生まれは地球だった、優秀な科学者であった両親はなにかに感化されて宇宙に出ることを決意し幼いわたしも連れ出された
両親にはツテがあったらしく友人から小さな宇宙船を借りてどこかの星を目指していたらしいが今となっては分からない、道中隕石の衝突によって船は壊れてしまい宇宙に投げ出されてしまい両親とは離れ離れになった
わたしはせいせいした、自分勝手で我儘なあの2人から離れられてよかったと思ったから本当は地球に残って学校に行って勉強をしていたかったから、わたしはこのまま真っ暗な宇宙の中を漂ってしんでしまうんだと悟るともう少し人生を楽しみたかったと少しだけ泣きそうになった
その時突然大きな手がわたしに伸びてきた、その日から私はオーバーロード様の子になったのだ
両親の友人だというこの方に助けられて私の人生は変わった、広いお部屋と大きなベッドやソファ、ここがわたしの楽園である
「起きていたのかアイリス」
「オーバーロード様!」
「こらはしたない真似はするなと教えているだろう」
「はい、ごめんなさい」
「寂しかったのか」
「はい」
「それは悪いことをしたな」
オーバーロード様はとても優しくて強くて格好いいわたしのヒーローの様な方だった、彼は自身を保護者だといってくれる、だからわたしに何かあれば必ず手助けをしてくれるし悪いこともいいことも全部教えてくださる
はじめこそ地球に帰りたいと思っていたこともオーバーロード様が居てくれるなら別にいらないと思った、人間とは違うトランスフォーマーのこの方と過ごす時間は幸福以外の何物でもなくてわたしはあの事故に感謝さえしてしまいそうだった
「さて俺が与えた課題は終わっているかな」
「はい、もちろん終わっています・・・でも自信がないんです」
「答え合わせをしよう」
わたしはまだ自分が未熟な子供であることを理解していたので頭があまり良くないこともわかっていた
それでも機械をいじることや数字を並べることは楽しくてオーバーロード様の分かりやすい説明も含めたらこの方と出会ってからの勉強は面白くてたまらない、わたしサイズの小さな電子パッドを手に取ったオーバーロード様はそれを流し見ていく、そして1分ほどしてから優しく微笑んで口を開く
「パーフェクトだ」
わたしはその言葉に全身が震えそうになる、そしてこれから起こり得ることに期待して体を小さく震わせた
「ご褒美をあげよう」といわれわたしは身にまとっていたワンピースのファスナーを下ろして床に落とす、ワンピースと同じ色をした下着も全て外して何も身にまとっていないわたしはパタパタと足音を立ててベッドに向かう、この時決して早歩きや走ってはならないはしたないからだ
でもきっと普段よりも歩く速度があがっていることをあの方の精巧なオプティックセンサーであれば気付かれることだろう
「さぁしてみせてくれ」
勉強はすき、このご褒美という名の"お勉強会"はなぜかとても愉しい、それはきっとオーバーロード様がわたしに触れてくれるからかもしれない
わたしが彼に引き取られてから約3年ほどだろうか数字を並べること、機械をさわること、オーバーロード様のペットのお世話をすることと別に"自慰"と"口淫"をおしえてもらった
最初は分からなかったし怖くて泣いたけれどオーバーロード様はそんなわたしに丁寧に優しく教えてくださった、わたしはベッドの上でオーバーロード様にみえるようにお股を広げれば彼の形のいい金属の唇がやわらかく上がる
期待を孕んだわたしのそこは濡れていて指を這わせていく、なんとも言えないぴりぴりとした感覚が私の頭を支配するがそれをオーバーロード様は"気持ちがいい"んだとおしえてくださったからわたしは吐息と共に漏れる声できもちがいいと伝えた
わたしがきもちよくて頭がふわふわしてくるとオーバーロード様は自身のコネクタハッチを開いて大きなその機体と同じ色のコネクタを取り出した、わたしの身長と同じくらいの大きなコネクタに手を伸ばして抱き締めてオーバーロードさまに背中を向ける形で跨ってはお股を押し付けて何度もそれにキスをする
「お、ばーろーど…さま♡」
なんども名前を呼んでわたしは腰を揺らした、自分の指をいれてオーバーロード様のコネクタに擦り付けてまるで犬のマーキングみたいだけれど頭の中は空っぽになっていく
オーバーロード様、オーバーロード様、と言葉にもならない言葉を紡いでわたしが絶頂を迎えたあとぐったりしたわたしを下ろして生殖オイルが先からどろどろと溢れたコネクタを見せつけるように何度も彼は扱いた、そして5.6回ほどその上下運動をさせてから
「だすぞ」
短い声と同時にわたしは目をぎゅうっと瞑っていれば生暖かいオイルが全身に掛けられる、そして口元に大きすぎるそれを押し付けられるのでわたしは目を瞑ったまま舌を伸ばして掃除する、美味しいわけじゃないし苦くて最初の頃はいやで堪らなかったのに今はこれさえ嬉しい
しばらくしてからわたしの口元から少し落ち着いたそれを離して優しく頭を撫でられるだけでわたしの幸福はここにあるとおもった
「今日も褒められたんです、満点だって」
わたしはオーバーロード様のペットのお世話をした、オーバーロード様と同じくらいの大きさのその子はお話はしてくれないし正直ボロボロだけど元からこういうものだから大丈夫といわれた
時折いわれて修理をしてあげたりご飯をあげる度にそのペットはなにか言葉を発していたけれどわたしには聞き取りずらく理解できなかった、オーバーロード様に教えていただいたあの方と同じ言語なのだろうが勉強途中の身としてはつらいものだ
毎日毎日オーバーロード様とわたしの日々は続く
お勉強をしてご褒美をもらって、たまにペットのお世話をする
わたしはこの部屋から滅多に出ないし出たくもなかった、オーバーロード様が「外は危険だ、また隕石が落ちてきたらお前を守れないからな」といってくださりわたしはますますオーバーロード様を好きになった
確かに壁は厚いけれど時々外は大きな音が聞こえる、曰く外は工事が多いし治安もあまり良くないんだとか、そんな中で"お仕事"にいくオーバーロード様は大変だなと思ったしわたしのためにご飯やお洋服の用意して下さるのも申し訳なさを感じる
そんな日常が変わったのは"隕石"が来たせいだった
なにがあってもこの部屋から出てはならない、なにがあっても来訪者を無視しなさいと教えられたわたしにとってはそれは驚くべきことだった
分厚い部屋の壁越しでも聞こえる騒動にきっと火事か何かがあったんだと思った、怖くなってベッドに身体を潜り込ませてはやくオーバーロード様が帰ってくる事を祈っていた
突然ドアのロックが開いて布団の隙間からちらりと覗けば知らないトランスフォーマーやひとりの人間が入ってきて何かを叫んでいた「人間の生存者がいるぞ」ってそりゃあこの星にはわたししか人間がいらっしゃないんですよ。と教えたいけれど怖くてますます蝸牛のように殻に閉じこもった
「名前は?ここでなにを?」
たくさんの質問がその人間の女性とトランスフォーマーの人達にされてわたしは怖くなって泣き出してしまい思わず部屋から飛び出した
外はきっと隕石が落ちてきたせいでめちゃくちゃになっていたしところどころ人々の悲鳴のようなものが聞こえてわたしは怖くなって立てなくなって…
「そうか、なるほどな」
「ねぇいつになったらオーバーロード様に会えますか?」
「…今はまだ難しい」
目の前のわたしの主治医のファルマ先生はカルテを片手にいつものように気難しい顔をした、あれからオーバーロード様はお仕事から帰って来てくれない
わたしを保護してくれた人間の女性ヴェリティが色々教えてくれたけどよく分からなくて覚えてもいないからわたしはここにオーバーロード様のペットだったフォートレスマキシマスと一緒に保護されている
本当は地球に帰ることもできるらしいけれどオーバーロード様がいないのに意味なんてないと思ったから辞めた、いまさらあんな星に興味もない
ファルマ先生が「精神科医がいるな…ラング…」とつぶやいたからまた新しいお医者様とお話できるのかな。なんて考えていれば今日の健診は終わりらしくファルマ先生の手に乗せられる
ここにきてからオーバーロード様の変わりはファルマ先生で先生は私にたくさんお勉強をしてくれる
「ご褒美はないんですか?」
「ご褒美?人間用の菓子類は生憎と入手ができない」
「違います、ご褒美です」
"自慰"と"口淫"だと説明したら先生はオプティックをキュルキュルと音を立てさせて丸くしたからなんだかおもしろく感じた
オーバーロード様はわたしにことある事にご褒美をくれました、優しくて気持ちいいんですよ。といえば彼は酷く顔を顰めてまたカルテに何かを書き出したから覗こうとしたら止められた
「別のものを用意してやろう」
そうですか。と返事をしたけどわたしの体はご褒美が欲しくてたまらなかった、毎日毎夜もらったご褒美が恋しくて堪らなくていただいた部屋の中でわたしは約束を破って自分にご褒美をあげ続けた
はやく、はやく、オーバーロードさま帰ってきて欲しい、その時たくさん待ってたからご褒美を…と願っては泣いた
ファルマ先生はある日わたしにご褒美をくれた、ここは病院だから患者さんが沢山で看護師助手としてわたしはオーバーロードさまのところにいた時たくさん勉強した知識を披露すればみんなが喜んでくれた
ファルマ先生のくれるご褒美はなんだかオーバーロード様にされるときと違う感じだったし、よく触ってくださったからわたしはファルマ先生のご褒美も好きになれた
「っ♡ふぁ…るませんせ♡」
「ああそろそろ射精すぞ」
「う、ん♡」
ファルマ先生はわたしのお股にコネクタをいれるようなご褒美をくれた、大きなその機械の体に押し潰されそうなくらい抱きしめられてたくさんキスされるのが気持ちよくてわたしはオーバーロード様の寂しさをファルマ先生に埋めてもらったし、これは御褒美とは異なりある種の"治療"だとお話してくださいました
それでも3年間のオーバーロード様との楽しかった日々は忘れられないし、今でも寂しく感じてしまうのにデルファイでみんなとお仕事をして先生に治療もしてもらっている中で伝染病が流行るだなんて思わなかった、有機生命体には関係の無い病気らしいけれどわたしは隔離されていればファルマ先生によく似た…ううん、もう少しおじ様のトランスフォーマーってラチェット先生の事なんですけど、現れてここは危ないから出ようといってくださった
そのときペットのフォートレスマキシマスもいて彼に飛びつけば彼は酷く驚いた顔をしたあと「きみにずっと生かされてた」といわれた、そうだよあなたずっと寝ていたからご飯あげるの大変だったのといえば少しだけ強く握られて苦しくなったところをラチェット先生に救われた
「そうですか、いまも"ご褒美"がほしいですか?」
「うん…でもなんだか誰でもいいわけじゃないみたいなんです」
「例えば誰ならいいですか」
「ううん、いまは多分マックスやラチェット先生からご褒美がほしいかも…わかんないけど」
「そうですか」
ラングはカルテにその文言を追記していく
アイリス 地球人 性依存症 PTSD と
目の前の少女はラングの趣味のボトルシップを見ては不思議な顔をしている、彼からすればまだ彼女は生まれてまもない生き物でありながら育て主のせいで歪んでいることを少なからず哀れに思っていた
「そういえばね先生」
「はい」
「このお船に乗ってから前よりずっとオーバーロード様が近くに感じるんです」
「といいますと」
「もうすぐお仕事から帰ってくるかも」
その言葉に彼は心底それが外れて欲しいと願った
診療時間終了と同時に彼女の腕に付けられた通信機が音を立てたのでラングはすぐさま応答する彼女の背後から「彼女を送りますからお待ちください」とまた彼女に酷く依存しているその人物に声をかけた、仕方がないと彼女の手を引いて歩き出した
今日もこの船は患者が多いと思いながら、この少女をどう救えばいいのか考えた
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