アイリスがレッカーズに所属している故にインパクターも実質レッカーズを抜けたもののその身を彼女の傍…レッカーズに置いていた、抜けたあとも彼に頼まれる依頼ごとは大抵レッカー程の過激な任務であり
それどころか現状両軍に身を置いている気のない(とはいいつつ根はオートボットの)彼からしてみれば自由かつ更に厳しいものばかりであった
インパクターの傍で相棒として働くレッカーズ新人のガズルはデブリに帰還後此度の任務で随分と傷だらけになった自分の機体や武器の手入れをしようとアイアンフィストのラボに向かう途中我らがリーダー、スプリンガーが前から現れ彼に声をかけた

「帰ったのかガズル、任務はどうだった」
「案外楽勝だったぜ、捕虜共はこっちで送り届けろなんて言いやがるから行き帰りだけで随分手間取っちまった、俺達ぁタクシーじゃねぇっての」
「悪いな、司令部も今は手が離せないらしくてな、それよりインパクターはどうした?一緒じゃないのか」
「あいつならブチ切れながら迎えに来たアイリス連れて船の傍の整備室に入っちまった」

そんなに急いで何があるんだか。とガズルが呆れた様に呟くもののスプリンガーは思わず顔を顰めつつ一瞬下唇を噛み締めて目の前の彼と今現在基地にいる全員に通信にて『第二整備室に近付くな』と釘を刺すのだった


スプリンガーははるか昔に経験したことがあるのだ、自分がまだレッカーズに入隊したばかりの頃、その頃からインパクターとアイリスはいい仲であった
どれだけ彼が敵のオイルに濡れてもその怨念に囚われようともアイリスを傍に置くだけで多少は和らぐものであった
しかしながら危険なレッカーズの任務に彼女を毎度連れ出せる訳もなく、更には彼女も人間ではありながらオートボットとして仕事をしている為暇を持て余すことはなく互いに忙しい生活を重ねた

名前を呼ぶことさえ躊躇うほどピリついた彼の空気にスプリンガーは多少怯えたものの仲間達はそんな彼を理解していた為「あと二日で帰れるから我慢しとけ」と声をかけては彼が壁を削る頻度は減ることがなかった
そうしてようやくゼンティウムが彼女が一人寂しく待っているデブリに到着すると同時に仲間達は久方ぶりの我が家とも言える基地に安堵の声を漏らした

「おかえりなさいみんな、エネルギー補給する人はメインルームに今回のボーナスで司令部からっ…わっ、インパクター?」
「…行くぞ」
「ちょっと苦しい痛いってば優しく握って」

嬉しそうに駆け寄ってきた彼女に仲間たちが挨拶をする前にインパクターは彼女を片手で掴みあげそのまま一番近い整備室という名の物置に言ってしまい、あの苛立ちから今から酷いことをされるのではないかと先の戦闘の暴れぶりから思わずスプリンガーが止めようとするもののロードバスターに肩を捕まれ、仲間達にはメインルームに行くぞと催促された

「いやでもアイリスが、あの調子だとインパクターはアイリスに酷いことするんじゃないのか??」
「ガキンチョは分かんなくていいからいくぞ」
「そうそう、一応アイツらも"恋人"だから大丈夫だろ」
「それどころか俺たちがここにいる方が殺されちまうぞ」

スプリンガーの言葉にロードバスターとツインツイストとトップスピンが返事をしつつ無理やりその場から逃げるように離れた

そうしたことを過去数回目撃したスプリンガーは初心な子供でもなくなり直接的には知らないものの凡そ何があるのかを理解しており、同じことが起きた今は気の立ったインパクターを刺激しないためにも立ち入り禁止の札を廊下に立ててやるのだった。

「インパクター、あのちょっと」

またこれかとアイリスは思いつつ力強く掴まれたかと思えば適当な場所に下ろされ薄暗い物置となった部屋で静かに見下ろす彼を見つめた
何も言わない彼に恐る恐る逃げ出そうとするもののインパクターは彼女を後ろに向かせて彼の腰ほどの高さのある荷台の上にうつ伏せにさせた、直ぐに聞こえた嫌な音にアイリスは慌てて首だけを後ろに向ければまるで獣のような彼の機体からは排気ガスのようなものが薄く漏れている

「絶対無理だからね?ちょっと本当に私死んじゃうからね?」
「アイリス…今ここで無理やりぶち込まれるか、黙って俺に手優しくここで抱かれるかどっちがいいんだ」
「どちらにせよする事は同じでしょ…部屋に行くってのは」

あるわけないだろうが、とインパクターは吐き捨ててうつ伏せる彼女の背中を右手の背で撫でてやれば決して危害を加えるわけが無いと分かっていながらもゾクリと恐怖に支配される
インパクターは苛立っていた、元より数日で終わるはずの任務が予定とは全く異なり三週間も掛かったことに対して、任務自体が長いことは多少仕方がないと思っていたがタイミングが悪かった
インパクターにとって恋人をその手で抱くことは愛を伝えることであり精神的な安定にも繋がった、しかしながら人間の女というものは月に数日程出血してしまう日があるのだ、インパクターを思った彼女も過去にそうしたものを無くそうとしたものの彼女の身体を思う彼はそれを断った
その為そんな彼女の身体の事情と仕事の関係から丸々ひと月程触れられなかったインパクターは性欲から来る苛立ちを抑えられずにいた、ということを長年の付き合いである恋人も理解していた

「でも私ここ数日篭もりっきりで実はお風呂入ってなくて」
「俺もお前と居ねぇ間は入ってねぇよ」
「せめてお風呂終わってからなんて」

ギャリギャリと壁が嫌な音を立てたことにアイリスは萎縮した、彼女の眼前の壁は彼の右手で傷が付けられてしまい全くこの基地はこの男が爪研ぎをするように壁をいじめるせいでボロボロだと嘆きたくなった
そしてインパクターの顔がアイリスの横にやって来てはその黄色の警告するようなオプティックの光を強めていうのだ

「俺にこれ以上我慢させるのか」

睨みつけている訳では無いことを理解している、ただ彼はひとえに彼女を感じたいだけなのだとも

しかしながらそれでもアイリスは今すぐ止めたいと羞恥に飲まれて消えてしまいたくなった、何度も彼にシャワーだけでもと呟くもののそんな言葉は彼の聴音センサーに触れることが無いのか聞きいられずにその場にうつ伏せにされ膝をついたインパクターは彼女のズボンを引きずり下ろしせめてもというのか舌を這わせた

「っん…ゃ♡おねがい、インパクター本当にっいやなんだけど、っぉ♡」

僅かに響く水音は彼がその大きな舌で彼女の足の間を味わっている音であり、アイリスはインパクターが帰ってきてから彼を洗浄するついでに自分もシャワーを浴びてここ数日の汚れを落とそうと思っていたのだ
それがまさかこんな目に遭うなどと思わず足をばたつかせたものの数mの身長差のある金属の恋人に適うわけがなく、それどころか彼に足をぶつけて多少足が痛むほどだった

「はなし…きいてよぉ…♡」
「別に気にすることねぇだろうが」
「気にするよ」

衣類は変えていても身体も髪もベタついて作業のせいでオイルや鉄の匂いに交じった体臭は傍から嗅いでいいものではないとアイリスも認識していた

「じゃあ毎日風呂に入れ」
「それができた、らっ、あ♡♡」
「それに俺はこのメス臭い匂いは嫌いじゃない」

そういいながらべろりと大きな舌が全体を撫でたことに彼女は背中に走るゾクゾクとした感覚に堪らず拳を握った、インパクターの余裕のなさは縮小しないところから強く感じられしかし彼女を思って前戯は抜かないあたり彼の優しいところでもあるだろう

「…っ♡…はぁっ、あ♡」

インパクターが彼女の下半身から顔を離す頃には彼女はしっかりと解されて息も絶え絶えに震えていた、インパクターは情けなくもさらけ出したままのコネクタが早く繋がりたいと願うようにヨダレを垂らしていることを理解しながらも十分にほぐれた場所に今度は指を沈めた
通常サイズの彼の指はアイリスには満足するサイズであり、人間の男性のものと変わらないほどであった、剥き出しの金属である故に傷付けぬようにゆっくりと指を動かすインパクターにアイリスは頭の中が白くなって往き、ただ薄暗い倉庫の中では女の甘い啼き声とその女を照らすように見つめる薄黄色のオプティックがあった

「ふっぅ…♡…あっ、そ…こ♡」
「ったく、一回イケば流されやがって」
「ぁあっ、って…やめ、ない…からぁ♡」
「やめて欲しいヤツはそんな誘った目をしねぇよ」

その体格差故に小さな唇に落とせないことを惜しみながら彼女のつむじに唇を押し付けて指で撫でてやれば先程の抵抗とは違うように彼女の足が暴れた
ちらりとみえた欲に呑まれたアイリスを満足そうに彼は指を早めてやれば彼女が荷台を掴みそれはギリリと歪な音を奏でつつも彼女を受け止める

「あっ…だめ♡きちゃ、うの♡♡いくっ…イクっ♡っく♡♡」

びくびくと足先を丸めて身体を震わせるアイリスが指強く締め付けることを感じつつもインパクターは止めることはなく指を動かしてやれば人形のような彼女は声を上げ、それに気分を良くしたインパクターはアイリスの臀部に舌を伸ばした

「ーっ、や!そっちは、今日しな、い♡♡」
「舐めるだけだ」
「それもや、ア♡ひっん♡」

よくいうもんだとインパクターは内心嗤いながら彼女の触れてほしくない方の穴をその大きな金属の舌で舐めてやれば言葉と裏腹に指を沈めたそこは悦ぶように強く彼の指を締め付けた
すっかりとその気になったアイリスはインパクターのおもちゃのように舌や指で嬲られ何度も天国に導かれ考えられなくなる頃を見計らったようにインパクターは優しく指を抜いてやった、透明なものに交じって僅かな白濁の愛液が混ざっておりアイリスがどれだけ彼に遊ばれたのかを象徴するものであった

「もうここでしたらいいな」

うつ伏せで返事のない恋人を片手で向かい合わせに抱いてその入口に彼はずっと晒していたコネクタを近付けた
インパクターは苛立ちと勘違いしそうなほどにその欲望を貯めていたものの彼女を傷つけるつもりは毛頭もなかった、例え縮小をしていなくとも繋がり合うことは出来ても何もせずに迎えさせるほど彼は恋人に対して鬼畜では無い
そうしてそんな恋人が元のサイズのコネクタを平常心のまま受け入れられることがないということも彼は理解していた、その為に彼女がまともな判断も出来ないほどに快楽を与えていた

「インパクター…ぁっ」
「痛くてもここまでしてやったんだから多少我慢しろよ」

無茶を言っていると思いながらも彼は恋人を掴んでコネクタに押し付けていけば何度も彼を飲み込んだことのあるソコは狭くもゆっくりと受け止めた、凡そ半分以下ではあるものの受け止めた彼女のナカがこれ以上は受け止められないと告げた為インパクターは仕方ないと思いつつ見下ろした

「アイリス、これも捲れ」
「あっ…う、ん♡」
「よし…いい眺めだな、動かすぞ」

衣類で隠していた胸元を開けるように告げれば彼女はもうインパクターのなすがままに指示に従い下着をずらしてその豊満な胸元をさらけ出しながら彼に身体を揺さぶられた

「はぅ♡あっ…♡おくっ、あたっ…てる♡」
「あぁ嫌ってくらい分かりやがるぜ、この奥までやっても良いがな」
「だ…め♡あっ♡はっ、ぁ♡」

インパクターの右手の銛が彼女のへそあたりを優しく撫でて意地悪に笑った、巨大なそれを飲み込んだ彼女の薄い腹は僅かに膨らんでおり軽く押してやるだけでさらに強くコネクタを締付けるため思わずインパクターは顔を顰めつつも笑みをこぼし腰を揺らしてやった
彼の手で抱き止められ全身で感じる彼の全てに興奮した、突かれる度に揺れる乳房を眺める彼の眼差しに普段であれば密着して感じられるその温もりがないことに多少の不満を感じているのだとアイリスは表情から理解して彼に手を伸ばせば優しく抱きとめられる

「あぁクソっ、もう射精そうだ」
「んっぅ♡い…ぃよ」
「まだイかせてねぇのにイクのはマナー違反だろ?」
「なにっぃ♡♡やっ!あっ…はげしっ♡おくっ…あてなっ、ぃで♡♡」
「ビクつかせやがって欲しがってんじゃねぇぞ」
「だ、て…ぇ♡♡」

どうしようもない女だと口先では言いつつ自分の腕の中で素直に反応する彼女は愛らしいものでインパクターは堪らずに傷付けないようにしながらも強く打ち付けては彼女はその心地に身を震わせた
キツく締め付けられるコネクタに堪らずに欲を吐き捨てればインパクターは久方振りに吐き出したせいかブレインがバチバチと本人にしか聞こえない程のショートを起こした

「は…ぁ…ぁ♡いん、ぱくたあ…」

その声に我に返り見下ろせばすっかり蕩けきったメスの瞳の恋人は自分の中に納まっていないコネクタを手で撫でながら腰をくねらせてみつめた

「もっ…と♡♡」

彼からしてみればくだらないことを言っていた彼女も一度落とせば簡単なものだと感じつつインパクターは自分の作戦通りに進んだことに堪らず普段通りの笑みを浮かべた

「お前から言ったからな、俺は知らんぞ」

その言葉に対して頷くアイリスにインパクターはキスをしてやりたいと思いながらももう一度くらいは今のまま愛し合えばいいと思い火照る二つの真反対の身体を互いにぶつけあった


インパクターが整備室から出る頃には随分と時間が経っており腕の中の恋人は疲れきって眠りに就いていた
一通りの片付けをして換気をしてから何事も無かったように彼女を連れて廊下を歩いてすぐに小さな看板が出されていることに気づく

-整備室 メンテナンス中 誰も近寄るべから-

何処と無く走り書きで書かれたそれに緑の男を思い出しては毎度ながらこのチームに似合わないほどの気遣いのデキル男だと感じ僅かながらの感謝をした
ふと腕の中の恋人は心地よい夢を見ているのか頬が緩まっていており、明日の彼女の予定など無視して今度こそ彼女が願っていたようにベッドで立てぬほど愛してやろうと考えればインパクターの足は軽くなる、部屋に着いたあと腕の恋人をどうして起こしてやるかと考えながら。

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