恋人に甘えられるのは案外嫌いじゃあない
特に自分よりも年上で甘えるなんて到底できないようなポジションの人ならなおのことで、例えそれが人間ではなく自分の何倍もある巨大な金属生命体だとしても
司令官はあぁ見えて溜め込みがちな人なんだ とプロールにいわれて数メートル先でスパイク達とバスケットボールをしている姿を見たらそのようにはあまり感じられないと思いながらも、ふと彼は戦争中の片側のリーダーなのだと考えれば納得も出来た
「だからこそ恋人の君が司令官の事を支えてやって欲しい」
頼むよ。といった彼に弱気な返事をしたのはスパイクのような勇気もなければカーリーのような強さもなくスパークプラグのような技能もない自分では何も出来ないと感じたからだ
けれど恋人の力になりたいと思うのは誰も皆同じであり、コンボイの恋人アイリスは自分に出来ることならばなんだって彼の為にしてやりたいと考えるようになったのだった
そんなことは過去の話、しかしながらその感情が消えることや薄まる事は勿論なかった
サイバトロンの基地内で生活を送るアイリスは廊下を歩いていれば向かいから一人歩く見慣れたサイバトロン戦士が来た為元気よく挨拶をした
「おかえりなさいコンボイ司令官」
「ただいまアイリス」
ちょうどパトロールを行った帰りの彼はアイリスを片手で抱き上げて嬉しそうに会話をした、今日のパトロールの内容や仲間たちのことにデストロンの話と聞いていく中でふと彼は明日から数日間休暇を貰ったのだといった
普段会社員として仕事をしているアイリスもまた明日は週末であり休みであった、その為次に来る言葉は察していた
「今晩構わないだろうか」
ハッキリとした言葉と声に拒絶出来るほど強い心は持っていない、こくりと頷けばそのマスク越しでもわかる程に嬉しそうにする彼が休みだと言ったのは凡そ半年ぶりともいえるだろう
地球に来てからも彼らの状況はあまり変わらず、それどころか人間に被害が出れば直ぐに彼らは駆けつける、例えデストロンが関わっていなくとも
そしてリーダーであるコンボイが休むなど更に難しいもので部下達に背中を押され休もうにも敵からの襲撃や人間たちに何かあればとなると休むことなど言語道断である
そんな彼を見兼ねて仲間達はどうしても必要であるなら通信をする為休んで欲しいと言った、そして一人で休むのが出来ないのならばアイリスと過ごしてくれと、そうして数日の休みを得る彼は決まってアイリスに頼み事をするのだ
「あんまりみないでほしいな」
「すまない半年ぶりに見る姿なもので」
アイリスは現在コンボイの自室にある彼の充電スラブに招かれ彼の膝の上で衣類を脱いでいた、コンボイの頼み事とは彼女を愛するということだったのである
頭上から注がれる視線は毎度の事ながら慣れずにいるものの彼の手では衣類はただの布切れに変化してしまう可能性があるためアイリス自身が彼にその全てを晒す他なかった
残された最後の衣類を脱ぎ去り充電スラブから地面に向けてもう履かないというように投げてしまえばコンボイは彼女を充電スラブに寝かせ熱い視線を向ける、まるで待てを受けた犬のような表情にアイリスは何も答えられずにいれば彼の手が彼女の小さな身体を撫でた
まるで生きていることを確認するかのように優しく指で頭から足までしっかりと撫でられる度に全身がぞくりと栗立つのは部屋の温度のせいか、今から行われる行為のせいかなど分からなかった
足を撫でた指先がもう一度昇って行き、薄い女の腹を撫で更に上に伸びれば女性らしい二つの膨らみを彼は指の腹で撫でる
「…ン」
くすぐったさとなんとも言えない感覚に思わず声をあげたものの堪らずにコンボイを見つめれば彼は嬉しそうに表情を和らげてはその巨大な手のひらで余る程の小さな彼女の胸元を揉みしだいた
「相変わらず柔らかい身体だ、力加減を間違えないか心配になるな」
「…じゃ、あ優しくして」
「優しくしているつもりだ、それに気持ちよくも」
「ッあ♡」
普段のおおらかで優しい彼などいないのだと毎度硬い金属のベッドに横にされる度に感じてしまう、人とは異なる巨大な指が彼女の乳房を撫でたり突いたりとする度にアイリスは溢れる声を抑えきれずに小さく吐き出した
摘むことは出来ずとも彼はその指でアイリスを興奮させようと十分な愛撫を与えて行きそのうち耐えきれなくなり震える彼女に頃合いかのように判断し片手で抱き上げてやった
ふと浮いた身体に恐怖心が無くなったのはいつからだったか、初めの頃は恋人のように愛し合おうと決めていたがあまりの体格差は彼のボディを苦しめているように感じられたアイリスはなすがままを受け入れるようになった
「ハァ…アイリス」
熱い排気音がマスクの隙間から感じられ彼が酷く興奮しているのだといやでも理解したアイリスは掌の中で彼に向けて両手を伸ばしてやればコンボイはまるで母に甘える子のようにその胸元に顔を埋めた
甘いシャンプーと僅かな汗の香りで混ざった彼女の体臭にコンボイは酷く興奮をしながらも決して自分だけ先走りしてはならないと顔を押し付けたまま彼女を感じつつも空いている片手で彼女の足を撫でた、それが何を意味するのか理解しているアイリスは気恥しながらも目を閉じて足を開いた
「ひっ♡アッ…ッう♡」
金属であるそれを受け入れるにはあまりにも小さな穴である為にコンボイは指の一本さえ挿入することは無かった、アイリスはそれに対し多少の不満を抱えたものの納得する他なくいたものだがトランスフォーマーと人間では決定的に違う器官がいくつもあった
特に雌である彼女が撫でられた場所はトランスフォーマーにはない神経の塊であり、僅かに漏れた蜜を指先に付着させたコンボイは全体に広げるように彼女の割れ目に優しく撫でつけてやった
それだけだというのに彼女は先程よりも甘い声を上げて胸元の彼の頭を強く抱き締めては泣いた、胸元を愛撫されるわけではなくただ彼の顔を押し付けられ心臓の音やより濃くなる汗の香りなどに気恥しさは感じつつも決して断ることも出来ずに入ればたっぷりと濡れ始めたソコを撫でる彼の指が激しくなった
「あ♡ぁあ♡やっ、ぁ♡」
「いい声だもっと聞かせてくれ」
「や…、あ♡そ…こは♡」
まるで幼い子供が自慰を覚えたかのように彼に陰核ばかりを責められるアイリスは足を閉じようとするもコンボイの巨大な手はそれを阻みまるで叱りつけるように彼女のそこをカリカリ♡と強く撫でた
「はぁ…ぁ♡だめ、イッく♡イク♡コンボ、ィ♡」
「あぁ構わんよ、いくらでも魅せてくれ」
ちらりと覗き込む誰よりも眩い青をもつ彼のカメラアイに捕らわれながらその抗えぬ快楽に溶かされたアイリスは嬌声をあげ身体を震わせた
彼女の震えに合わせてゆっくりと指を動かす事を止めたコンボイの眼差しにアイリスは何が言いたいかを理解していた、彼は決して問いかけない、ベッドの中では寡黙にも取れるほどではあるがそのカメラアイは言葉を出さずとも何をいいたいのか痛いほど伝えた
コンボイはアイリス様にと巨大なビーズクッションを敷いてはそこに彼女を置いてやりじっと彼女を見つめた、何がして欲しいのかを理解するアイリスは足を持ち上げ未だ震える雌穴を見せびらかせるように彼に向けた
「すきに、していいよ…♡」
「あぁ、そうさせてもらおう」
決して恋人を傷つけないために待てをするコンボイにどうしようもなく優しいヒトだがどうしようもないヒトだとも感じた
細い彼女の足の間に頭を埋めたコンボイは我慢ならずにマスクを収納し、濡れそぼりヒク♡ヒク♡と彼を誘いかける雌穴に早速舌を這わせた、先程の絶頂からより濃くどろりとした愛液に塗れたそこを口腔オイルを交わらせるようにベタベタにして行けばアイリスは指とは異なる金属の舌に堪らず足を握る手を強くすれば青い手が自身に近づいている事に気付いては足を掴む手を下ろして腕を上にし頭の上のビーズクッションを掴んだ
コンボイの肩に足を掛けてされるがままになる頃、まるで無くし物を探すかのようにアイリスの身体を撫でるコンボイは柔らかな彼女の胸元に触れては執拗に乳頭を撫でた
「〜ッあ♡っン♡うっ♡♡」
二つの指がアイリスの先端を引っ掻き回しては腫れるように固く主張しており、それがますますコンボイのスパークを燃やした
どれだけ彼が舌で拭っても溢れる蜜が彼の愛撫を喜ぶように、女として発される甘い声が彼を支配するように
毎度の事ながらコンボイは自分の手で染まり行く恋人に僅かながらの支配欲を感じずには居られなかった
「こんぼ、ぃ♡♡ま、たキちゃ、うの♡♡」
イキそうだから。と申告する彼女に褒めるように舌を這わせた彼はますますアイリスを快楽の底に突き落としてゆき、すぐさま二度目の絶頂に身を震わせるアイリスにコンボイは止められずにますます舌を伸ばしてやり、胸元をまさぐる手もさらに激しさを増していく
足の間で感じる強い呼吸のような排気の熱に充てられるアイリスは絶頂のせいなのか彼の熱のせいか分からないと思いそうになるほど意識がぼんやりとしていた、ふと彼の右手が不自然な動きをしていることに気付いたあといよいよ彼も…と思い視線を投げてしまえばコンボイもまたアイリスと視線を重ねた
「あまりみないでくれ」
「いや…あ♡じぶ、んもみる、くせに…あぁっん♡♡」
ハッチからコネクタを出すだけの行為が恥ずかしいのならば私はどうなるのだとアイリスは言い返したかったが言わせないというようにコンボイはアイリスの足の間を強く吸い付いてやった
散々乱れた恋人を目の前に舌を伸ばしながらも彼はそれを餌にするようにオイルが溢れたコネクタを強く扱いた、そちらに集中するコンボイはまるでアイリスの股に顔を押し付けるだけであり、けれども更に興奮した廃棄熱がアイリスを刺激して彼女もまた気付かぬうちに胸元に置かれた彼の指に胸元を擦り付けた
「ハァッ…ぁ…アイリス…アイリス」
「ぁ…ぁあ♡コンボ、イ♡♡」
互いに目の前にいるというのに自慰を行っているようであった、ヌ"チュ♡グチュッ♡と鳴り響くコネクタを扱く音にアイリスは強い興奮を抱きコンボイの顔に手を添えて自身に向けた
「も…いぃよ♡♡」
「ッ〜、あぁ」
短い言葉しか出ないのは互いにどうしようもない快感を得ているからだった、互いに異なる体でありながら似たようにドーパミンやアドレナリンを分泌させているのだと感じる時、決して身体を繋げてはいなくとも今二人は確実に心を重ねているのだと感じた
コンボイは誘われるがまま彼女の上に跨るように押さえつけ、コネクタを彼女の入口に擦り付けた、決して入ることの無いそれは彼女の割れ目を何度も撫でては互いに快楽を得た
ドクドクと強く脈打つように興奮していることを擦り付け合うことで気付いたアイリスは自身の上にいる彼が普段どれだけ気を張って司令官というポジションであっても欲望は変わらず、目の前にいるこの人はかわいらしいヒトなのだと感じる他はないだろう
「アイリス…そろそろッ…射精そうだ」
酷く苦しそう彼の声にアイリスは優しくコネクタに手を這わせてやり、そして導くように自身の入口に押し付けてはセックスの真似事かのようにぺちん♡ぺちん♡と腰を揺らしてやり彼を刺激してやれば根元を擦るコンボイが唸り声を上げた為、片手で穴を広げてやり彼のコネクタをそこに導いてやればコンボイは一層濃いオイルをアイリスのナカに注ぎ込んだ
「あっ、つ…〜〜ッ♡♡」
「アイリス、まだだ、まだ射精るから受け止めてくれ」
グイッと押し付けられたそれはもう先端だけなら僅かに入っているのではないかと感じるほどであり、久方振りの行為にコンボイも激しく興奮しているのだと気付いてはアイリスは頬を弛めた
「ハァ…ハァ…♡…しれい、かん」
「…アイリス、すまない」
「まんぞく、した?」
甘い寝ぼけた様な声にコンボイは僅かに首を縦に振り互いの重ね合った場所やクッション、充電スラブが酷く汚れてしまったことに申し訳なさと気恥しさを感じていればアイリスはそのことも気にせずに両手を広げた為招かれるように顔を寄せれば優しく抱きしめられ頭を撫でられた
「また、シテね」
「…アイリス、その…"また"は今じゃダメだろうか」
肩で息をする彼女にちらりと視線を向けたコンボイにアイリスが断れるわけもないと思いつつお手柔らかにと頼めば彼はまた胸元に顔を埋めるのだから本当にこの甘えたなヒトはどうしようもないな。と感じつつも彼の頭を撫でて許してしまうのだった
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