「彼氏が欲しい!」

そう部屋で声を上げたのはロストライト号の有機生命体であるアイリスだった、女子部屋と称したその部屋には女性達の集り所になっており、全員の視線がひとりの人間である彼女に向けられる

「この船に沢山いるんだし探したら?」
「きっといい人見つかるよ」
「ラグもアノードもカップル、リワインドとクロームドーム、テイルゲートとサイクロナスも…オマケにラチェットとドリフトなんて、とにかく私も彼氏が欲しい!」

イチャイチャと抱きしめ合いながら彼女に返事をしたラグとアノードに噛み付くように彼女はこの船にいる有名なカップル達の名を口にしては子供のように駄々を捏ねたもので部屋の中にいた面々はますます訝しげな表情で彼女を見下ろした

「実際どんな人がいいの?」
「うーん、出来たら人間」
「そんな無茶な」

二人からの質問に素直に答えたはずが呆れた返事が返ってきてしまい彼女はますます苛立ちを感じていた思わずそばに居るアノードを蹴ってみるも金属の体には無意味で反対に彼女は足に響く痛みに顔を歪めれば赤い機体の彼女は舌を出して子供のように笑った

「そういえば次の星は色んな種族がいるみたいよ、大きいし観光地としても人気だし、滞在期間も長めに取るって船長が言ってたわよ」
「それ本当ヴェロシティ?」
「正確な話は船長達に聞いてみるといいかも」
「もし本当ならみんなで合コンしようよ」

合コン?とその部屋にいた面々、ラグとアノード、ヴェロシティとノーティカはちいさなヒトを見下ろし問いかけた
地球の若者たち…まぁ大体成人を超えたくらいのそういう年齢の人間達は男女を複数人集めてお酒を飲んでそれぞれいい雰囲気になればカップルになろうと次のステップに進むのだと地球を離れて数年の彼女は偏った知識を得意げに披露した
面白そうと普段通りの飲み会の席と変わらないと思っているらしい彼女達はノリ気でそうとなればアイリスは早速船長室で次の星の滞在期間等を聞こうと嬉しそうに部屋を飛び出して行ってしまう


それから数日後
アイリスは新しい惑星(地球人でも通常通りに活動できる場所だと確認が取れた為)に足を踏み入れた、随分と有名な観光地らしくトランスフォーマーも問わずに歓迎されていた
アイリスは早速合コンのセッティングだとノーティカを引き連れ酒場に行き予約と人数を告げた、次に人を集めるのはどうしたものかと悩ましくしていれば酒場の亭主が店に貼り紙をしてやろうといった、少し違う気がしなくもないがその言葉に甘えどんな相手が来るのやらと期待に胸を弾ませそのままノーティカを引き連れ買い物を楽しんだ

「そんなに布ばっかり買ってどうするの」
「布って…こっちは新しいスカートとトップスでしょ?こっちは下着に…こっちは新しいパジャマで」
「どれもこれも似たような布ばかり、特にコレなんてどうして」
「ま、万が一があるかもでしょ?」
「万が一って?」
「もうノーティカってば頭が固いんだから」

学者様には分からないのか?とアイリスは呆れつつ彼女がつまみあげる普段は買わない下着を奪い取れば彼女は興味津々に問いかけるものだから観念して子供に話すようにその説明をしてやった

そうしてその日の店の予約時間より少し早くに来店したアイリスはホログラムのノーティカやヴェロシティを連れては鼻息を荒くした、店内には普段見かけない人に近い有機生命体が多くおり酒場の亭主は彼女の顔を見るなり美人ばっかりだから食い付きが良かったよと声をかける
そうして案内された店の奥の個室に入れば女子が三人(ラグとアノードは他に予定ができたと言われ振られたのである)に対して相手の男性達は倍の人数がいた、年齢はバラバラ見た目も違い隣のノーティカが「あれって」と言葉を出したがヴェロシティは彼女の口を封じたもののアイリスはそんな二人に気付かずに席に座り合コンという名の飲み会が始まった

「自己紹介しようぜ、俺はロディ」
「うちの船長と同じ名前してるんだね」
「私はウルトラ…失礼、カルロだ」

生ビールのようなアルコール飲料が運ばれ全員がグラスを重ねて乾杯をして自己紹介を始めた、ロディ、カルロ、スキニー、トレイリー、スワイブ、ホワル、ランディ、メグとそれぞれ短く挨拶した彼らに年齢もバラバラであるのにどんな繋がりが?とアイリスは興味津々に問いかければ同じ旅の仲間だという
隣に坐るノーティカが時折アイリスの顔を見ては心配そうな顔をするものの何も気付かぬ彼女は楽しそうに微笑んだ、だがしかしそんな自体はものの一時間で終えた

「結局これロストライトの面々じゃん!」
「おっようやく気付いた」

そう言って笑いつつ次の酒を注文するのはスワイブと名乗っていたスワーブであった、現場の盛り上がりは早いものでアイリスは嬉しそうに酒を飲み続け気付けば隣にやってきていたロディマスのホログラムの膝に座って彼の胸を叩いて笑った時ふと彼のホログラム機能が停止した
そうして現れた姿に驚いていればどうやら長時間使用するものでは無いらしいそれは次々と全員の本来の姿に戻ったというわけであり、先程のメンバーもロディマス、マグナス、スキッズ、トレイルカッター、スワーブ、ホワール、ラング、メガトロンというなんとも言えぬ奇妙ないつもの面々であった
結局そうなればロストライトの面々に通信を入れて用事を終えたメンバーが船長達の奢りだと知って次々とその場にやってきてしまう、トランスフォーマー向けにも展開している店内は数十名いてもまだ余裕があるほどでアイリスは気付けば普段通りの飲み会に変わったことに呆れつつもほろ酔い気分でグラスに口をつけ続けた

「残念だったな」
「メガトロン…本当に、せっかくお洒落したのに」
「似合っているぞ」
「ありがとう、でも本当残念」

あーぁとアイリスが空になったグラスにいつの間にかピッチャーで置かれた酒を入れようとするものだが彼らのサイズになったそれは当然持ち上げられず話し相手となったメガトロンは仕方なく彼女の小さなグラスに注いだ

「そんなに男が欲しかったのか?」
「まぁ多少は」

流れとはいえもう地球を離れて数年、最後に恋人がいたのは数年前であり恋に現を抜かしてもそろそろバチは当たらないだろうと彼女は笑う
メガトロンもそれはそうかと相槌を打ちつつ自身のグラスに別で注文していたエンジェックスを注ぎゆっくりと飲んだ
ホログラムの姿の彼は初老の男性で大人らしく色っぽかったとアイリスが褒めれば彼は僅かにそのオプティックの奥の瞳孔のようなカメラを縮めて驚いた顔をしたあとまた少し彼も部屋の熱気に酔わされていたのか「今のワシでは意識は出来ないと?」というものだから今度はアイリスが呆気を取られる
まさか彼からそのように言われるとは思いもよらずにそうではない。と告げれば彼は優しく微笑みアイリスの髪を大きな指先で撫でた

「お前の欲した種族では無いかもしれんが、ワシでは不服か?」


酒に酔った勢いとはいえメガトロンの部屋に来てしまうなんてと思うももう遅かった、気付けば彼のベッドの上に置かれ照明の有無を聞かれて今から行うことを考えて堪らずに消して欲しいと頼めば部屋はほの暗くなるものの部屋の中に赤い非常灯のような灯りが二つ激しく見下ろしていることに気付けば無性に視線を意識してしまいやはり元に戻して欲しいと願ってしまう
数年間ロストライトに身を寄せているアイリスだが仲間であり、周りから怖れられる程のメガトロンとまさか…と思えた、そもそもトランスフォーマーとの行為とはどうするものなのか、彼は理解しているのかと不安を抱いているのもつかの間で彼は同じくベッドである充電スラブに腰かけては機体を縮めた

「そんな機能あったんだ」
「ここで生活する上でお前がいるから医者共に付けられた機能だ、使わないと思ってたがな」

それとも元のままがいいと?と普段触れられることのない彼の掌がアイリスの頬を撫でた、本気で今からスるのだろうかと視線を向ければメガトロンはどうやら本気らしくアイリスに顔を寄せた

「口づけの時くらい目を閉じんか」
「は、はい」

彼女の顎を指で掬ったメガトロンはそう命じればアイリスは素直に目を強く瞑って重ねられた金属の唇の感触を感じる、柔軟金属である為か硬いだけでは無いソレは不思議で夢中になってしまえば自然と彼の舌が伸び驚き逃れようとするも両手でしっかりと頭を抑え込まれ教え込まれるように熱い口づけを交わされる
互いの舌の感触にオイルのビリビリとした感覚や酒の匂い等様々なものが混じり頭の中はますます浮遊感に苛まれろくな判断が出来なくなる

「全くそんなにオスが欲しかったとはな」

ようやく離れたメガトロンは口元を拭いつつアイリスの服装を眺めては呟いた、そんなつもりでは…と言い訳をしたいものの実際の彼の言葉通りで反論も出来ずに視線を逸らした、オフショルダーに胸元を大きく開いた服装に短いスカートはわざとらしすぎるほどの格好でアイリスも勢いに任せたあの場で無ければこんな服は用意しなかったがメガトロンにとっては言い訳にもならないだろう
服を脱がされる訳ではなく胸元のファスナーを外され下着が彼のオプティックに晒されれば彼は呆れたような排気音を零した、アイリスは確かにこれは期待していたと内心自分でも思っていたもののあらかさま過ぎたと後悔する、オフショルダーの服故に肩紐のないチューブトップタイプの黒色の下着は派手なレースに編み上げタイプのもので紐を解けば外れる下着であった

「お前という女は…」
「そ、そういう訳じゃなくてこれはその」
「じゃあこれはどういう訳だ」
「ンッ♡…その、あっ♡」

だがしかしメガトロンはそれを外すでもなく上にずらして現れた彼女の胸元に手を這わせた、大きな彼の手の中ではアイリスの胸はすっかりと収まってしまい全体を包まれように触れられたかと思えば器用に先だけを指先で押されていけば彼女の慎ましさを表していたはずの乳頭はぷっくり♡と姿を現していく
久方振りに味わう感覚だがメガトロンの手馴れた指先に落とされたアイリスは彼の胸元に顔を寄せて声を漏らし続けたが顔の見えぬことが気に食わぬ彼に押し倒され充電スラブの上には欲情した彼女が寝かされる

「たかだか胸部を弄られとるだけでこんなになる奴があんな男共の群れによく行ったものだな」
「ノ、ティカたちも…いたも、ン♡」
「なんだ気付いとらんかったのか、ノーティカやヴェロシティは早くにパートナーと抜けていったぞ」
「そん…なッ♡♡やっ♡〜ッッ」

気付きもしなかったとアイリスは思うもメガトロンはスキッズとスワーブと出ていったという言葉に確かにあの二人の想い人(スワーブは多分向こうの片思い)だと思い出し納得してしまう、ともなれば結局最後までおひとり様だったのは自分だけだったのかと気付いては魅力のなさに悩ましく感じる

「お前を狙う連中ばかりだ、ワシが一番乗りでよかった」
「?どういっ、あっ、待ってそっち見ないで♡」
「…アイリス、本当に貴様という女は」

胸の愛撫もそこそこにメガトロンは彼女の足元に視線を向ければスカートが薄く捲れあがっておりそこから見えるものに興味を抱いた彼は短い布を捲った先には男を誘うどころかいっその事セックスのためと言っては過言では無いような紐のようなTバックが彼の眼前に晒される

「これはそのたまたまセットだったから、ネット通販だったし分からなくて」
「だから異性との酒の席で付けてきたと?」
「だって上下違うって変でしょう?」
「誰かに見られる心配…いや、こんなものをつけてるお前のことだ、見られたかったのか、悪いことをしたな」

怒ったような彼の声色に何故なのかとアイリスは疑問を抱きつつ言い訳を重ねていたが到底聞きいられる訳もなく、かの破壊大帝ともあろう存在は彼女の足の間に顔を埋めようとするものだからアイリスは混乱を極め彼の金属の頭を手で押し退けようとするも彼は鋭いオプティックで見つめた

「男というものを教えてやろう」


「〜〜♡♡♡」

ジュル♡ジュル♡ぺちゃ♡レロッ♡と陰部を舐める音が部屋に響きアイリスは耳を塞ぎたくなった、何故いまメガトロンは自身の足の間に顔を埋めているのか、何故いま彼とこのようなことになってしまっているのか、酒に酔わされていたとはいえ理解が及ばなくなってしまっていた
そもそもトランスフォーマー達にとってこの行為は頻繁に行うものでは無い上に有機生命体と行うとなれば余計に珍しい行為のはずがメガトロンは慣れた手つきでことを進めるものだから困惑を極めた

「も、ゃら♡おねが、メガトロ、ン♡も、イケなっ♡」
「…ン?人間の雌は何度もパルスを迎えられるというからな、まだまだいけるだろう」
「ッッ〜♡♡やらっ♡ゆび、ぃだめ♡♡」
「にしても地球のインターネットの知識とは非現実的なものもあるが面白いものも多いな」
「アッ♡アッ♡しょこ、らめ♡♡」

いっその事可笑しくなっていく彼女を楽しむようにメガトロンはアイリスの陰核を舌先で転がしつつその太い金属の指を二本沈めては良い場所を探るように動かし、アイリスが大きく嬌声をあげた箇所を執拗にいじめ抜いた
メガトロンからしてみてもはじめて味わうヒトの身体は興味引かれた、刺激すればするだけ潤滑油ともいえよう愛液が溢れて彼の指を汚すもののそれさえ心地よく普段ロストライトで誰とでも分け隔てなく接する害もなく愛されるべき存在が自分の腕の中で雌の顔をしている姿を見るだけで興奮した
本来彼は有機生命体を好みはしないものの個人としての関わりをはじめてはまた変わってくるもので少なからずアイリスという人間に対しては好意的であると彼女は知らなかった、どんな形であれそんな彼女が異性を求め発情している(本人は否定するだろうが)となれば応じないわけもない

「めが、とろっ…もっ♡イグッ♡イッちゃうから♡♡」

普段の声色よりも高い雌の挑発的な声に興奮を抱きつつメガトロンはそのオプティックに彼女の表情を焼き付けつつ舌を伸ばし指を速めてやる
宝石のように水分を多く含んだ瞳がキラキラと輝く様は美しくそれが堪らずに溢れればそれさえ舌で拭ってやりたくなるもので彼自身相当アイリスに感化されていると感じた
彼女の声にならない声が部屋に溶け込みメガトロンの指がまた一層強く締め付けられ奥から熱い愛液がどろりと溢れるのを見ては絶頂を迎えたのだと気付く、乱れた姿のままぼんやりと天井を見る彼女の顎を撫でメガトロンは首筋や顔中に優しくバードキスを送る
それがまた彼の大人らしさを感じ、幼い思考を持ち合わせたアイリスはその色気に融かされ彼をぼんやりとした思考の中みつめると最後に触れるだけの口づけを唇に落とされた

「この後はどうしたいかお前の手でワシに伝えられるな?」

優しい彼の声にアイリスは微睡みの中にいるように感じつつもメガトロンに夢中になって首を小さく縦に振った
衣類を脱ぐことが億劫なのかはたまた羞恥心を覚えるのかアイリスはそのままの乱れた姿のまま脚を開き、てらてらと光るそこは彼を誘い、アルコールに酔わされたものとは違う赤みを帯びた顔色でメガトロンのオプティックを見つめた

「おねがい…シテ?」

メガトロンとて女を与えられたことはあった、それこそ下品な娼婦や上品なフリをして権力に媚びを売る者まで、けれどアイリスはいま権力も何も無いたった一人の男としてのメガトロンに夢中になって誘いをかける
それでも未熟な彼女はどういえばいいのか分からず戸惑いつつ精一杯の消え入りそうな声でいうものだから彼にとって愛らしさ以外感じられる訳もなく密かに自身の舌を甘く噛みしめ緩みそうなフェイスパーツを引き締めた

「仕方の無い女だ」

その日合コンがあると言ったのはアノードであった、以前からアイリスが男を欲していると女性連中が口にしており、ロストライトの面々でアイリスを狙う輩はこれがチャンスだと目を光らせた
そして今回到着した惑星にて有機生命体が多く、地球人に似た存在もいる為万が一彼女がその連中に夢中になれば船を下りる判断も有り得なくはないと誰かが口にした、くだらないとはメガトロンは内心思いつつも自身のスパークの癒しとも言えよう彼女が他の男にと考えるだけで苛立ちに似た何かを感じた
結局ロディマスの面倒を見るウルトラマグナスに誘われラングに普段の息抜きにと称し誘われたその席に足を運んだのは偶然だといってもいいだろう
普段と違う露出の多さと知らない男に向ける笑みをみては内心苛立ちを感じつつも目が合えばメガトロンとは気付かずとも愛想良く笑みを浮かべる彼女は変わらない存在だと認知させられる。

「っメガトロッン♡あっ、ん♡」
「せま、いな」
「アッ♡おく、すすめなっ…で♡」
「全部入っておらんぞ、もっと頑張らんか」

あの時自分達がいかなければ見知らぬ男の手に渡っていたのかと考えればメガトロンは彼女を抱く手に力が篭もる、柔く白い人の肌は軽く握るだけで鬱血してしまいそれをみては慌てて力を緩める

「だ、いじょーぶだよ♡そ、んなに…ッこわ、れないから♡♡」

そんな彼の姿を見てはアイリスは自然と力が篭もることは仕方がないというもののメガトロンはこれ以上煽るなと言葉にこそ出さないものの彼女を抱き締めた
アイリスはまるで恋人のように優しい抱き方をするメガトロンに胸が締め付けられた、どうせ一晩の関係であるためもっと質素なものだと考えていたはずだが彼はまるで慈しむように口づけて抱き締めて酷く優しいオプティックでみつめるのだ、だからこそ彼女も恋人のようなフリをしてしまいそうになる

「メガトロン」
「なんだ」
「…き、キスしたい」

しばしの間を開けてアイリスはしてしまったと後悔を感じる、いくらなんでも自分から求めればまるでそれは好意を伝えているようなものだと思えやはり無かったことにと顔を背けようとするもメガトロンは黙って彼女の唇を奪い優しく触れた
薄く目を開いたアイリスは鋭く突き刺すような赤いオプティックに暖かさと柔らかさを感じそっと彼の首に手を回せば金属の手は腰に回される、入口に宛てがわれた熱に緊張感を抱きそうになりながらも解すようなキスに夢中になれば質量がグッと彼女に押し付けられる

「ンッ…く、ぅ♡」
「はぁ、ぐ」

苦しそうに互いに声を吐きつつも口づけを交わし最深部まで進め終えたらしいメガトロンは動きを止めアイリスをみつめた
たった一晩が恋しいと思うのはお互い様ではあるものの二人は口に出さずに自然と異なる唇をまた重ね、メガトロンは抽挿をはじめた
狭く蠢きコネクタを締め付けるソコは彼にとっても強い刺激であり、アイリスにとっても久方振りに受け入れる異物は優しさと快楽を着実に与えて来るため心地良さに目を細めた
身にまとった布が金属の身体に触れる度に擽ったく感じつつもここまで人と触れ合うなど以前のメガトロンであれば有り得なかったと彼自身思いつつそれがアイリスであるから許されているのだとも感じた

「あっ♡あっ♡きも、ちい♡…っふ、ン♡」

酒に酔っていたという言い訳がどこまで効くのだろうかとアイリスは不安を抱きつつも素直に言葉を告げてメガトロンの首元を抱き締める腕を強め甘える様な声を出した
彼等の記憶能力の高さを理解している為仮にアイリスが相当酔って記憶を失っても彼は覚えているだろう、それでもいいと思った、それどころかアイリスとてこの夜を忘れたくないと思う程メガトロンを恋しく想う

「アイリス…アイリス…」

耳元で低く囁く心地好い声に自然と身体は反応して彼のモノを締め付ける、そんな素直な彼女の反応を愛らしく感じてメガトロンはアイリスの頭を優しく抱き背中に腕を回し恋人のような抱擁を行いながら機体を揺らした
自身のブレインや聴覚センサーを刺激する彼女の声や表情に感覚全てが心地よく年甲斐もなく興奮をする

「あっ。ゃ…イクッ♡メガトロン、だめ♡」
「いくらでもイケ、お前の全てを見届けやる」
「は、ぁ♡ふっぅ〜〜♡♡」

アイリスの声にならない声がメガトロンの聴覚センサーの近くで発される、激しい呼吸音や心拍数にアイリスのナカに入るコネクタを締め付ける具合などで彼女が絶頂を迎えたことを悟りつつメガトロンはゆっくりと引き抜いた
トランスフォーマーにとっての絶頂というものは無いのかと惚けた頭で考えていればメガトロンは未だ絶頂の波に飲まれるアイリスを抱え裏向けた、うつ伏せになったアイリスは彼の大きな手で腰を抱かれたことに察して後ろを振り向けば高ぶった彼の深紅のオプティックが彼女を捕らえた

「ワシもそろそろいいな?」
「は…〜〜ッッ♡♡♡」

どちゅんッ♡と最奥までコネクタを突き立てられればアイリスは耐えきれずに充電スラブの上で拳を握り声にならぬ声が上がる、絶頂を迎えたばかりの彼女にはその一動作だけでも大きな刺激だったせいか強く締め付け軽イキを迎えてしまう
メガトロンはそんな刺激に顔を顰めつつもまだだと言うように腰を打ち付けた、先程とは打って変わって刺激される箇所が変わり更には上から押さえつけられるように教えこまれるような体位にアイリスは身体を逃がそうとする

「逃げないでくれアイリス」

切実な掠れた声を聞かされたアイリスはそんなメガトロンの声を初めて耳にして驚きを隠せずに顔を向けた、余裕のない彼は目を細めもう少しだけ付き合ってくれといいアイリスに口づけをして彼女の手に指を絡め恋人のように繋ぎながら腰を進めた

「ン♡ぁ…めが、とろ♡ぁ、だ…め♡は、あっ♡」
「…そろそろ、射精すぞアイリス」
「う、ん♡射精して♡お、くに♡ちょうだい…♡」
「っぐ、ぅ!」

力強く抱きしめられ最奥で脈打つコネクタから溢れる熱を受け止めたアイリスは目を細めながら自然と顔を寄せるメガトロンと唇を重ねた
優しく甘い恋人のような行為は終わりを示すのだった…


「後片付けまでごめんなさい」
「構わん、それよりも身体は平気か」
「うん、あなたもずっと機体を縮めてたけど大丈夫?」
「あぁ特に問題は無い」

行為を終えてアイリスが目覚めた時には衣類は正され身もそれなりには清められ不快感はあまり感じないものの下腹部に感じる違和感に確かに彼と繋がっていたのだと察する
互いにこの夜に対して何かを追求する訳でもなく、ただ酒に飲んだ一夜の過ちだと大人の振りをしようとしていた

「それじゃあ」
「ああ」

そうして短い挨拶を交しアイリスは113号室を出て思わず深い溜息を吐く、この恋心も含めどうしたらいいのだろうかと思った矢先ふと視線を感じ見つめた先には楽しそうな顔をした最悪のスピーカー男がいた…そうスワーブだ

「うっそ、マジかよ、昨日の勝者はメガトロンだったのか」

何が勝者だと言ってやりたい気持ちを抑えてどうしようも無くなり慌てて後ろのドアを開けて逃げ込む、変わらず椅子に腰掛けていた彼はこちらをみては何事だというものだから彼女はスワーブにバレたといえば似たような表情を浮かべた、ほとぼりが冷めるまで…と言いたいところだが一体いつになるやら、そうした彼女に対してメガトロンは「折角もう暫くいるのならワシともう少し話をしてくれないか」というものだからそれがただの雑談ではないと感じながらもアイリスは小さく頷いて今回の合コンは案外成功だったかも?と思うのだった。

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