がズルは機体を二つに裂かれ、カップも投げ飛ばされ、インパクターも床に伏したところをオーバーロードは更に踏み潰そうと踏み込んだ、そしてスプリンガーを掴みあげる、オーバーロードはそのライムグリーンのトリプルチェンジャーをみつめた
「これで勝ったと…終わりだと思うのか…レッカーズを甘く見るなよ今頃は監獄にいるオートボットを残らず解放して、ここに押し寄せてくるはずだ…貴様を叩き潰す気、満々でな」
スプリンガーはそれでもまだ闘志を宿した瞳でオーバーロードをみつめ語るが彼は冷静に言葉を返す
「だといいがな…実は、レッカーズが現れたと聞いた直後に命令を下したんだよ。単純な命令だ・・・」
殺せ 全ての 囚人どもを…と彼が呟いた時スプリンガーを掴む手が撃ち抜かれた、その場にはパーセプター、アイアンフィスト、ベリティがオーバーロードを睨んだ
スパーク摘出チェンバーにて…
「ツインツイスト?」
「あぁリアンか…俺は流石に最終決戦に行けそうになくてな」
オーバーロードとの死闘が外で聞こえる中で回路スラブに横たわるツインツイストをみつけるなりリアンとトップスピンはすぐ様飛びついた、声帯シンセサイザーはその音を乱して発していた、それに気付いたリアンは彼を治したいとは思いつつもインパクター達の援護に向かいたい気持ちも強くあった
それを察したトップスピンは彼女の背を撫でる
「こいつがダメってことは俺もだ…リアン、インパクターにはお前が居なきゃダメだ、頼めるな」
「トップスピン…」
「簡単な治療なら俺も出来る、悪いがこれ以上戦いたくなくてな」
「スネアも…わかった、フォートレスもここに待機させて、ここで待機ね」
彼女の言葉にトップスピンは「回線が混線せぬよう、塗装が曇らぬように」といったリアンはこれが最後かもしれないとローターストームと共にパーセプターたちのあとを追った。
オーバーロードと対峙していたパーセプターがオーバーロードの手を撃いてすぐアイアンフィストは重たい機関銃を投げ込んだ
「スプリンガー!コレを!」
「よし!レック&ルール・・・隠れバグの落とし子めが!」
スプリンガーは声を張り上げ弾をオーバーロードに撃ち抜いた、それでもその悪魔は止まることはなく確実にスプリンガーに近づき手を伸ばし
「よくも・・・この・・・お返しだ!」
オーバーロードは苛立ちを感じながらその手をスプリンガーの顔に叩き込めばスプリンガーのフェイスパーツが剥がれ落ちた、リアンは丁度戦場に飛び込んだ時目に入ったのは倒れ込むスプリンガーと床に伏すインパクターであった、オーバーロードはスプリンガーの顔の皮のように綺麗に剥げたフェイスパーツを満足気に眺めていたがパーセプターがすぐに立ち向かうもオーバーロードは彼を蹴りあげ空気を読めと呟いた
次々と倒れる中でアイアンフィストをみてヤツは足を向けた
「後はお前だけか・・・ただ撃ち殺すだけじゃ面白くない・・・そうだ、中をくり抜いて全身の外装を裏替えにしてからきれいに磨いてやろう」
「近づくな!これは警告だ」
「お前が、俺に?」
その言葉に足を止めた、アイアンフィストのような小さなトランスフォーマーに何ができるんだと言いたげな表情だったがアイアンフィストの狙いはもう決まっていた
「あぁそうさ!何も感じないのか?腹の中が痛いはずだ、体内に異物がないかスキャンしてみろよ!さっき食らったスプリンガーの銃弾だがな、あれはタマじゃない」
抑止チップだと語るアイアンフィストにオーバーロードは嘲笑うように「爆破できねば意味が無い」という、抑止チップはエクイタスやフォートレス以外に権限がないのだと知っていた。オーバーロードのその言葉に諦めたようにアイアンフィストはあぁそうさ俺は起爆出来ない。と返事をするためオーバーロードは笑みを浮かべアイアンフィストに手を伸ばした時、エフェクトのないヒトの声が聞こえた
「アイアンフィストはね」
女の声が響く、オーバーロードのカメラには女が捉えられていた…カッパーオレンジの髪を揺らした戦士の目をした女が