痴漢される

数ヶ月ぶりの外出申請がようやく受理されたことによりそれまでの仕事のつらさ等、屁でもない程気持ちが楽になりこの三日間彼女は鼻歌でも歌いそうな程に心地よくしていた。

荷物を詰め込んで一週間の外での休暇を得た彼女は与えられたホテルに荷物を置いて必死に調べていた様々な行きたかった店に向けて足を向けた。

久方振りの私服のスカートや3cm程の短いヒールのパンプスに違和感を抱きつつも、その不便な自由さが彼女をより一層喜ばせるものであり、小さなカバンをひとつだけ手にして乗った電車で次は何処に行くかと考えつつも丁度時刻は夕方を回っており、一日の時間の速さというものを感じながらもしみじみと外の世界の穏やかさに胸を撫で下ろす。

以前の彼女であれば聞きなれなかった筈の銃声や悲鳴が当たり前に聞こえる状況下でいつも小さなストレスを感じている彼女にとって外の世界はこんなにも自由と楽しみに満ち溢れているのかと感じられた。
スマホを片手に調べ物をしようとしていたが地下鉄は混雑を極めており、反対側の扉側に押し潰される彼女は苦い顔をしつつも小さいが故に人混みに押しつぶされることしか出来ず、その手はスマホを弄ることさえ難しくなりゆっくりとスマホを握り落とさないようにと必死に身を縮めたのだった。

次の駅まではそれなりの距離があり、それまで潰されたままかと小さなため息をついて諦めながらも揺られる彼女はふと自身の足元に当たる他の乗客の荷物に(抱えるとかしてほしいな⋯)などと思いつつも静かに耐えていた、そしてその荷物を持つ手が彼女の背中より下にある小さな尻にあたることについても苦言を呈したいが満員電車の中でそんな文句も言える訳もなく黙り込んでいた。

「⋯?」

しかしながらその手に違和感を感じたのは明らかに電車の揺れではなく、自らの意思で手の甲を押付けているように感じたからだった。
きっと気のせいだと言い聞かせていればその冷たい手の甲が彼女の剥き出しの太ももに触れたことに思わず身体が大きく震えてしまうがあくまでも手の甲であるため、これは間違いなのだと言い聞かせるうちに手は大胆にも彼女の太ももを指先で撫でた。

「(痴漢⋯だよね、これ)」

こんなところでこんなことになるとは思わなかったが人が押し潰し合うように立っている電車の中で彼女が声を上げることは出来なかったのは気の弱さからだった。
しかしながら反対に彼女に触れる手はそれを更にいいように当然受けとっては肉付きのいい太ももの内や外を何度も撫でていくが、その手がさらに上に行くことに彼女は思わず身を捩り抵抗をしようとするも前方は締まりきったドアであり、あたりは人で囲まれていることに暴れることは出来なかった。

「(次の駅で降りなきゃ)」

もうあと2、3分で次の駅だと気付いた彼女は目的地でなくても降りてしまおうと、それまでは我慢しようと胸に寄せていた手を強く握り身を丸くして耐えるがその手は狭い人混みの中でも自由に動かして彼女のスカートの中の尻を掴んでは何度も撫で回した。
薄いショーツ越しに感じる相手の手はとても大きく明らかに異性の手であり、それもその手の大きさからしてもそれなりに身長のありそうな相手だと推測した、弧を描くように撫でられたと思えば突如掴まれて揉みしだかれる度に彼女は顔に熱が篭もり逃げ出したいという気持ちが昂ったが逃げられなかった。

アナウンスが流れてもう時期、次の駅に着くのだと知ると早く逃げ出さねばならないと彼女は思う頃、相手の手は彼女のスカートの下の下着をギュッと真ん中に寄せて引っ張った。

「あっ♡」

ダメだと思わず声を抑えたが誰の視線も彼女には向かず聞こえてはないことに安心するのも束の間にその手は下着を何度も寄せては戻してと繰り返して彼女に刺激を与えると、彼女は自分でも恥ずかしいが濡れていることを知って今すぐ降りてしまいたいと思った頃、アナウンスが流れてドアが開き人混みが少し緩和され彼女が逃げようとするが即座にまた入ってきた人混みにより車内は密集されて、さらには先程背後にいた相手がより身体を密着させていることに気付き彼女の腰近辺に相手のズボン越しに硬い何かが押し付けられていると感じては危険信号が頭の中で発信されていたが逃げる術はなかった。

次の駅までは凡そ10分以上あり、逃げられない彼女は静かにまた太ももを撫でる手に震えていたが、ふと視線をあげてドアに反射する男を見てはその身を別の意味で震わせた。

「ようやく気づきましたか?」

まるで蛇のように鋭くねっとりとした瞳がガラス越しにまとわりついたかと思えば小さな声で囁かれる、時刻は17時過ぎであり地下鉄であったことを彼女は思い出してはここいらが彼の"テリトリー"だったと思い出す。

セールスマンと呼ぶ彼は仕事仲間の一人であり、いつもナマエに意地悪をする男だった。
彼はようやく彼女が気付いたことをいい事ににこにことした表情で少しだけ身を屈めて耳元で声をかけた。

「随分"ヨさそう"でしたね」
「そんなこと⋯」
「知らない奴に触れられてると思ってたんでしょう」

違うと否定しようとする言葉が出てこなかったのは図星ではなく、彼の手が彼女の内ももを撫で下着の上から恥部を撫でたからだった。
同じ"会社"で働くセールスマンは業務内容は違えど彼女を今の仕事に誘い込んだ存在であり、何かにつけて彼女に絡むようになった、まさか休みの日に偶然とはいえ顔を合わせると思っていなかった彼女は降りるまでの嫌がらせをされるのだと察しては顔を俯かせて「やめてください」と小さく呟いたがその声は人混みの中では消えてしまいそうだったが彼にはしっかりと聞こえていたようで「ん?」と分かりきったような声が聞こえた。

「お願いします、ここは⋯っ」

嫌がらせにしてもだと彼女が内心思いながら頼み込むものの彼はただその指先で撫で回すことに人混みの中微かに動く手で彼の手を止めるように重ねてはもう一度お願いします。と頼めば動きが止まりいうことを聞いてくれるのかと安心するのも束の間に小さな声で提案される。

「ゲームをしましょう」
「嫌です!」

思わず声を張上げて否定した彼女だが思わず自分に向けられた視線に慌てて咳をして誤魔化したがセールスマンはガラス越しに楽しそうに静かに微笑んでいた、彼が提案するゲームで拒否権があるわけがないのだ。
いつだってそう決まっているのに拒否したのは彼女がそれほど嫌だからだった、こんな軽薄に張り付いた笑みを見せる彼がまともなゲーツを提案するわけがないのだから当然であるが、止まっていた手がゆっくりと動き彼女の手の甲を撫でて指を絡め恋人のように手を繋いだ。

「次の駅まであと5分ちょっと、それまでイかなかったらいいだけです」

そんなゲームのどこが楽しいのかと思わず彼女は眉間に皺を寄せて不服そうな表情を浮かべれば彼は楽しそうにするばかりであり、握った手に力を入れて彼女の身体により一層密着した。

「勝てばそれで終わりなんですから、いいですよね」
「本当に勝ったら終わりですからね」
「ご理解頂き感謝します」

態とらしく丁寧な言葉遣いでそういった彼に対して不満足な態度で同意すれば交渉成立だと言わんばかりに手を握られてしまう。

仕事終わりのサラリーマンやOL、学校終わりの学生、子連れや老人、まさに社内は老若男女の群れのようであり押しつぶされそうな程の人混みであった、一度大きく電車が揺れると人々も足元を緩くさせ隣の人にみんながぶつかる頃、セールスマンはわざと彼女にぶつかりその身を密着させカバンを彼女の足元に置いた。

まるでゲームスタートというように。

「…っ」

冷たかった手は彼女の足から体温を奪うように次第に人肌程に暖かくなり彼女の形のいい尻や肉付きのいい太ももを撫で、一通り終えれば早急に彼の手が下着のクロッチ部分に触れた。

「随分とここだけ熱く蒸れてる様子で」
「⋯」

そんなことない。と声を出したいものの下手に会話をして人目を浴びたくもない彼女は無視を決め込んで顔を俯かせてドアにもたれかかればそれは彼にとって好都合であり抑え込むように身を寄せてはクロッチ部分を指先で撫でてやると彼女自身も身体が自然と反応してしまっていることに気付いた。

しかしセールスマンはその反応は想定内であり下着を彼女の窪みに押し付けてやれば濡れたそこは下着を汚し彼の指に熱を与えるとクツクツと彼女にだけ聞こえるように小さく笑ったことに彼女は消えてしまいたいと感じた。
ゲームだと言われてしまえば拒否権はなくとにかく自然反応は仕方がないからと無視を決め込もうとするが彼の指はそれを許さずに彼女の身体を火照らせていき、下着越しに指を窪みに緩く差しては抜いてと繰り返す、布が与える刺激は慣れぬもので気持ち悪く彼女は小さく震えながらも耐えていた。

いつまでその強情が続くものかと思いつつ指先で遊んでいれば「それ、いや」と小さな声がようやく漏れ出すもののセールスマンは聞こえないフリをした。
明らかに聞こえているはずの声だが返事をしない彼の意地悪さに彼女は声をかけたかったがこれ以上声を上げることにより人に何かをしていると思われてしまえばと考えては何も言えずにいるが彼の意地悪な焦らした愛撫が続く頃、電車がまた大きく揺れて思わず身体が揺れたセールスマンは目の前のドアに手を添えて体制を崩さないようにとすれば、彼女は自身の左横に置かれた彼の腕に自分の手を添えて小さく呟いた。

「お願いします、コレはいやだから⋯」

表情は見えずとも彼女が"お願い"をする時はどのような顔をしているかを知っていた彼は今すぐそれを見たくてたまらなかった、きっと真っ赤な顔で眉を下げて今にも泣きそうな顔で頼み事をしていることだろう。
それがどれだけこの男を喜ばせるのか彼女はいつまで経っても理解出来ずにいるからこそ、こうしてからかわれる原因となるのだ。

「仕方ないですね⋯♡」

そういった彼の長い指先が下着の中に侵入すれば簡単にその手を汚したことに気付く彼女は溶けてしまいそうなほど熱くなっていた、周りにバレてしまうことも彼から与えられるこれからの感覚も全てが彼女の脳を刺激し、そして身体に反応させるというのにそこまでの考えはできなかった。

「すごく濡れてますよ、期待しましたか」
「⋯ちが、♡っう♡」

花弁を撫でる彼の指は時折その敏感な花の芽にあたってしまうが決して無理に触れることはなかったものの、彼女の腰が微かに期待したように彼の手に寄せられていることを本人は気付きもしないがこれこほサラリーマンの日頃の努力結晶とも言えるだろう。

「触られたいんですかナマエさん」

時間はあと三分、このまま何も無ければゲームを終えて彼女はこの後期待していた純豆腐の店にいけるのだ、気になるアパレルショップにもいくことができる、夜は長いのだから少しくらいハメを外すのもいいかもしれないと様々な考えがあったはずだが彼女はずっともうこの男に教え込まれていたのだ。
だからこそ彼の左腕に頭を寄せるだけでなにもいえなかった、まるで小動物が暴れるような姿であくまでもセールスマンに判断を委ねるといいたげな彼女の態度に彼は下腹部がより一層熱を帯びて苛立ちさえ感じては優しく撫でていた指を蜜壷の中に沈めては初めから彼女の弱い場所を撫でてやり、早急に行為を進めん言わんばかりの行動に驚きつつもそれは確実に彼女自身なにをされるのか理解していた為、口もとを抑えて必死に抗おうと努力した。

「⋯ッ♡、っ⋯♡⋯ぁっ♡」

小さく震える彼女が望むようにしてやれば膝を曲げようとしてしまうことにセールスマンは足で彼女を支えてやり、乱暴だが彼女の喜ぶやり方でナカを責め立てた。
電車はあと一分ほどで到着するが彼女が如何に喜ぶかを理解していたセールスマンは奥のざらついた箇所をトンッ♡トンッ♡と撫でてやれば耐え切れない声が微かに漏れ出してしまい彼女はドアに頭を置いて必死に口元を抑えた。
それでもセールスマンの長い中指と薬指が奥を責めたて続ければ彼女は必死に耐えようとすることを指で感じた、狭まる彼女のナカに彼は気分よく責め立ててアナウンスが駅名を告げてゆっくりと到着しようとした時、彼女はゲームセットだと思うのも束の間に一番弱い箇所を強く撫でられてはナマエはいよいよ耐えきれずにドアに身体を押付けて声にならない声をあげた。

「ァ〜〜〜〜ッッ♡♡♡」

同時に電車が停止し反対側のドアが開き人々が降りる頃、セールスマンは素早く足元のカバンを手に取り、まだぼんやりとする彼女の手を掴み電車から降りては一目散に駅構内にある共用トイレに連れ込んではドアを閉めてまだ余韻に浸る彼女の薄く開いた唇を奪い舌を絡めた。
小さな口内を支配しながらもまるでベッドに踊りながら沈む恋人たちのごとくセールスマンは彼女を広い共用トイレの隅にある便器にまで連れていき、唇を離すと同時に彼女をひっくり返すように後ろを向かせてトイレタンクに手を付かせてはその奥の荷物おきにカバンを置き、大きく足を開かせては忙しなくベルトのバックルに手を掛けた。

「負けちゃいましたね♡」

そう告げた同時に下着を降ろされた彼女はスカートを捲られてまるで下準備だといわんばかりに解されたその場所に彼の強烈なモノを沈められた。

「ひッッぅ"ッ♡♡」

あまりにも突然とした圧迫感に苦しみと快楽の呻き声に似た声が小さく漏れ出してしまい、彼女は息苦しさにハクハクと口を開ければまるで捕食するように唇を背後から奪われ、欲望の吐き出し口のように腰を打ち付けられた。
外は電車が去り下車した時よりも静かではあるが薄いドアの向こうには人の声がはっきりと聞こえていた、ほんの少し薄皮のように残った理性の彼女がタンクの上に置いた手で自分の口元を覆い隠したいと願うがセールスマンは彼女の口腔内を弄ぶことをやめては腰を強く掴み激しく揺さぶった。

「あッ♡っ、はあ、あ♡ゃ、っあ"♡だ、めッッ♡♡」
「期待していた割によくいえますね、全く何処まで人を誘うつもりなんだか」
「ッッち、が♡♡っぅ、やめ"ッ♡♡お"ッッ!!♡」
「短いスカートですあんな狭い電車で、周りにいた連中みんな気付いてましたよ」

男ばかりでしたから期待してましたか?と小さく囁かれたナマエはそんなこと気付いてなどいなかったと言いたかったが、彼の低い声とぐりぐり♡と押し付けられた腰の心地良さに自然と締め付けてしまい、その反応からまたセールスマンは面白く感じて彼女の臀部を撫でた。

「初めに手の甲を押し当てていたの、あれ私じゃありませんよ?」
「へ?♡ッッえ"ッ♡」
「ナマエさんの近くに居たのは気付いてましたけど、真後ろは本来私の隣の男だったんだ、他のやつのがよかったと?」
「そ、っなこと♡♡っっ♡っ♡」

突然の彼から告げられた真実に困惑を浮かべる彼女だがセールスマンは彼女の反応を眺めるように腰を止めてスカートを捲って除き見えた小さな臀部を両手で揉みしだいてやればヒクヒクと彼女のナカが彼を求めるように蠢く。

「私じゃない方が良さそうでしたもんね、もしかしてそういうことされたくて電車に?」

ナマエさんってムッツリですもんね。と意地悪に背後で笑うセールスマンが次の電車に乗ってまた別のやつに痴漢されたらいい等と彼女を傷付けるような言葉を幾つも告げれば彼女の肩が小さく震えており。
セールスマンは自分の胸が熱くなるように感じた、自分がみたい反応をこの女はいつもしてくれる、まるで踏むと鳴るような玩具のようだ。
けれども彼女はセールスマンに対しては苦手意識はあれど、悪人ではないとも感じていた、あくまでも仕事仲間の一人でもあり少し違うが自分を救ってくれた存在でもあるのだからそれほど悪くはない。

「ナマエさん?」

一応は機嫌でもとるかといいたげな態度で名前を呼んで顔を寄せてやれば彼女は瞳を潤ませて唇を噛み締めていた、悔しそうな拗ねたような子供の顔をする彼女になんだと興味引かれていれば彼は呆気を取られてしまう。

「セールスマンさんじゃなきゃ、許さなかったんですからね」

本当に怖かったんだと振り返っては彼の胸を軽く叩く彼女に目を丸くしたセールスマンはこの女がどうしても自分の思うような態度と違うことにやはり面白く感じては腰を掴んでやった。

「私だから許したと?」
「え?そういう意味じゃ⋯っ、あ""ッッ♡♡オ"ッ!グッッッ♡♡」
「煽るのが相変わらず上手ですね、そんなにいわれたなら仕方ないですね」

そういったセールスマンの深淵のように深い黎黒色をした瞳に火を宿したように暑く滾らせて激しく肌をぶつけてやった。
外回りをしている手前内勤の彼女とは会うことは少なかった彼は別の仲間から彼女が外出届を出したことを聞いていた、支給品のスマホにはGPSがついており彼女が何処に行くのかは上層部や万が一の際の対処として知らされていたセールスマンにとって偶然を装い出会うことは簡単だった。

これ程までに雌を醸し出した彼女が狭い電車の中で男に囲まれていれば格好の的になるのは当然であったが、最終的にここまでコトを運べたことに自分自身を褒めてやりたいほどだった彼は彼女の足を開かせてより深く押し込みつつ、腰を抱いていた右手をゆっくりと彼女の足の間に移動させては小さく主張する陰核を撫でてやった。

「う"ぅ"ッ♡♡あッ♡まって♡ダメッ♡だ、めッェ"♡♡」
「すごい締め付け、こんな所でヤられてよろこんで本当にどうしようもない」
「や"ッ♡あ"ッ、だめっ♡だっ、め♡♡キちゃっ、ぅ♡」
「ええ好きなだけどうぞ、可愛がってあげますから」

愛液で濡れきった突起は撫でやすく、簡単にその薄皮を剥いでは剥き身になった敏感な芽を苛めつつも彼は挿入したモノを軽く揺らしては内側と外側から敏感な箇所を責め立ててやった。
限界に震える彼女の色付いた耳を優しく甘噛みしては「ナマエさん♡」「イって♡」と何度も手招くように悪魔じみた囁きをしてやり、彼女の瞳からは自然と涙が溢れてタンクの上に置いた手を強く握りしめては声にならない声をあげる頃、セールスマンは自身の手元、つまりはスーツの袖口が汚れたのを感じつつ、足元の便器に溜まった水が音を立てて揺れたことに彼女がまたいつもの様に耐え切れずに潮を吹いたのだと知る。

「おもらしですか?トイレでよかったですね」
「ち⋯が⋯♡っゃ、まっ⋯て♡」
「スーツが汚れてしまったんですが、この後もまだ仕事が残っていたんですよ?」
「っあ♡⋯っあ♡っ、て⋯まっ、て♡い、まっ⋯だ、ぁめ♡」
「これじゃあ今日は仕事が出来ませんよ、全くどうしたものでしょうかねぇ!」

ワザと彼女に責任を与えて両手で腰を掴んでは絶頂を迎えたばかりの狭い場所を踏み荒らしてやった、力が抜けてタンクに身体を預けてされるがままになる彼女のスカートをさらに捲り現れた肉付きのいい尻をひと撫でしてはセールスマンはピシャンッと強く手のひらで叩いた。

「っっっ!!」
「私の仕事の邪魔をしましたからお仕置ですよ」
「やっ♡あっ、♡ごめっっっ!っなさっっ!♡♡」
「まんこ締め付けながら言っても反省がみえません」
「ッ♡ッッだ、って♡♡きも、ちぃ♡♡からっ、ぁ♡♡」

ばちんばちんと何度も繰り返してやればセールスマンの物を食い千切らんとばかりに締め付ける堕ちた彼女が素直にいうものだから、彼はこうして自分の手の中に落ちる彼女に心地よくなり一定数の支配欲を満たしては、それはもう彼自身も気付かないほど嬉しそうな表情をして告げるのだ。

「全くナマエさんは仕方ない人ですね♡」

背中に乗るようにピッタリと抱き締められては最後だというように奥を小突かれて敏感になった陰核をまた撫でられたナマエはただ甘い声を場所も問わずにあげることしか出来なかった。
肌がぶつかり合う音を奏でる頃、幾度目かの電車が来る音を聞きつつセールスマンはまた絶頂した彼女に釣られて欲望を吐き捨てては必死に生きを吸い込む彼女を窒息死させんと言わんばかりにキスをした、それはまるで動物が獲物を食らうかのように。

「お仕事ですよね、急がなくていいんですか?」

彼女がようやく普通に話しをできたのはあれから少ししてからのことで倦怠感を味わいつつ次にくる電車を待つために共用トイレから恐る恐る出てはホームのベンチに座っていた。
その隣に腰かけるセールスマンは随分と機嫌が良さそうであり「もう仕事は終わりです」と告げるものだから相変わらず彼の自由奔放さが羨ましいと規律に守れた場所で生活をする彼女は思っていた頃、電車が来るアナウンスが流れて立ち上がると隣の彼も立ち上がった。

「それじゃあ」
「ええ、終わりですけどゲームに勝ちましたから今からはナマエさんと過ごします」
「え"っ⋯いや、あの私用事が」
「負けたんですから当然でしょう?さっ、あと二駅で私の家の最寄り駅ですから」

食べたいものがあれば何でも頼めますし、とっているホテルよりずっと広くて心地いいはずだと語る彼に冷や汗を流しながらようやく取れた休みが潰されると彼女はなんとか断ろうとするもののやってきた電車に乗ろうと手を掴んだ彼に拒否する勇気ももちろん無く、彼女は眉を下げては念の為に告げた、お仕事の邪魔もできないので明日の朝には帰りますと。
そうすれば振り向いたセールスマンはにっこりと笑った。

「偶然ですね、私も今週は休みなんです、一緒に過ごせますね」

ようやく取れた休みだった、中々許可が降りずにいつもあの島で質素な生活を送っていたからようやくの自由だと喜びたかったというのにと彼女が思いつつも反論しても聞いて貰えないことを知っているが故にただ静かに眺めていれば人混みの中を割って入り二人は揉みくちゃにされるように電車に乗った。

「安心してください、たっぷり楽しませてあげますから♡」

ね?と笑う彼にそれは自分だけのくせにと言いたい気持ちを押さえ込んで所詮は組織の下っ端である彼女は目の前の男に聞く耳も持って貰えぬことを理解していたが故に負けを認めるように顔を俯かせた。
その反応ひとつでさえ、彼を喜ばせているなど到底気付かずに。

2025.08.29