インパクターと交際を初めてから特に2人に不便に感じることはあまり無いはずだった、元より性格を互いに理解した上で付き合っていた為その部分は問題はなかった
だがしかしひとつ予想外なことがあるとすればアイリスが思っていたよりもインパクターは好色漢だったということだろうか、もちろん断れば不服ながらも理解は示してくれるし毎日求められるという程では無いが頻度は少ないわけではなく毎回それなりには長い戦いであった。
「いいだろ」
有無を言わさぬ彼のオプティックに呑まれるのは何度目かアイリスはじぃ…と見つめ返せば彼の右手の銛が彼女の服をつついた、せっかちなその行動に眉を下げながらダメ、の2文字が言葉にならずに消えていった
彼との行為をする中で問題点があるとすれば体格差や種族差なんてものではなく、先程彼女をつついた手の代わりにある銛だろう
それは時にドリルだったり銃だったりと負傷する度に代替えとして武器をつけられるが殆どが見慣れた銛だった、彼はそれを器用に利用して彼女の服を脱がせようとしたことがあるが残念ながら衣類はただの布に変化をした時彼女はインパクターの右手を受け入れることを拒否した、それでなくても宇宙は広い・・・広すぎて彼女が身に付けられる物も多くは無いインパクターもその時のアイリスの怒りように仕方なく彼らしくもない有機生命体の店にいって服を買うなどとしたが、3.4度目はあまりしたくなかった(彼女の注文が多いのか、はたまた2人の好みが一致しないからなのかは分からないが)
「なぁまだか」
「そんなに急かさなくていいでしょ」
「ストリップショーにしては演出がなくてつまらねぇんだ仕方ねぇだろ」
「左手で脱がせてくれてもいいんだよ」
「その布全部引きちぎっても怒らねぇなら今すぐしてやってもいい」
自身の膝の上に立つ彼女が近頃寒くなってきたと零しているのを聞いたインパクターは脱いでも脱いでもまるでマトリョーシカのようにキリがないように感じた
いつあの白い肌がみえるのかと心待ちにしては彼の指が遊ぶ様にアイリスに触れた、くすぐったそうに身じろぐ彼女にスパークが擽られるのは待てが出来ないからなのか楽しいからなのかどうなのか
ハイネックの黒い薄手の肌着の裾に手をかけてゆっくりと持ち上げられていけば黒から白い肌色がみえていく、まるでラッピングを剥がされたように現れた白い肌とまだ彼女の身体を覆う紫色に黒のレースが纏った下着
「なんだそれ」
「新しく買ったの、最近宇宙運送はどこも来てくれるから便利でね」
「派手な色だ、いつもと違う」
「んーなんでだろうね?」
くすっと笑って彼女はインパクターの胸に倒れ込んだその先が同じ紫色だということに彼も気恥しいのか視線を逸らす。こうして時々自分を誘うように弄ぶこの女を彼は口にこそ出さないが可愛らしいと思った
他者を慈しむこと愛することなど彼の人生にはなかったがアイリスだけは特別だろう、どんなにささくれようともそれを優しく包んではゆっくりと彼のスパークに触れる
「それで俺はいつまで"待て"を食らわされりゃあいいんだよ」
「ずっとか、も・・・」
「期待して濡らしてる癖によくいうぜ」
「っン♡・・・ゃ、もう・・・ぁ、やっ♡」
インパクターの左手が彼女の太ももを掴んで撫でたと思えば足の間に手が伸びてゆっくりと割って入る、彼女が弱く抵抗してもインパクターのその強引な手は止められない
彼の人差し指が曲げられて足の間の谷間を撫でるだけで彼女は男を誘う声を小さく漏らしてインパクターの胸に顔を擦り寄せる、彼女の鼻腔に入るのは鉄とオイルと洗浄剤の臭さだった。
普段洗車もまともにしないほど無頓着な彼もアイリスに言われれば仕方なくその機体を洗った、だがそうなれば確実に彼女を抱くことは決まっているし、まるでそれはセックスの合図のようでもあった
「そろそろ手伝ってくれよ」
おおきな指が動きを止めたと思えば彼女を夢に誘うような低い心地いい声が掛けられる、言葉の意味を理解している彼女の肩が小さく揺れるのを見逃さない
インパクターは後ろに手をついて小さな恋人を見下ろし、色付いた肌と普段は見られない女の顔、彼女がゆっくりと最後の砦の下着を下ろす姿をじっくりと見つめる度にそんじゅそこいらストリップなんて鼻で笑えるような価値でしかなくなるほど艶めかしかった
「あんまりみないで」
それは無理な頼み事だった、別に彼が慣らしてもよかったがいつの間にかアイリスは自分で用意をするようになった、服をめちゃくちゃにしたからかはたまた迷惑だと思っているのか今はもう分からないがそのショーを楽しんでしまう
「ん、ぅ♡…あっはっ♡」
「みえねぇよ、ちゃんとみせろ」
「やっあ、ンッ♡」
目の前で行われる行為を楽しく見つめるインパクターのことなど頭にも入らず、彼の胸に体を預けるようにへばり付けば気に食わずにした簡単に外されみえるようにと膝の上に再度座らされる
彼女の小さな細い指が2本ほど沈んで弱い箇所をいじめた、甘い声を吐きながら泣きそうな顔をするこの女を今すぐ蹂躙したいと願いながらもそんなことは許されず見下ろすばかり
「ぱ、くたぁ♡ちゅ、して」
「ンだよもうイキそうか」
「んっ♡ぉねが・・・い♡」
人間でいえばいい歳をした女だと主張する割にこの時ばかりは甘えた子供のような態度を晒すアイリスをインパクターは彼らしくもないが愛らしく感じた、顔を寄せてやれば何度もちゅっちゅっとリップ音を立ててキスをしたり硬い金属の唇を撫でる
指のピストンが早まるのを見つめて、背中に手を伸ばしてやる
「いいぞ」
そういえば恍惚とした顔のアイリスが嬌声を部屋に響かせるように発した、高まった彼女の熱と落ち着かない吐息に震える体いつだって彼女は絶頂になれずにインパクターのその逞しい胸に抱きついていた
けれどインパクターは待つ気もなく下半身のコネクタハッチを開いた、アイリスの足元に感じる大きな熱に何があるのかを理解しており緊張感を感じる
「もういいな」
有無を言わせぬその問いに顔を背けた、否定も肯定もできない震える体を彼の片手で簡単に抱き上げられる、そして慣らされたそこにゆっくりと彼の熱いコネクタの先端が押し付けられる
「いいよ」
劣情に塗れたこの女の顔はどうして自分をここまで乱すんだと数百万年生きてる中で彼は思う、腰を支えられるだけであとはアイリスに託すのがいつものやり方だ
押し付けられるだけでそれ以上進まないソレにアイリスは泣きそうな気持ちに毎度なってしまう、体格差のあるこの行為はいつか殺されてしまうのではと本気で思うからだ
足腰に力を入れてぐっと押し進める、自分の中に拡がる大きな熱と質量に小さく息を吐き出すここまで来たらこの時は気持ちよさよりも違和感だけしか残らない。
「っく、ぅ♡あっ・・は、いった?」
「まだだ、もっといけんだろうが」
「む、りだ♡・・・てば♡アッ、ん♡」
「ちゃんとしろよ、このままずっとこの状況でも構わねぇならいいがな」
意地悪そうに笑う彼を見て小さく睨みつける、彼の腹に手を添えてゆっくりと着実に彼のコネクタを飲み込んでいく。
小さく漏れる吐息や真っ赤な顔、少し膨らんだ腹を見てここまでかとインパクターも察して合図するように撫でてやる、ぼうっとした姿のアイリスは飲み込むことで精一杯だと言わんばかりの雌の顔をしている
「よく頑張ったじゃねぇか」
「んっ」
締まった。この行為の時だけインパクターは彼女にかける負担を理解しているからか極力優しく接し甘えさせてやった、撫でた左手に甘えるように擦り寄る姿にスパークが燃える
「じゃあもういいだろ、待てはできねぇからな」
彼の黄色いオプティックが鋭く光ったと思えば彼女の腰を抱いて抽挿をはじめる
小さく細い腰を片手で抱いて6割ほどしか入っていないそれでも多大な快楽の情報が彼のブレインを支配する、それはただ肉体的な心地良さだけでは無いことはわかっている
「はっぁ♡い、ぱくたぁ♡・・・っんぅ♡」
目の前で動きに合わせて自然と漏れる彼女の声を聞いてまともで居られる気はしない。出来ることならば彼女の体全てを愛撫しキスを送り全てを堪能したい、だがしかし互いの体格差や彼の片手だけというのは案外不便なものでそれらを許さなかった
「す…き♡ぱくた、アッ♡すきっ」
「あぁ」
俺もだ。知ってる。とは返事ができないほどに彼も余裕はなかった同種族とは異なる強い快楽は彼の余裕という回路を遮断させる
部屋に響く小さな女の声といらやしいほどの繋がった箇所の音、そして強く彼の機体の細かな回路が動いている音が部屋の壁に消えていく
「きも、ち♡だめ・・・イキ、そ♡♡」
「イキゃあいいだろ、見ててやるよ」
「やっだ♡そっ、しなっで♡」
「オラッみせろよアイリス、お前を」
普段の澄ました姿ではなく乱れきった誰も知らない顔をと青臭い子供のように彼は求める、いつだって恋人の知らない顔を望むのは愛する者だからだ
胸に倒れ込むアイリスに彼は口角を小さくあげる、顔が見えないのは残念だが彼女の声と萎縮具合でどんなものかは理解出来る
「っっく♡ごめ、なさぱくた、ぁ♡♡」
強い締めつけを感じて彼も厳しい顔をするがまだ終わる気は無いと腰を進める、そうすれば絶頂した彼女は永遠にそこから戻れないようで声に余裕がさらになくなる
「ったく、いつもテメェだけ先にイキやがって」
「ご、め・・・なさ♡♡とま、てぇ♡きもち、のヤ♡」
「もうすぐ射精してやるから我慢しろ」
「ひっぉ♡♡」
もう少しと奥にねじ込めば8割ほど飲み込むそこはまるで子を孕んだように膨らんだ、苦しそうにしているそこはきっと明日また赤黒くなるかもしれないと思ったが止められない
ふと右手を見れば興奮を収められずに彼のスリープ台は傷だらけで余裕が無いことがよく映し出されている、アイリスの小さな細い腰を少しだけ強く掴んで顔を彼女に寄せる
それは合図だと理解しているアイリスは彼にしがみついては顔を上げた
「ンッ♡ぁ・・・インパクター・・・すき」
彼の聴覚センサーから大脳ブレインやスパークまで響き渡る甘ったるい女の声に彼は悦んだ、その小さな唇を狙って顔を寄せれば自然とキスをされ2人して同時に果てた
両手で抱けた暁にはきっとコイツを腹上死させてしまうなとインパクターは思いながら自分を受け入れる小さな恋人を抱きしめる、いつまでも愛していたいのだから片手で充分だと彼は思いながら冷めぬ熱に浮かされた彼女の背中を優しく労わるように撫でるのだった。
▲▼▲
- - 7 -
top