出会いというのは偶然にして数奇なものだった、ザロンと彼女の出会いもまたそうだ
レッカーズの任務にて保護された地球の有機生命体である彼女、他にも保護した有機生命体は居るが彼らはみな近くだった為送り届けることが出来たが地球は随分と遠くどうしたものかと話し合いに至った
「兎も角俺たちでは保護は出来ないからそっちで頼む」
「俺たちといるよりもお前といる方がまだ安全だろう」
などなど皆三者三葉結局はそんな一人の存在に時間を割いていられないのは現実、そうしてザロンの目の前に現れた彼女は一体自分はどうなるのかと不安げに衣類の裾を握っていた
「はて…どうしようか」
顎に手を添えたオートボットにおいてザロンはチーフリーガルオフィサーでありありとあらゆる物事を平等に見てはそれを判断する責任がある、例えばキミアで誰かが武器を作成した際にそれを運用していいのか悩んだ時、例えばオートボット間で裁判をかける時、彼はそんな時に呼ばれどの様にすればいいのかアドバイスした、裁判官や顧問弁護士のようだった
「あっあの」
そうしてここ数日散々タライ回しにされた彼女は怯えを混ぜた表情でザロンを見上げた、ザロンは膝を曲げ彼女の視線に合わせてやれば多少戸惑いつつも悪人ではないと理解しているのか「家事なら出来ます」と呟いた
その言葉に彼は少々戸惑いを感じたあと自身の家にいる家事用のドロイドが一体壊れてしまったことを思い出し笑顔で彼女に使用人としての雇用を依頼した
「ザロン様」
いつからか怯えを無くしザロンを見る度にまるで花が咲いたように笑う彼女にザロンが癒しを感じずに居られなくなった
戦争が集結したとなりますます仕事が忙しくなった彼は家に帰るのもままならずさまざまな場所に飛び回る日々であり、久方振りに帰ってきたザロンは彼女を見るなり疲れきったスパークが和らぐように感じた
「アイリス…ただいま」
「おかえりなさいませ、洗浄かエネルギー補給かされますか?それとももう御休憩に?」
「暫くはサイバートロンに入れそうだから食事にしてもいいかな、君もまだなら一緒に」
そう誘えば彼女は嬉しそうに衣類の裾を握って食事の準備に取り掛かった、折角戦争を終えてサイバートロンでゆっくり過ごせるのかと思ったがその矢先にネイルとの衝突やらあまり考えたくないことばかりが起きている
ザロンは穏やかに生きたかった、彼はサイバートロニアンの中でも特に長命であり争い事は好まずに過ごしてきたがそんなことは戦争が続けば避ける事は困難であった
「ザロン様美味しいですね」
それでも目の前の小さな使用人を前にすれば彼は彼女の幸せを願わずに居られなかった…
「使用人を辞めないか?」
充電スラブの上で彼はアイリスに問いかければ彼女は酷くショックを受けた表情を見せた、いつかそんな未来が来るかもしれないと感じていた、互いの進む時間は違い使用人としてこの家で過ごしていたもののザロンと過ごす時間はあまり多くはなかった
それでも彼は優しく健気に彼女に対応し続け彼女もまたそんな心優しい彼に惹かれていた、しかし戦争を終えた今外の状況がどうあれ地球に帰されるのだろうかと考えていればザロンの手は彼女の手に重ねられた
「別に君を解雇したい訳ではないんだ、パートナーになって欲しいと思っていて」
「その…それは」
「年甲斐もない老いぼれの戯言だと思ってくれていい」
けれど私はアイリスが好きなんだ。
そういったザロンに彼女は顔をあげれば嘘偽りなどない柔らかい青いオプティックが輝いた、戦争を終えてもなお争いが続くサイバートロンは今から尚のこと激化する可能性がある、そんな中でオプティマスも出ていってしまいロディマスはサイバーユートピアを探す旅に出立するのだと
それに参加する為、君も来ないかというのがザロンの言葉の意味だった、そして同行するとなれば今の関係ではなくパートナー、いわば恋人として来て欲しいということである
「とても嬉しいですザロン様」
「ザロンと呼んでくれるかい?」
「…ザロン…っ、あのザロン顔が近い」
「あぁダメかな?」
互いの気持ちを理解していたのはいつからだったか、主従関係でありながらも互いを強く思い合うことに自然と気付いていた、そしてようやくザロンはその関係に一歩踏み出したことの喜びを表すように彼女の頬に手を添えて顔を寄せれば彼女は「ダメじゃないです」と呟いたもので彼は唇をその小さな場所に重ねた
関係を進めて性急過ぎるかとふとザロンは冷静になり彼女を見つめれば満更では無い彼女の表情に感情回路の昂りを感じた
数mもの体格差があるものの触れたいと願うザロンに彼女は受け入れたいと願うように彼の頬に手を差し伸べた
「…恥ずかしいです」
「綺麗だよアイリス」
始めてみた彼女の素肌にザロンはどうしようもなく興奮していた、長年生きてきた中で好い仲にならなかった存在もいない訳では無い、CEにこそならなかったが心を通わせたいと願う存在もはるか昔にはいたもののそれは全て戦争の中に消えていった
目の前にいる小さな恋人は過去に感情を揺さぶられた存在たちとは全く異なるものでそれが本当の愛なのかと彼は感じた
恥ずかしそうに胸元を隠す彼女の手首を掴んでゆっくりと開けば程よい大きさの乳房が呼吸に合わせ上下する
「触るよ」
その言葉に彼女は消え入りそうな声ではい…と返事をして腕を下ろした、まるでザロンに触れて欲しいというようなその態度に彼女はどうしていいのか分からずに行ったとはいえ彼を喜ばすには充分な態度だろう
彼のゴールドに近い眩く美しい手がアイリスの胸元に触れゆっくりと乳房の形を変えた
「んっ…♡」
「痛くないかな」
「だい…じょうぶです」
「君の体はどこも柔らかいな、それに…甘い香りがする」
「ザロンさまっ…♡あっ♡」
まるで花の蜜に寄せられる羽虫のように彼はアイリスをベッドにそのまま押し倒して胸元に顔を寄せた、トランスフォーマーと違い毎日洗浄が必要となる彼女はいつもいい香りがしていた、ザロンは自分が用意してやっている洗浄剤がここまでいいものだったのかと再認識して夢中で彼女の胸元に顔を寄せてその柔い二つの形を変えた
「ッッ♡ゃ…ぁ♡」
「ここか」
「だめっ、そこ♡かり…かりしないで♡♡」
「でもアイリスのココは随分と主張してるじゃないか」
「〜やだ♡♡はずかしいっ♡」
もうどれほどそこばかりしているのかとザロン自身も自分に対して半ば呆れを感じつつもどうしようも無いほど夢中になってしまった
彼に触れて欲しいと強請る胸の突起を指先で押したり弾いたり角で擦ればアイリスは顔色を赤くしては甘い声を上げた、ザロンは自身の口の縫い目の隙から舌を薄く刺し伸ばして乳頭をちろちろと撫でてやれば彼女はますます足を擦り合わせる
「も、ゃっ…♡も、おしまいっおしまいです」
「すまない、そんなに嫌だったかな?」
そうか細い声を張り上げた彼女はいよいよザロンの頭をぽこぽこと優しく叩くもので従順な彼女がここまで嫌がるかと思わず慌てて頭を上げれば顔を赤く染めた彼女は「いやじゃ…ないけど」と呟いた
「ここばっかり…いや、です」
消え入りそうな彼女の声にザロンは数百万年以上生きている中で初めて感じるスパークの締めつけに胸を抑えた、それは一重に苦しいものではなく愛しさから来るものだと理解しては彼女を抱き締めて「そうだね」と嬉しそうに返事をした
彼女を愛していると感じた時ザロンは彼女が自分を受け入れてくれるのかと思考した、プロールほどでは無いが相手の思考回路を読み解く能力は彼にもある為何万何億通りと計算したが彼女がザロンを受け入れる確率は87%だった
そうなれば殆ど結ばれたも同然だとザロンは人間ついての情報を調べ尽くした
「っ〜♡♡ザロンさまっ、やっ!あ♡♡」
その結果が今の行為を円滑に進めるものであったのだから彼は人間達のインターネットにある情報に感謝さえ覚えた、彼が与えた下着を脱がせて散々胸の愛撫で火照らされた彼女の体は当然そこも熱を帯びてザロンを求めているようでありザロンはすぐさまソコに顔と指を埋めてやった
その行為に羞恥心を駆られた彼女が逃げようとしてもサイバートロニアンの中でも小柄で細身な彼だとしても片手で抑えるには充分なものだ、そうして逃げられないとなれば先程同様にザロンの頭をぺちぺちと叩く彼女に対してザロンは今回ばかりは言うことを聞く気は無く只管に愛撫に熱を込めた
「やら♡また…っぁ、きちゃうの♡♡らめっ♡ひぅっ〜〜〜♡♡」
ザロンの差し伸ばされた舌がアイリスの陰核をなぞりつつ指を差し込まれたそこを強く刺激されればアイリスは数度目の絶頂に腰を震わせた、逃れたいと願いながらも片手で人形のように抱かれた彼女は彼から与えられるものを受け入れる他はなく次第に力が抜けて足をだらしなく広げた
「あ♡あっ♡だ…め♡ほ、んとに♡だめ。ざろんさま♡♡ゆる、して…ッッ♡♡」
初めて聞く雌の声にザロンは酷く興奮していた、それまで互いに作りあげてきた関係が変わることや自分の中にいたアイリスという人間が変わることについて自然とコネクタがハッチから飛び出したいと願い押し上げてきそうなほどに
ぐぽぐぽ♡といやらしい音を奏でる彼女の雌穴がザロンの指を受け入れることに慣れてきた頃には彼女の全身は強く震えて口端からは唾液を垂らして抵抗することなど忘れていたほどだった
散々嬲られた陰核は赤く腫れ上がり痛々しい程で差し込んでいた指からザロンの手のひらまで彼女の愛液が流れ汚した
「も…ゃ♡…イケな…ぃの♡♡」
ようやく彼が落ち着き動きを止めた頃にはアイリスは全身を紅葉のように赤く染めて今までに見た事のない雌の姿で寝そべっておりザロンは興奮を隠しきれなかった、全くこれでは若い連中に笑われてしまうかもしれないと内心苦笑しつつもここまで自分を乱す彼女が愛おしくて堪らなくなった
異種族で主従という強い壁のある関係から一変した恋人という関係はザロンを何処までも浮かれさせる、ちゅぷ…♡と音を立て彼女のナカから指を抜けばとろりと愛液が溢れザロンはそれを口角を上げながら見つめたあと肩で息をするドロドロになった恋人をみつめた
「ザロ…ンさま」
「ザロンと呼んでくれるかな」
「…ザロ…ンっ、ふ♡ぁっ♡…ん♡」
体格差故のキスが出来ずに彼女の小さな口の中にザロンは舌先を押し込むようにキスをすればアイリスもまた受け入れるようにザロンの顎に手を添え舌を絡めた
仕方の無い環境下でザロンの慈悲により生かされていると思った彼女はいつからかザロンに好意を抱いていたがその感情は良くないものだと蓋をしたというのに彼はその殻を破り今に至った、その事が何よりも嬉しく彼女はザロンに強請るようにキスを何度と繰り返したあとようやく離れ彼を見つめた
「アイリス?」
落ち着きなく視線をさ迷わせる彼女にザロンは何かと不思議がって見下ろしていれば彼女の手がゆっくりと下りて彼女自身の薄い腹を撫でザロンを色の付いた瞳でみつめる
「ザロンのものが…ほしいの…」
消えそうなその声だが彼女に合わせて聴覚センサーの感度を上げていた彼には十分聞き取れる声であった、ゴクリと口内に溜まった自身のオイルと彼女の唾液を飲み込んだザロンは静かにハッチのロックを解除するべく手を伸ばせば痛い程の視線が向けられた
「そんなに見られると恥ずかしいのだがね」
「そんな所にコンポーネントがあるの知りませんでした」
「滅多に使わないものさ」
「…滅多に、ザロン様は使った事ありますか?」
先程迄の雰囲気を壊すように好奇心に満ちた彼女にザロンは苦笑する、昔からそうだった知的好奇心に駆られるとそちらに集中してしまう彼女は学者タイプなのかもしれない、上半身を起き上がらせてザロンの腰周りを興味津々に見つめては関心深く独り言を呟く彼女にザロンは堪らずに押し倒してハッチを解除してコネクタを取りだした
「…っ」
「ようやく黙ってくれたか」
「あ…あの、その…それ…」
「君が気になっていたハッチの中身じゃないか、全く君も焦らすのが上手いな」
凡そアイリスの上半身ほどは有りそうなソレに彼女は怯えと好奇心を織りまぜた瞳で見つめればザロンもまるで見せ付けるように出してしまったそれに恥ずかしさを感じてそれを隠すようにコトを進めようと思った矢先彼女がザロンのものに触れた
「柔らかい…金属の上にカバーみたいなのしてるんですね」
「まぁ精密なところに刺すものだから互いに傷付けないためにそうなってるんだろう」
「トランスフォーマーにもこういう行為ってあるんですね」
「金属生命体だからね、っ♡アイリスそこはっ」
「オイル?味も匂いもあんまりしないですね」
「こらこら止めなさい、私はいいから」
排出口となっている先端の小さな穴にアイリスは指を入れればザロンは肩を震わせて慌てて彼女を止める、全くもってこの娘は好奇心が強すぎて困りものだと深いため息を零せば先程までの雰囲気もなくして彼女はザロンのものに目を奪われたように熱視線を送り続けた
「また次回だ」
「…は、はい」
今はこちらに集中しなさいというように押し倒して彼女の腹を指で撫でれば彼女は肩を震わせて返事をした、今からの行為に期待したような次回という言葉に期待したようなどちらともいえぬ物だった
そんな彼女の考えが手に取るようにわかるザロンは笑みが溢れそうになりつつも受け入れる気になったらしい彼女に集中するようにもう一度顔を寄せれば伸ばされた細い手が頬を掴み唇を合わせた
ザロンのものが彼女の足の間にあたるだけでそれは規格外のものに感じられた、つぷ…♡と音を立て沈めていけば彼女は苦しそうにザロンの肩に爪を立てギィィと歪な金属の音が部屋に溶け込んだ
「ッッ…った、ぃ」
「すまない、あと少しだけ」
「やっだ、はい…んない…いた、ぃ」
「あぁすまない」
口先だけは謝罪を述べつつザロンは腰を進めてしまった、今までの彼であれば必ず止まれていたはずだと言うのに目の前の恋人にだけはどうしても出来ずにいた
味わう快楽のせいか愛情なのかそれとももっと違うものなのか分からずともも彼女を欲してやまないのだ
「ーっ…っ」
「…は、ぁ」
肩を震わせて大粒の涙を零す彼女は何度も瞼を擦った、痛々しいものではあるとザロンも感じつつ彼のスパークは幸せに満たされていた、彼女の手を取り優しく涙を拭えば潤んだ瞳が彼を捉える
嫌だと言われるのか嫌いだと言われるの何を言われるのかとザロンは多少の脅えを感じつつ彼女を見つめた
「はいった?」
「あっ、あぁ」
「…そっか…苦しいけど、しあわせです」
荒い呼吸をしつつもそう微笑む彼女にザロンはスパークが満たされてこのまま爆発してしまうのでは無いのかと感じた、彼女の手が薄く膨らんだ腹を撫でてそしてまだ半分以上も入っていないザロンのコネクタを撫でて嬉しそうに口角を緩めた
「えへへ、ザロンさまに初めて貰われちゃいましたね」
「私の初めても君だよ」
その言葉にアイリスは目を丸くしてえ?と言葉を漏らした、サイバートロニアンがCEというパートナーを持つことが珍しいように接続行為をすることも珍しいものだという
いわばザロンは初めての行為で彼女にここまで慣れた振りをして年上として元主人としての威厳をあるように男としてのプライドで取り繕っていたのだ、彼女は驚きを隠せぬ表情をしつつも少ししてから顔の横に置かれていた手に頬を擦り寄せた
「うれしい」
たった四文字の言葉がザロンを何よりも幸福へと導いた、サイバーユートピアなどという神話よりも確実な幸せが目の前にあるのだ
「私もとても嬉しいよアイリスと愛し合えていることが」
「愛してますザロン」
「私もだよアイリス」
ちゅっ…ちゅう…と甘いリップ音を奏でつつザロンはとてもゆっくりとまるで燃料切れの近いロボットのように歪に腰を揺らせば腕の中の彼女も受け入れる苦しさから顔を顰めつつも嬉しそうにザロンの指に手を絡めて受け入れた
「あっ…♡ん…ぅ♡ざろ、ん♡」
ちゅぷっ♡と二人の結合部から聞こえる音は興奮を高めて行き、次第にスムーズな動きに変わってはザロンは彼女を見つめた
必死に受け止めようと瞼を閉じて彼の名を呼ぶ彼女の声は甘い女の声であり、そして何処までも美しい心地よい声である、ザロンもまた彼女の名を抽挿に合わせて呟けば指を握る手が力強くなる
「だっこ、して…♡」
「構わないが苦しくなるんじゃないか」
「い、いの♡もっと…ぎゅう…したい♡」
「君という子は」
一度引き抜いて彼女を抱き上げて膝の上に乗せるように互いに顔を見つめれば自然と唇を重ねて彼女はザロンのコネクタに腰を下ろして挿入してゆく、先程よりも深い位置に入るそれに痛くないのかと不安になりザロンは動けずに入ればアイリスは彼を見つめて不満げな顔をした
「あぁっ♡アイリス…っ」
「はぁ♡あ♡ざろ…んさま♡きもち、ぃ♡すきっ♡あ♡はぁっあ♡」
「そんな…っ激し」
「ほ♡お♡しゅき♡しゅきです♡」
自身で腰を強く揺らす彼女にザロンは受け身になっていればふと必死に腕を伸ばす彼女がいた、ザロンはそれに応えるべく身を寄せれば強く抱きしめれるため仕方なく彼女の腰を抱いてコネクタを小さな雌穴にずぽ♡ずぽ♡と叩きつけてやる
「おっ♡おくっ、あたっ…てる♡ざろっさまの♡」
「あぁそろそろ射精すぞ」
「は、ひ♡わた、しもイク♡イキましゅ♡♡んぅ〜〜〜ッ♡♡」
「っぐ!」
最奥に放たれたオイルの感覚にアイリスは絶頂とは別に身体を震わせてザロンに甘えるように体を擦り寄せればザロンもまた絶頂の余韻を感じつつも彼女の背中を撫でた
様々な面を含めて無理をさせてしまったと多少反省しつつ謝罪しようとかと彼女の顔を見ようと顔を下向ければ腕の中の彼女はうっとりとした瞳でザロンをみつめた
「あっ…♡ざろ…んさま」
「アイリス?」
「…もっと♡もっとシタいの♡」
おねがい…と甘えた子猫のような声を出されれば彼はその老体に鞭を打ってでも今日は彼女を愛そうと思い彼女の腰を抱く手を強めた
「あまりそう言わないでくれ、我慢が聞かなくなるだろう」
もとより聞いてもないけれどとは彼はいえずにひたすらに彼女を愛し続けるのだった
「このお家ともお別れ寂しいですね」
「あぁ君には住み慣れたところだったがロストライトも個室を貰ったからそこまで狭くは無いはずさ」
荷物をまとめてロストライトに乗る前物の減った家の中を見た、次いつ帰ってこられるかは分からないこの場所に寂しさを二人は感じつつ乗船場所に向かった
腕の中の彼女はトランクケースを抱き締めて嬉しそうな顔をしていた
「そんなに旅が楽しみかい」
「へ?あっ…いえ、その」
「?」
「恋人だけど、ザロン様と二人でなんだか新婚旅行みたいだなと思いまして」
もちろん他にも人はいますけどと続ける彼女にザロンは足を止めてしまえば彼女は出航時間に間に合わないですよ?と心配そうに声をかけるが彼はそんなこともお構い無しに彼女に頬擦りをした
「あぁ本当にアイリス…君は可愛い子だ、しかし出来ることなら恋人なんだから堅苦しいのは無しにしてくれ」
頼みこむようにザロンが彼女の顔をその青い眩いオプティックでみつめれば彼女はその顔を色付かせていき小さな声で「うん、わかったザロン」と返事をした、その言葉を聞いて満足した彼は足取り軽やかにロストライトの乗船検査を受けて新たな新居に足を踏み込むのだった
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