逆バニー

この職場のいい所は時間厳守であることだった。
元より時間をしっかりと守るタイプの彼女にとっては決められた時間での生活というのは非常にありがたいものであり、その日も18時の業務終了のアナウンスが流れては心安らかに部屋に入ろうとした間近、四角マークのマスクをつけた言わば上官より"あの方"がお呼びだ。
といわれてしまえば残業が確定してしまい残念に感じつつも素直に言うこと聞き、一人迷路のような場所をスラスラと慣れた足取りで歩いてはエレベーターに乗り込み自身を呼び出した者の部屋に入った。

「お呼びでしょうか」
「来たか、まぁこっちに来い」

クラシカルなブラックやブラウンを基調としたヴィンテージ物で揃えられたその部屋は毎度の如くモデルルームのように整えられていた。
自分達の頂点といえるフロントマンはその廊下を突き進んだ部屋に立っており、普段通りにヴィンテージ物のウィスキーを一人静かに飲んでいたが彼女が部屋の入口まで来れば顔を上げピンクのつなぎと丸が描かれた黒いマスクを見つめた。

「飲むか?」
「苦手なので」
「知ってる、水か?ジュースか?」
「コーラがいいです」

本来はこんな風に気さくに話をしていい相手ではないと知っていたが業務時間外の現在は関係がなかった、お前に彼女が彼に呼び出されることは一度や二度でもない為に一体今日は何なのかと思いつつ手渡された冷えたコーラの瓶を受け取り刺さったストローに口付けては怯えたようにチラリと彼を見つめた。

「頼み事があって呼んだ、次のVIPの接待に参加しろ」
「私が⋯ですか?」
「そうだ」

上司命令にノーはない、そもそもここでの彼の命令は絶対なのだから拒否権がないのだと彼女は思いつつ、微かに唇を尖らせて物言いたげな顔をするのは彼女自身が自分の性質を理解していたからでありフロントマンも彼女が何を言いたいかを理解しており、自身のデスクにもたれかかりながら彼女の心中を当ててやった。

「トロくてグズでのろまでドン臭くいつも怒られてばかりでお人好しなだけでここじゃいつも誰かしらにいびられているような、本来プレイヤー側の方がずっと似合うお前だとしても、今回は接待しろといってるんだ」
「言い過ぎでは」
「今回はVIPが随分と多くて人手不足だ、お前がどれだけ普段の仕事において評価は悪かろうが酒を注いで隣に座るくらい出来るだろ」
「それはまぁ、そうですけど⋯というかいいんですか?アレってプロの方を呼んでるじゃありませんか」

次に感じた疑問は接待をするには彼女が自分では役不足であるということだ、幾度もゲームを回してきた経験があるためVIP達の様子をみたことはあるが彼女にとって異質な空間であり、接待を担当する女性たちは奇抜な格好でありながらも美しいモデルのような人間であることは知っていた。
そこに一般人が⋯と思いながらも、もしや接待といいつつも酒を出す程度の給仕なのかと思い浮かべては納得しては「まぁいいですけど」と彼女が告げる頃、フロントマンは品定めするように頭の先から足の先までをじっくりと眺めた。

「となれば衣装合わせだ、これを着てみろ」
「制服ですか?いま?」
「あぁ今着替えてこい、接待もどこまで出来るかみてやる」

今日は随分と長い残業だと彼女はガックリと項垂れつつ渡された見慣れたロゴマークの入った黒い箱を受け取っては洗面所に足を踏み入れた。
しかしながら彼女は箱を開いては現れた布たちに首を傾げた。
レザー調のその布は明らかに高級なものでオートクチュールで作り上げられた唯一無二のものであろうスーツだ、そう、バニーガールの⋯
しかしながらそのバニーガールのような衣装は明らかに彼女の認識しているものとは違い目を丸くした、ご丁寧に書かれた説明書を見ては彼女はワナワナと震えてはフロントマンに文句を言いたいと思いつつも仕方なく袖を通すのだった。

◇◆◇

「一体何時間かけるつもりだ?朝になるかと思ったぞ」

その言葉に彼女はソファに腰掛けていたフロントマンに「こ、この服なんですか」と震えた声で問いかけた、その言葉に振り返ったフロントマンは彼女をじっくりと眺めた。
それは所謂バニーガールといえる衣装だった、バニーガールとは遊び場には不可欠であり、完成されたデザインの衣類に身を包んだ女性たちを目で楽しみゲームを遊ぶというまさに人間の理想でもあるだろう。
しかしながら彼女が苦言を呈しているのには理由がある、それはその衣類の布の面積や位置が逆であるということだった、本来バニーガールとは競泳水着のような形であり胸や腹などは隠れているはずだったが、彼女が今身につけた衣装はその反対に両手両足は隠れていたが大切な場所への布は何一つなく、ニップレスや前貼りのようなものだけで隠されていた。
まるで性的娯楽の為だけに用意された衣装だといわんばかりのその制服に彼女はフロントマンに抗議を示すが冷静に足の先から頭の上まで眺めるフロントマンはひとり納得したような態度であった。

「衣装サイズは問題なさそうだな」
「ありますよ!なんですかこの服!有り得ませんよ!」
「VIP接待用の制服だ、問題があるか?」
「ありまくりですよ、こんなっ、ぁ」
「ちゃんと着けろ外れかかってるぞ」

怒り心頭だといわんばかりに抗議する彼女の胸元のハートのニップレスが外れたことをすぐに直してやるフロントマンではあるが、彼女は恥ずかしくてたまらずに思わずその怒りの勢いを落としては黙り込んでしまい羞恥心から爆発して消えてしまいたくなった。

「後ろをみせろ」

そんな彼女のこともそのままにあくまでも制服の確認だといわんばかりのフロントマンは彼女に背中を向けるようにいえば彼女はまた困ったように眉を下げて躊躇うため「給料カットするぞ」と脅せば彼女はそれだけはと泣きたい気持ちを味わいながら不慣れな高いハイヒールでゆっくりと後ろを向いた。

「おい、尻尾はどうした?」

フロントマンの声に思わず彼女の頭に付けていたカチューシャが揺れた。
尻尾という言葉にそれがどんなものか理解していた彼女はあんなものが付けられるわけが無いと思いながらも口に出来ずにモゴモゴとしてしまうがフロントマンは苛立ちを強らせた。
簡単な職務をこなせない彼女に「持ってこい」と低い声で告げた、その言葉に彼女は逆らうことは出来ずにゆっくりとまた洗面所に向かうとフロントマンは寝室に先に向かったのであった。

「持って⋯来ました⋯」
「遅すぎるゴミ処理場まで行ってたのか」
「すみません」
「とっとと後ろを向いて足を開け」
「それってあの、着けるんですか?」

如何にも苛立っていると言いたげなフロントマンはいつの間にかコートを脱いでおり、広いベッドに腰掛けては戻ってきた彼女の手から黒いフワフワの短いうさぎのしっぽを手に取って当たり前だと告げる。
しかし彼女がそのしっぽを着けることに驚くのは無理はなく、しっぽはクリップや紐などは付いておらず三角形のような柔らかいシリコンプラグがついていた、そして彼女はそれをどのように使うかを理解しており、フロントマンもまたそれを着せるために道具を用意していた。

「何度も言わせる気か?VIPたち相手には服を着せてもらう可能性もあるだろ」
「で、でもこんなの恥ずかしいです」
「今更だ、期待してるくせに今更そういうな、わかってるなナマエ」
「⋯わかりましたイノさん」

それでいい。と彼女の返事を聞いたフロントマンはベッドに座ったままでいればナマエは背中を向けて薄く足を開いた。
黒い前貼りのみしか貼られていないその場所はあまりにも無防備であり、むき出しの彼女の丸い形のいい臀部が晒され、細いボンテージのニーソックスの上に僅かに乗った太ももの肉がまた雄を刺激する。
フロントマンはゆっくりと手のひらで彼女の臀部を撫でて、その薄い割れ目に指を這わせると彼女の肩が大きく揺れる。

「ナマエ、足をもう少し開いてケツを見せつけろ」

名前を呼ばれる時、彼女は部下でありながらも彼のために奉仕する道具として調教されていた、それ故に彼女は先程までの拒否する態度も出さずにもう少しだけ脚を開いて腰を曲げては彼に自分の場所を見せつけるように尻肉を自分で掴んで晒した。
薄い毛が大事な部分を隠そうとしていたがそんなことも無意味に自ら晒すナマエは口にせずとも期待していた、興奮したように尻を震わせる彼女にフロントマンは黒いゴム手袋を装着して指の先までしっかりと着けているのが音で判ると目の前の壁をジッと見つめた。

「っつめた」
「我慢しろ、すぐ人肌になる」

まるでパンケーキに蜂蜜をかけるように彼女の臀部に冷たい液体がかけられフロントマンはその液体を指で拭っては彼女の身体の割れ目を撫でて、ギュッと入口を閉じた小さな穴の周囲を撫でる。
ふっくらとして縦に割れた彼女のアナルはまるで期待していた、フロントマンにそうした趣味はあまりなかったものの、ナマエはセックスにおいて言い訳をしておきながらも相当な好き者であることは知れていた。

「相変わらず使い込まれてるようだな」
「そんなこと⋯」
「こんなのなら自分で挿入れることくらい簡単だっただろう」

出来るわけがないとナマエは内心反抗した、いつも彼らに弄ばれるがそんな趣味はないのにと言いたかったもののいえばいうだけ酷くされる事を知っていた彼女は口を閉ざすしかない。
フロントマンは彼女の入口を人先指の腹で撫でて刺激してやればまるでその場所は彼に靡くようにヒクヒクと蠢いて彼の指を手招いた。

「ッ⋯♡⋯ぁ♡」
「簡単に私の指を飲み込んだ」
「っ♡あっ♡んっ⋯ぅ♡」
「声を極力抑えろ、これが仕事なら客の楽しみの邪魔になるだろう」
「は⋯いっ♡」

彼の指が狭いナカに沈んでは的確に彼女を責め立てた、声を出すなといわれ必死に手で口を覆うが僅かに漏れる声は静かな部屋の中で響いているように感じてしまい駄目だと意識すればするだけ声が出てしまうように感じられて彼女はギュッと目を閉じるがフロントマンの指はソコを慣らす以上にナマエに快楽を与えるように刺激していた。
次第にローションで滑り慣れたソコにもう一本の指が侵入しより激しく抽挿を繰り返してやるとナマエは足を震わせて声をさらに出してしまう。

「あっ♡っあ♡ゃ⋯あ♡イノさっ♡お"ッ♡♡」
「命令の一つも聞けないとはな、仕方ない」
「お"ッ♡ソコッ、ぁあ♡だめっ、だめれすっ♡イグっ♡♡」

着実にフロントマンの指は彼女に絶頂を教えようとしていた。
それ以上に彼はナマエの身体をよく知っていた、ダメだと口先ではいっておきながらも抗えないものを与えて苦しみ泣き喘ぐ彼女に胸の内を熱くさせるフロントマンは指を締め付けるその小さな穴にそろそろかと勢いよく片手に持っていたアナルプラグを挿入してやるとナマエは「おほッッ♡♡」と下品な声を出しては足を震わせ床を汚した。

「⋯また汚したか」
「ご、めんなさ⋯♡ぁ⋯イノさ、んごめんなさい」
「はぁ本当に役たたずだ、もう一度前を向いて立ってみろ」

絶頂の余韻にも浸らせてくれない彼に命じられるがままによろよろと立ち上がったナマエはぐったりと倦怠感の残る身体でもう一度立ち上がり彼に振り向いた、身体は火照りあがって白い肌を晒した部分はほんのりピンクに色付いておりこれはこれで芸術的で美しいじゃないかとフロントマンは思いつつ視線を下に下ろせば、彼女の足元は随分と汚れており貼っていたはずの前貼りも薄く外れかかっていた。

「これじゃあダメだな、改善が必要だ」

一人そう呟いたフロントマンに分からずに眺めていれば彼はベッドの横の棚の中を漁ってはキツイピンク色の道具を取りだした。
棒状のそれはナマエでも分かるものであり、所謂ディルドであり彼はそれの電源を入れてはしっかりと動作することを確認してはナマエをみつめた。
彼女の表向きはなんてものを⋯だろうがフロントマンはその彼女の本音が聞こえていた、期待していることを。

「こっちに来い」

低い彼の声に呼ばれてはゆっくりと近付くナマエは何をされるのか理解しており、恐怖と興味と好奇心がせめぎ合っているが身体は素直だった。
彼に刺激をされたせいで外れかかる胸元のニップレスもまた彼の指で直されるが無意味であり、じっとりとした重たい瞳がまた彼女を見つめる。

「お前は頭も身体もいうことを聞かないな」
「申し訳⋯ぁ♡♡ござ、いません♡」
「私は服をちゃんと着ろと命じただけだろう?」
「そうッ⋯です♡」

ベッドに腰かけた彼の前に立ったナマエは彼の手の中で振動するディルドで足の間を撫でられた、期待して勃起したクリトリスを振動するおもちゃで触れられると彼女は思わず甘い声が混じり始めるがフロントマンは眉一つ動かしている様子はない。

「簡単なことも出来ない」
「そ、う♡です⋯♡」
「お前に出来るのは足を広げて男を誘うことくらいか?」
「ち、が♡ぃ⋯ます♡」
「だがその才能の方があるだろっ」
「ひゃっっ♡あっ⋯ぁあ!♡♡」

期待して濡れた彼女のナカに簡単に沈められたそれは無機質な機械音を奏でており、彼女は耐えきれずに思わずフロントマンの肩に手を置いたが彼は気にした様子もなく見つめた。
当初の仕事だということも忘れて快楽に溺れる彼女の流されやすさに呆れつつも男しては悪い気分ではないと弄ぶように手で遊んでやれば彼女は身体を震わせ声を漏らす、目の前で揺れる彼女を見てはVIP相手の接客であれば使えなくは無いかと思いつつ根元まで呑み込めというように奥まで押し込めば苦しそうな声が漏れるが決して嫌な訳ではなさそうでフロントマンは鼻で笑って手を離した。

「お前が身体だけじゃないというならドリンクのひとつでも用意してもらうか」
「…は、ぃ♡♡わ、っかり、ました♡」

ここで待っていると告げれば彼女は泣きそうな顔をしながらもその姿のままで子鹿のように脚を震わせて部屋を出ていく、言われた事は懸命にこなそうとする真面目さは評価しているが流されやすさと気の弱さは彼にとっては邪魔なものだった。
野心が多い者が多い中で彼女はできうる限り安全圏にいこうとするがそれが更にトラブルの種を増やしているとは気付いていないのだろう。
そうこう考えるうちにいくら経っても戻ってこないことに小さな溜息を零したフロントマンは寝室を出てメインルームにいけばそこには座り立てなくなったナマエが肩で息をしながら必死に身体を丸めていた。
まるでそのその姿は獣に襲われて怯え震えた子ウサギのようであり、男の劣情を誘うには十分な姿だった、足音なく近付いたフロントマンの気配に気付いたらしい彼女は振り返っては赤く染った顔に潤んだ瞳でフロントマンをみつめては息も絶え絶えにつぶやく。

「イノさ、ぁ♡ごめ⋯、なさっぁ♡」

彼女の足元には割れた瓶とグラスがあり彼女は用意をしていたが落としてしまったことや震えた足に耐えきれずに座り込んでいたのだと気付いてはフロントマンは大股で近付き座り込む彼女の前でおもむろにベルトを外して硬くなった自分のモノを取り出して彼女の髪を掴んでは無理矢理喉奥に射し込んだ。

「ん"う"ッッ、う"っ⋯ふっ、ふ♡」
「お前は本当に役に立たない」
「ぅ"⋯ン」
「全くどうしようもないな」

無理矢理されていたとしても眼下の彼女は決して嫌では無さそうで何処か恍惚とした姿でありフロントマンは呆れながらも彼女の頭を掴んでは何度も激しく前後に動かした、まるで道具のような扱いだというのに彼女はフロントマンの足に手を添えてそれを望んでいたように奉仕するためどうしようも無いと呆れ半分どうしようもない愛おしさを感じざるを得なかった。

「上手いな」

この才能だけは持っているのは女だからなのかそれとも彼女が淫乱な淫売だからか、フロントマンは色のついた息を吐き出しては彼女の口から自分のものを引き抜いて腕を掴み立たせては濡れて足や布の少ないはずの衣類を汚す彼女の足の間のキツイピンク色のディルドを外してやると同時に自分のモノを勢いよく挿入してやった。

「あ"あ"ッッ♡♡」

普段であれば彼女が小さいためしづらい行為も高いハイヒールを履いたおかげか楽であり、濡れそぼって彼の前に受け入れていたことも相まってか簡単に最奥まで挿入ってしまい、彼女はその勢いに体制を崩してしまいそうになるが掴まれた両腕が馬の手綱のようになっており倒れることを許されなかった。

「これなら⋯VIP共も喜びそうだな」
「あっ♡や、ぁ♡ぃや♡イノさ⋯っんがいい♡♡」
「仕事に文句をいうな、それにこんな姿のお前を奴らに触れさせるわけない」
「ンッ♡ぅ⋯ほ、んと?♡♡」
「あぁ約束する、大丈夫だ」

元より彼女はあくまでも足りないウェイトレス代わりなのだからとフロントマンが告げれば彼女は納得したようで自身の手を掴むフロントマンの手に指を伸ばして絡める、あくまでも部下として特別可愛がっている彼女をVIPという名の汚い金持ち共の遊び道具にさせるわけがなかったが不安を覚えていた彼女に彼は慰めるように頬や唇に優しくキスをして慰めながら腰をぶつけるとぎゅうっ♡と悦ぶように締め付ける。

「イノさ、んなら♡イノさんなら⋯ぁ♡イイ、です♡」
「あまりそうやって相手を喜ばせる言葉をいうな」
「はっぁ♡だ、って♡ほんと⋯です、から♡♡」

どれだけ厳しく言われたとしてもフロントマンが彼女にほんの少し同情をして優しくしていたことを彼女は知っていた、彼の本名を唯一知る彼女だからこそ彼からされることを強く拒否することも出来ず受け入れてしまうのはそれだけ彼を信用し想う部分があるからで、フロントマンはそんな彼女の母性に似た優しい心に少しだけの安心感を覚えていた。

「あ"ッ♡しっ、ぽは♡♡ダメッッ♡♡イノさっん♡」
「どこもかしこも喜ぶお前だからな、VIPにはバレないようにしなければならないな」
「は、ひっ♡♡イノさ、んにだけ♡♡イノさんっ♡すきっ♡きもち、ぃのクるっ♡♡」

フロントマンの下でフワフワと揺れていた白い尻尾をぐりぐりと手のひらで押してやればまるで彼のものを食い千切らんとばかりに締め付ける彼女にフロントマンは思わず下唇を噛んではより強く腰を打ち付けた。
部屋の中に二人の繋がり合う音と彼女の声が響き、より一層甲高い声が上がると同時に背を弓なりに反らしてフロントマンを締め付けた彼女に耐え切れずにフロントマンは自分のモノを引き抜いてその白い背中に白濁を吐き散らした、まるで自分の所有物だというように⋯

◇◆◇

「それで⋯この制服はなんなんですか」
「VIP用の制服だ」
「何平然といってるんですか!前のと全然違うじゃありませんか!」

数日後ゲームが開始されて三日目の夜、フロントマンの部屋でキャンキャンと子犬のように吠える彼女に鬱陶しいといわんばかりの眼差しを向けるフロントマンは「文句があるのか」と呟けば彼女はないには無いがと自分の制服を見つめ直した。
それは前回の破廉恥なバニー服とは真反対のワンピースタイプの平凡でどちらかといえばかわいいと言えるようなバニーガールの服だった、ハイレグでもなくミニスカートのタイプで胸元は大きく広がっているが前回の完全に晒されたものと比べれば遥かにマシだった。
しかしそれがあるのならば前回の衣装を着た自分がただ遊ばれたようであり不満だと彼女は吠えていた。

「お前だけそれにしてやったんだ、文句をいうな」
「うぅ⋯最初からあったならこれでよかったじゃないですか」

ブツブツと文句を言いつつも仕事をしろと命じられた彼女は慣れないハイヒールで向かおうとフロントマンに背中を向けたが彼もVIPを歓迎するために彼女と共にエレベーターに向かえば彼女の腰に手を回し、そしてゆっくりとスカートの下を撫でては尻尾を撫でてやった。

「っ⋯♡」
「これが終わったら可愛がってやるから文句をいうな」

精々仕事のミスをしないようにというフロントマンにそれ以上声の出せぬ彼女は俯いて頷いた、仕事終わりのボーナスゲームを心待ちにしながら。