戦争を終えサイバートロン星自体も随分と復興が進んだ中、サイバートロン星に唯一身を置く人間の女であるアイリスは今日もまたバー・マカダムにて忙しなく働いていた
その小さな身で走り回る彼女を微笑ましそうに見る中でふと一人の客が彼女に恋人のことを伺った、アストロトレインという超大型機に該当するトリプルチェンジャーのことだった、サイバートロン人からしてみれば遥かに小さな彼女とその反対に巨大な彼、オマケにあの男の性格は多少意地悪なもので素直で何でもかんでも信じやすい彼女では毎度からかわれて苛められていないのかと心配した

「上手くやってるよ、意外と優しいし」

そう返事をしながら彼女は空いた自分と同じくらいの大きさのグラスを給仕ドロイドに乗せていき汚れたテーブルを拭いていれば、随分とエンジェックスの回った彼らは突っ込んだ質問を次々とし始めた
本来サイバートロニアンはパートナーをあまり作らない中で有機生命体と付き合うということはそれ程までに珍しいことなのだという、以前メテオファイアが有機生命体と付き合っていた時期があったというが彼についていけずに振られたという話でそうしたパートナーとの別れというものも1度パートナーを決めたサイバートロニアンには極めて珍しいものなのである
そんな恋愛観を抱く生命体の彼らからしてみればアストロトレインとアイリスというカップルは兎に角興味を引くものだった

「いくら縮小機能を利用してもあのデカさじゃ接続だって出来ないだろ?」

彼女に顔を近付けてそういった客にアイリスは思わず目を丸くして驚いてしまう、本当に悪酔いをしているのだと思い無言でいれば助け舟を出すようにオーナーであるパーセプターがアイリスに上がり時間だと告げながら彼女に質問した彼にエンジェックスの成分を分解させる飲み物を差し出した

「あまりウチの従業員を困らせないでくれ」
「平気だよパーセプター、でもそういう話はあんまり言いたくないからごめんね」

それじゃあ帰るから。と告げた彼女に酔いの覚めた客は謝罪を告げた
決して不可解という訳では無いがあぁした質問はアイリスを多少混乱させるものだった、サイバートロニアンも人間も対して変わらないのだと感じつつ店の裏に置いていたアイリス専用のスカイスレッドに乗り込んでオートボットの管轄からディセプティコンへ移動した

「ただいま…また何か作ってるの?」
「帰ったか、少しばかりな」
「デッドエンドは居ないんだね」
「お前の帰宅時間だからって勝手に帰りやがった」

ロボットモードであるアストロトレインが生活をしても困らないほどの家はアイリスにとってはまるでドームやスタジアムのように感じた
アストロトレインとのサイズ差がありすぎるせいで顔を見て話すことも困難でありアイリスは階段をあがり彼の目線に合わせた自室に向かおうとすれば彼の低い声がアイリスを呼び止めた

「今日は俺の中に来い」
「帰ってきたばっかだしあとでじゃダメなの?」
「どうせくだらん時間に割くだけだろ」

洗浄は要らん。という彼にアイリスは困ったような表情を見せた
彼がオルトモードであるシャトルに変形して自分の中で過ごせという時は大抵夜の誘いだと彼女は理解しているからだ、明日は休みだと彼は知っているがアイリスは視線をさ迷わせて、せめてシャワーだけでもと告げる間に彼はその巨大な手で彼女を掴んで変形してしまった
掌の中に閉じ込められる間に彼はいとも簡単に変形を終えてアイリスをいつもの様にシャトルの中の一室に閉じ込め彼女のサイズに合わせた椅子に座らせれば彼女の目の前には彼の顔が投影される、見慣れた太い眉のようなパーツに彼女の回答に不満だったのか口元のラインがいつもより不機嫌そうにしている

『いい加減諦めろ、お前も嫌じゃないだろ』

図星をつかれてしまえば彼女は言葉を詰まらせる、当然恋人と愛を育むことは嫌いでは無いが仕事終わりで多少は休ませて欲しいとも思った、地球と違い時間感覚が分からないため彼女にとって行為が夜だか朝だか分からない時間であることはもう今更いうことではなかった
ふとどこからともなく伸びてきたコードは彼女の太ももを厭らしく撫で目の前のアストロトレインは不敵な笑みを浮かべる

「さぁどうする、食事か?洗浄か?」

その言葉にさせてくれないくせにと感じつつ彼女は薄く足を開けば彼は酷く楽しそうに喉を鳴らすように笑った


「あ〜♡あっ…♡や…ぁ♡もぉ…あ♡」

彼との行為を口先ばかりで嫌がる事には理由がある、それは彼が酷く意地悪な男だからだ、体格差故に二人が直接人間の様な接触をすることは無いものの彼はアイリスを椅子に縛り付けてはこれでもかという程弄ぶ
手足を動かせぬ様に太いコードで固定して、彼女の身体をこれでもかと言わんばかりに嬲るその意思のあるコード達によってアイリスは頭の中が白紙になってしまいそうで、座らせた椅子は彼女の溢れる体液でドロドロに汚されて、目の前に投影されているアストロトレインの顔も見れないほどだった

「いっく♡イクの、いや♡ぉっ、お〜♡♡!!」

一本の太いコードが中でばらばらに動かされては弱い場所を目掛けて小突いてくる、指でされるものとは全く違う感覚は初めの頃こそ恐怖し違和感でしか無かったもののそれが彼女を良くするものだと教えこんだアストロトレインのおかげで最初の様な感覚はとうに消えてしまっていた
脆く軟弱な小さな恋人のあられのない姿をみることをアストロトレインは何よりも楽しかった
普段からオートボットの連中や他の平和主義者を扮した男共に囲まれるこの女のどうしようもない雌としての姿をみるのは自分だけだということが

「イッ、たの♡♡やらっ…やっぁ、そこした、らぁ♡♡あすと、ろ…ぉ♡♡」

頭を振りながら許してと強請るこの女に嫌という程口元が弧を描いてしまう、細いコードを伸ばして膣口とは異なる細い穴を軽く撫でてやればいよいよ彼女は涙を零して彼の名を呼んだ
その間も彼女の中に沈む前戯のためのコードを動かしてやれば絶頂を何度も迎えたアイリスの体は抵抗を示すようにガチャガチャと拘束した手足から歪な音を出した

「おねが…おねが、ぃ、それ…♡やっ、きちゃ…うのぃや♡♡」
「嫌な奴がそんな顔をするものか、期待に濡れた顔しやがって」
「ほ…んとっ、お"っ♡なの、に♡♡ぁっあっ、♡イクッ♡いっ、ちゃ♡おっ♡お〜〜♡♡」

獣のような下劣な声を上げたアイリスは自身が子供の粗相をしたときのような感覚を感じていた、やまない快楽の波に頭の中に電流が走るようでふとコードが彼女から抜けていくのがわかった
抜ける間際にもわざとらしく表面を撫でるためにアイリスは腰を跳ねさせ床を汚した

「おいおい、何処まで俺にマーキングしたら気が済むんだ?」

床も椅子もベタベタで掃除はお前がしてくれよ。と低い彼の独特の声が一人しかいないシャトルの中に響く
余韻の抜けぬ身体を震わせていい加減終わらせて欲しいと願っていながらもアストロトレインはそれを見透かしており彼女への愛撫を止めるつもりはなかった、それどころかこの恋人の本質を見抜く彼は楽しそうに別のケーブルを伸ばして彼女の眼前に突きつけた

「なに…それ…」
「そんな顔するな、なに怖くはないちゃんと人間に害のないように調整してやってる」
「そうじゃなくて、なんでそんなの」
「恋人をかわいがってやりたいと思うのは当然のことだろ」

わざとらしい彼の言い方に思ってもいないくせにと睨みつけつつ目の前にある二本のケーブルをみつめては凡そ快楽を与えるものに見えない為に恐怖した
二本の細いケーブルの先にはクリップのようなものが付いており、まるで彼女を威嚇するようにバチバチと音を立て電気が流れていることを理解する、まるで拷問器具でありいよいよここまでして来るのかとアイリスは恐怖から涙を貯めればアストロトレインには罪悪感等なく嬉しそうに恋人を見つめた

「安心しろ、恐怖心なんざすぐ消える」

まぁビビりなお前のためにちゃんと心身共にケアをしてやろう。といった彼はまた一つケーブルを彼女の足の間に置いた
先端にくぼみがあり数センチの小さな突起がついたそれは普段から彼女を散々いじめ抜くものだと理解した、目の前のホログラム投影されたアストロトレインに懇願するように彼女は声をかけるが彼はそんなものを聞く気など当然無くただ愉しそうに笑みを浮かべる

「〜〜ッ♡♡お"ぉ"ぉ"♡♡らめ♡♡オホッ♡♡」

アイリスは気が遠くなってしまっていた、今自分が何をされてどうなっているのかなど理解も出来ずにはしたない声を上げアストロトレインに無様に顔をさらした
顔や体から様々な体液を溢れさせるアイリスは決して美しいものではないがその醜い姿こそが彼を興奮させるものである、両胸の先端をクリップで挟まれ微量の電流が流される度に身体には痛みではなくまるで絶頂に似たような甘いものが走り続けている、しかしながら低周波で流しているとはいえ苦しめない為にとアストロトレインはいっていたがそれは当然嘘でありアイリスがさらに苦しむようにと勃起した陰核を吸引器で吸ってやってはアイリスは耐えきれずに何度も絶頂を迎えアストロトレインに大きく開いた足の中心部を見せつけた

「あしゅ…とろ♡♡お"〜ッ♡イッてゆ♡イ"ってる"から"!!♡♡」
「だからなんだよ」
「らから、やめっ!へっぉ♡む、ね…ぃ、たい♡♡やらぁ♡♡」
「痛がってる奴は喜ばねぇだろ、雌穴ひくつかせてよく言えるもんだ」

嘘つきには少し罰がいるな。と笑ったアストロトレインは電流を一度だけ強めてやればアイリスは背中を反らし深く絶頂した、白目を向き天井をみつめる彼女に堕ちるとこに堕ちてきたと満足感をえつつ椅子を自身に寄せて彼女をいじめるそれらを外し椅子から無理やりに立たせ彼女の濡れきったそこを見つめては口角を歪めた

「あす…、とろ、とれいん」

そこまでされても尚アストロトレインを恋焦がれたように呼ぶ彼女も相当なものであり彼は内心呆れつつも可愛げがあると感じられた

「なんだ」
「も…もう、いい?」

蕩けた雌の顔をした彼女に何がいいのかと問いかければアイリスは彼に教えられ通りにホログラムの前で自身の雌穴を広げ、期待した表情で彼のホログラムにつぶやく、コネクタが欲しいのだと
浅ましい下品でどうしようもない女であると感じつつもそこまで落とすことが楽しみであるアストロトレインは仕方がないというように椅子をリクライニングさせて椅子の中心部に先程まで彼女を責めていたものとはまた異なる太いケーブルの束に近いものを出した
それは彼のコネクタでは無いものの神経回路を中心に組まれた束であった、アイリスとの行為を可能にするために自身に細工し丁寧にもそのケーブルの束をシリコンで覆っているアストロトレインはアイリスを縛り付けるコードを解放してやった

「欲しいって言ったのはお前だ、いつものように俺を使って遊べよ」

その言葉にアイリスは返事もせずにまるで誘われるように佇む彼のものをみつめた、人間のラブグッズと変わらないそれとの行為は毎度のことであるものの普通のものよりもはるかに大きなサイズ感にごくりと唾を飲み目の前を見てもアストロトレインは口角を上げたままみつめるばかりであり、アイリスは覚悟を決めゆっくりとそのコネクタを自分のなかに沈めこんだ
息苦しい程の圧迫感と異物感に苛まれつつも目の前のアストロトレインから与えられる視線はどこまでも心地よいのは決してからかいだけではなく、その中に僅かに恋人への優しい眼差しがあるからだろう

「は…ぁ…♡…アス、トロトレイン…♡」

口付けも指を絡めることも直接的な繋がりは二人には全くないものの擬似的に繋がり合うだけで互いに満たされた、ようやく飲み込んだアイリスは目の前に手をやりアストロトレインをみつめ顔を寄せた

「好きだよ」
「…あぁ、もういいから好きにしろ」

ホログラムに口付けてもそれは映像が乱れるだけであるが満更ではなさそうな彼にアイリスは多少満足感を得た、そしてゆっくりと腰を上下に譲り目の前の恋人を見つめ続けた
たとえどれだけはしたなくが乱れた表情だとしても彼だから見せられるのだと思いながら拙く腰を揺らす度にそこは微かに水音を立てた
そんなアイリスの様子にアストロトレインは苛立ちさえ感じられた確かに快楽のパルスが流れてはいるものの余裕を持ったアイリスに対してもっと乱れて求めて欲しいと願うからだ
自分なりに動く彼女にたまらずアストロトレインはこの疑似コネクタをピストンしてやればアイリスは目を丸くして目の前のホログラムが投影された机を掴んだ

「っ?!♡まっ…ぁ♡アッ♡♡」
「随分トロ臭くてみてられなくなってな、手伝ってやるよ」
「す、きに♡♡して…イイッ♡って、いった…くせ、にッ♡♡だめっだめだめ♡♡そこっぉ、イグ♡♡」

ドヂュ♡ゴヂュ♡と激しく音を立てるそこにアイリスはたまらず逃げようと腰を浮かせるためアストロトレインはすぐさまコードを伸ばしアイリスの手足を拘束してやればアイリスは抗えぬその快楽から胸を突き出し喉を晒し受け止めていた
先程よりも遥かに強いパルスにアストロトレインのブレインも情報解析が間に合わずに短いエラーが発生していたが構わずに責め立てた

「う"ぅ"♡〜ク♡いくっ♡イクっ♡あすとろ♡イッ、〜〜〜♡♡」

訪れた快楽の波にのまれるアイリスは強くアストロトレインのコードを握りしめた、まるで指を絡めるように優しく力強くしては心地よさそうに絶頂の余韻に耽っておりホログラムで眺めたアストロトレインはゆっくりとアイリスを解放しコネクタを抜いては彼女を手に抱き変形した
手のひらの中でぐったりと寝そべるアイリスに顔を寄せればアイリスは肩で息をしつつもゆっくりと起き上がり寄せられた唇に自身の唇を重ね舌を食んだ、伸ばされた指を優しく抱きしめてアイリスは疲れきった体で自身を見下ろす恋人に愛してると堪らずにこぼせばアストロトレインもまた満更では無い表情を浮かべ彼女をベッドに置いてやった

「俺もだ」

かすかに聞こえたその声にアイリスは嬉しそうに笑みを浮かべて瞼を閉じれば優しい彼の機体の稼働音が聞こえるのだった


そうした日々を過ごした数週間後マカダムはまた盛大に客が入っていた、アイリスは忙しなく走り回る中グラスを置いたテーブルの客に呼び止められ問いかけられる

「アストロトレインとヤッてるのか?」

またその質問かと呆れて仕事に戻りたいと思っていたがどうやら悪酔いをしたその客達はアイリスを捕らえてテーブルの上に座らせて詰め寄った、助けを呼ぼうとカウンターを見つめたもののパーセプターはオーダーに埋もれて彼女に視線は向いていなかった
人間とサイバートロニアンである故の珍しさから問いかけてくるのだろうがあまりにも不躾で品がないし飲み過ぎだと注意しようとしたものの一人はアイリスの腰を抱いて彼女を見つめ、俺なら楽しませてやれるのに。といった
それにはアイリスも顰め面を向けて助けを求めるために大声をあげようとしたがふと店内が静まり返りそんなひとつのテーブルに大きな陰が差し込んだ

「随分楽しそうじゃねぇか、ここはバーからキャバクラに変わったのか」
「何その姿、というかデッドエンドと来たの?」
「聞くところはそこかよ」

天井ギリギリの高さのアストロトレインがいたことにアイリスは目を丸くして驚くもその後ろに小さく見えるいつもの友人にさらに驚けば二人は呆れた顔をした
アイリスを掴むサイバートロニアンから彼女を奪い返してカウンターに連れていけばアイリスは早速と二人のドリンクを用意して一体どうしたのだと問いかけるもアストロトレインは黙りこくった

「ここ最近こいつの縮小設定にずっと付き合わされてな、おかげで俺も疲れた…いいエンジェックスを入れてくれ」
「へぇ…そんな大事なことあったの?」

何かまた悪いことじゃないよね?とアイリスは聞きつつパーセプターに入れてもらったドリンクを二人に出せばアストロトレインはそっぽを向いたまま静かにエンジェックスを飲みはじめた
デッドエンドは珍しく楽しそうにアストロトレインのような意地悪な顔をして告げる

「お前の仕事ぶりが心配だったらしい」
「…勝手なことを抜かしてんじゃねぇぞ」
「それ本当ならデッドエンド今日は私の奢りでいいよ」
「本当だ、惚気まで付き合わされたからなデータもあるぜ」
「勝手なこと言ってんじゃねぇよ、生活に不便ってだけだ」

ドンッとカウンターを強く叩いたアストロトレインのおかげでアイリスはその軽い身体を跳ね上がらせてグラスとともに宙に浮いた
手馴れたように優しく彼女をキャッチしたアストロトレインに彼女は思わず目を丸くして普段とは全く異なる距離感やサイズ感に心臓を鳴らしては事実はどうであれ嬉しいものだと感じられた

「このサイズだと話しやすいしいいね」
「だろうな」
「スパークに影響出たりしないの?」
「平気だ」

アイリスは興奮気味に質問すれば彼もまた満更でもなく答えるもののパーセプターは長い列を生したオーダー表を見つめたあとアイリスに声をかけた

「それ以上仕事をさせる気がないなら彼女を帰らせるが?」

その言葉を聞いてアストロトレインは帰ろうというものの根が真面目なアイリスは慌てて彼の手から抜け出してパーセプターの作ったドリンクを給仕ドロイドに乗せてはまた逃げるように行ってしまう
思わず目の前のマスターと、そして肩を揺らす横の友人を睨みつけて彼は言った

「覚えておけよ」

忘れられるわけが無いだろうと彼ら二人は言葉に出しそうになるも飲み込んだ、こんな男でも恋人の為ならばどんな姿にでもなってしまおうとする上に心配になってこんな場所に来るほどなのだから恋とは全く面白いものだろう。

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