スプリンガーはカップにリアンにはインパクターのことを伏せてくれといった、それを聞いていたパーセプターはとっくに新人達が彼女に伝えてくれている。と説明をしたがそれを聞いたスプリンガーは「クソっ余計な真似してくれやがったな」という、部屋の状況を聞けばリアンの部屋は現在出入りの痕跡はなく出てきてはいないと知りそれだけはまだ救いかと思った
ウルトラマグナスはインパクターを招き入れパーセプターが呼び出され部屋から出ていくのをスプリンガーも後を追いかけた

メディカル・ラボの椅子に座ったインパクターはパーセプターと治療を受けていた、入口にはウルトラマグナスが腕を組み見つめる中スプリンガーはインパクターに声をかける

「金輪際貴様のツラは見たくない」最後にそういってたな」
「よくもまぁ憶えてんな。生憎だが俺は、てめぇを牢屋送りにした奴の返事なんか憶えてねぇぜ。ましてやあの一件を水に流すなんざ…」

まるで互いに睨み合う獣のように罵りあいをはじめるがパーセプターは気にも止めず彼の紫の頭部パーツの中身を確認していく、ウルトラマグナスの宇宙船である為細かな修理が出来るほどの道具は無く細かな修理は難しいと判断しつつも手を進めればインパクターが痛みに声を上げた

「すまん、腕が鈍ってるな…頭になにか入ってるぞ、俺では取れそうにないリアンに頼むか?」
「・・・まだあいつは乗ってるのか?」

パーセプターの言葉に顔色を変えたインパクターはそう問いかける

「あぁお前がいなくなった10年はキミアにいたが戻ってきた、それと頭のものは抑止チップだろう頭蓋ユニットに埋め込んで囚人たちの所在地を把握する極小の追跡装置だ」

リアンのことを聞きながらもウルトラマグナスの抑制チップの説明に納得するG-9の看守長のフォート・マックスだけが起爆コードを知っているのかと察し彼はつぶやく、そんな彼のことを気にせずスプリンガーはG-9からの脱出方法について問いかける
インパクターは素直に今のG-9の現状を伝えた、約3年前G-9はディセプティコンの襲撃を受けた…ただの襲撃ではなくオーバーロードによるものだ、奴は突然そこを地獄の楽園に変貌させてオートボット狩りと称したり剣闘ごっこをさせたりとアミューズメントパークを提供した、開放されたディセプティコンの元囚人等により喜ぶ中でオーバーロードの支配に怯えるディセプティコンも当然居た、それがインパクターを解放したディセプティコンのスネアである
彼は疲れきった顔をしてこの地獄を終わらせて欲しいと願った、そしてその中でオートボットの囚人であり一番危険な男、インパクターに救援を求めるように頼んだのである

「オーバーロードか…作戦は延期だ、再検討する」
「やっと面白くなってきたのに馬鹿を言うな。作戦を再考するって案には賛成だがな、インパクター下がってよし」
「おい待て、肝心なトコで下がれだと?言っとくがなお前の部下になった覚えはないぞ!」
「ポヴァの一件を忘れたという気か…さぁ下がれ」

口論が激しくなる中でウルトラマグナスは慌てて2人の仲裁に入り、兎に角今は右腕の損傷部をアイアンフィストに直して貰えと指示を出す、インパクターは納得のいかない顔をしつつも部屋から出ていく中でいった

「G.9で何を考えていたか教えてやる、ひとつはな「どんなに聖人ぶってようと、スプリンガーなら俺と同じ事をした」俺は心からそう信じていた…」

スプリンガーなら同じことをした…

「だが今じゃ自分のことが情けなるぜ」とスプリンガーを信頼していた彼は呆れたように言い残し去ろうとする、そんなインパクターの背にウルトラマグナスはもうひとつは?と問いかけた

「リアンのことだ」



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