ずかしさに目をぎゅっと瞑るとイノさんの手が胸を撫でる。

「あっ♡」

くすぐるみたいな焦らした撫で方がもどかしくて、人差し指がくすぐるように胸の先っぽの縁を撫でて体が震えているのにイノさんは気にせずに唇を啄んでちゅっちゅっとキスをする。
いつもみたいにスルのかな?なんて決まったことのように考えてしまう時点で期待していても今日のこの人は酷く優しくていつもの様に意地悪なんてする雰囲気もなく、胸を触れていた手を一度離しては枕元に置いていたクッションを手繰り寄せて私の肘に合わせて置くと、私の左手を取り頭を抱えさせて胸に吸い付いてしまう。
まるで赤ちゃんの授乳みたいな姿なのにイノさんは何も言わずに吸い付いて舌先でおっぱいの先っぽを転がすから、思わず声が出ていくのに次は右手を取られてスウェットのズボンの硬いところを触らされる。

「あっ⋯♡イノ、さん?」

どういうことですか?と不安に声を掛ければ何も言わずに視線だけが向けられて、あぁそういうことなんだと理解して彼のズボンに手を伸ばせば必然的に身体は前のめりになってイノさんにおっぱいを押し付けるような形になってしまうが彼は右側に吸い付きながら左側を揉みしだいていた。
これもイノさんの為だからと言い聞かせつつズボンと下着の中に手を入れていくと、熱くて硬いイノさんのおちんぽがそこにある。
軽く触るだけで服を着てるからか熱くて先端が濡れていて手を少しだけ汚すのに、私はとても興奮していて今日はこの人の為にしなきゃと必死に考えてゆっくりと撫でた。
先っぽを人差し指でぐちぐちと撫でて溢れてくるそれを手のひらに纏わせて全体に広げるように撫でる、上から下、下から上と触れるとイノさんの身体が少しだけ震えると同時に強くおっぱいを吸われて私の身体も興奮してしまう、カリカリと指先で先っぽを引っかかれて舌で転がされて気持ちよくてイノさんの頭を強く抱き締めると腰を浮かせて私の手に押し付けるイノさんの態度は甘えているのにどこか支配的で、次第におちんぽを触れる手も大胆になっていく。

「はっ、ぁ♡」

時折声が漏れるけどイノさんのおちんぽもぐちゅぐちゅと音を立てていた、どれくらいお互いに慰めていたんだろうかと思う頃、イノさんが起き上がり優しく私の手を外してキャミソールの肩紐を下ろしておっぱいを剥き出しにさせてクッションを背に仰向けに寝かされては今度は私がイノさんに抱きしめられるように頭を抱えられてイノさんにワンピースの裾を捲られ足を開かされる。

「相変わらずだな」

そういって下着の上から指で窪みを撫でたイノさんの声に否定も肯定もできずに俯いていると下着に指をかけられて腰を浮かすと、スルスルと脱がされて左足だけに残された下着は遠目に見てもわかるくらい色が変わっていて私は恥ずかしさに思わずイノさんをみつめれば彼は胸に抱き寄せてくれてゆっくりとあの指先で濡れたそこを撫でる。

「ッ⋯♡」

脱毛して無くなった毛の部分を撫でて落ちていく指を汚してしまうのがわかって、いつものことでもぐしょぐしょに濡れてることが恥ずかしいと感じて思わずイノさんの身体に手を伸ばして抱き締めれば、指は止まることなく間を撫でてクリトリスを通り過ぎて簡単にナカに入ってきてしまう。
ごつごつとした指はゆっくりと入ってきて、そしてある一定のところを目掛けてトントン♡と叩くものの、そこがずっと気持ちいいから思わず身を縮めて逃げようとするとイノさんは私の背中をぎゅっと抱き寄せてお互いの右足を絡めるようにして逃がすことのないように固定されてしまう。

「あッ♡ぁ♡イッ、ノさ♡♡」

胸元に抱きしめられて声が籠って息だってしづらいのにイノさんの指は止まることなくぐぢゅぐぢゅと音を立てて攻めてくる、気持ちいいことしかわからなくなってイノさんのシャツを握っても何も言われることはなくて指がイイとこしか責めてくれない、イかせる気満々の指が気持ちいいところをトン♡トン♡と責められる度に子宮の奥がムズムズしてくる。
ごりごりってGスポットばかりをいじめるイノさんはいつも無機質な感じだけど今日はとっても優しく甘やかすみたいに指で気持ちいいことをしてくる、耳元で聴こえる小さな吐息がすごくセクシーで余計にダメになる気がした。

「イノさ、んっ⋯♡ぁッ、うっぁ♡♡イッ、きそ、ぉ、です♡♡」

ちゃんといわなきゃ叱られちゃうから♡ちゃんとしなきゃ♡って頭の中で理解してるからいってるだけで本当はいいたくなんてない、だけどどうしてかそうやってちゃんと伝えると気持ちよくてイノさんはあの重たい目でみつめては何も言わずにGスポットをますますいじめてきて、頭の奥でバチバチしてきて本当に♡これ♡ダメっ♡と思った頃には身体中に電流が走ったみたいにつま先から感電したように気持ちいいのが流れてきて足がピンッ♡と伸びてしまう。

「っ、たの♡♡イッ、た⋯からぁ♡ィ、ま♡」

普段ならこんなことせずに挿入れてくれる筈のイノさんはイッたばかりなのにまた指を動かし始めて気持ちいとこを撫でたかと思えば、更にクリトリスまで触るからこれは本当にダメ♡♡って気持ちいいの本気でクるからって手を退けようとしても力なんて入らないし反対に見つめられてしまえば何も出来ずに見つめてしまう。

「イッ、たのに♡♡イッく"ッ、やっ、ぁっ⋯ンゥ〜っ♡♡」
「調子がいいな」

いつの間にかイノさんにおまんこをぐずぐずに溶かされて、イクどころか潮までたくさん吹いているのがうっすらとわかっていた、シーツが少しだけ冷たくてイノさんの指も私のおまんこもぐちゃぐちゃになってえっちな音を立てているのがわかるし、気付けば上に股がったイノさんは私のおっぱいをちゅうっ♡と吸いながらおまんこをよし♡よし♡してくれていて。
頭の中じゃ何をされてるとかどうしたらいいかと色々考えるのに気持ちいいことに流されてしまっていて上手く進んでいなかったが、おっぱいに顔を埋めるイノさんの顔色はちょっとだけ良くなってる気がした。

「ッ⋯♡ッ⋯♡」

何回くらいイかされたのか分からないくらいは気持ちよくされて、寝そべっていればイノさんは慣れたように服を脱いでいきベッドの下に投げ捨ててそのまま足を掴まれて開かされてはぐぐ〜ッ♡♡と簡単におちんぽが挿入されてしまう。
足をあげられているからか少しだけ苦しいもののイノさんは優しく頬を撫でてくれて様子を見てくれるから笑えてるか分からないけど笑ってみたら、そのままイノさんは腰を揺らしていく。

「ッ♡あっん"ッ♡う"ッ♡♡」
「あれだけシタから滑りがいいな」
「ほっ"♡お"ッ♡イノしゃっ、ぁ♡♡」

向かい合って普通の形で繋がると恋人みたいだと感じてしまうのはイノさんが好きだからだ♡恋人とかじゃなくていいけどキスをされたりえっちをすると勘違いしそうになる。
気付けば私はイノさんの上で沢山腰を振ってえっちをしてた、イノさんは無表情だけど優しくて気持ちいいところを沢山遊んでくれるし、やっぱ今日は甘えたい日なのかおっぱいばかりをいじめられる。

「お"ッ♡おお"ッ♡♡っ、く、きもちぃ、いのクる♡♡」
「あぁ好きにシテいい」
「ほっ♡おっ♡ッく〜〜♡♡」

イキすぎてバカになったおまんこは深イキして意識を奪う、頭の中がバチバチと火花を散らして考えられなくなってしまっていればイノさんは無視していつものようにそのうち人形を相手するみたいに腰をバチンバチンッと強く打ち付けてきて気持ちいいことをしてくる。
イッたばかりなのに止まらないイノさんの上に倒れ込んでしまうが何も言わずに抱き締められて下からズンズン♡と突き上げられると意識がどこかにいってしまいそうになる。

「はぁっ⋯そろそろ⋯」

低く聞こえたイノさんの声にイクんだと理解してぎゅっと首に腕を回して抱きしめると腰を掴まれて下から最奥目掛けて激しく突き上げられる、激しく腰を打ち付けられて私は情けない声を上げることとイノさんの精子がのしくて閉めることしかできない。
イノさんのザーメン♡奥にほしい♡そのまま赤ちゃん作りたい♡
本能なのかなにか分からないのに頭の中で響いてイノさんのおちんぽをぎゅうっ♡♡と強く締め付けると、イノさんはそのまま熱い吐息を吐き出しながら私の中でイッてしまい、ドクドクと脈打つ感覚を味わいながら何処か嬉しいように感じて抱き締めていると前髪を払い除けられて唇を重ねられて背中を撫でられる。

「よくやってくれた」

まるで部下や犬を褒めるみたいなその言葉に目を細めて嬉しさを噛み締めては目を閉じる、イノさんは本当にいい人だと痛感するからだった。
数十分後目覚めて置かれていた薬と水を飲み干して身だしなみを整え直しては、イノさんに膝枕をして頭を撫でていた。
ベッドのシーツは変えたけど明日マットレスごとまた交換しておかなきゃダメだと思いつつ、ウトウトしているイノさんに部屋の電気を小さくしていった。

「気を使わせてすまないな」
「いつも良くしてもらっていますから」
「だいぶマシになった」
「このまま寝るならよかったら添い寝をしましょうか?」

いい時間だし抱き枕や温もりがあると睡眠の質もあがりますよ?なんて断られることを分かっていながら一応聞いてみればイノさんは少し黙ったあと「明日は午後からでいい」といって下さったことに嬉しくなりつつ二人で布団の中に入って抱きしめ合う。
イノさんは直ぐに寝入ってしまい心地いいのか胸元に顔を埋めていた、下ろした前髪を撫でてはそのこけた頬や目の下のクマを撫でて、この人が一人で安眠できる日がくるのはいつのなのかと思いつつ優しく抱き寄せて背中をポンポンと叩いて小さく子守唄を歌う。

ほんの少しだけいつものお礼のつもりで。
いつかこの人にも安眠が得られますようにと祈ってあげながら。