伏見臣
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互いの身長差は40cm以上はあり、190cmという身長を誇る臣と正反対に一般女性平均身長もない140数センチの小雪では体格も身長差もはるかに違う
華奢で細く商売品として家柄のせいで育てられた小雪は臣の手でいとも簡単に折れそうな花に見えるのだから仕方がない
「臣くんこれだけでよかった?」
「あぁ、付き合わせてごめん」
「いいの、私が臣くんといたかったから」
隣同士に並んで歩く帰り道は毎度の事ながら心地よく、学生時代の青春を思い出させる気がした
臣の手には大きなスーパーの袋が2つ、寮全員の食事を作るとなるとどうしてもいつも大量になる、体格がいいためか重たそうな荷物も気にもとめず軽々と持ちながら歩く
「今日夕飯食ってくだろ?」
「うん、おばあちゃん達にも連絡してるから」
「小雪の好きなカレイの煮付け作るからな」
「臣くんのお料理美味しいから劇員さん達も嬉しいだろうなぁ」
「なんなら毎日だって食べに来ていいんだぞ」
「そっそれは悪いかなぁ」
などと言いながら寮についてからは小雪も今では通いなれた場所でスリッパを借りてキッチンで2人で買ったものを片付けつつ夕飯の支度をする
まだ学生達もましてや社会人たちも帰ってくる気配もなく小雪も臣もエプロンを付けながら手際よく下準備をしていく
「小雪」
「なに?臣く…、ここ寮……でしょ」
ふと名前を呼ばれて横に立つ臣を見上げた途端に顔が近づいていた為か唇が軽く重なったことに小雪は赤くなりながらいった
臣も反省する様子はないような、悪い事をした自覚もない風に微笑んだ
小雪の悩みはそういったところだ、決して子供のようなキスから先には進めない、臣は人に優しすぎる、それ故に何も進めずに小雪は性的欲求の不満があった
女とて男と変わらない生き物だ、恋人に体を求めることは普通のことだろう
「あれ小雪さんだ!!」
「太一くんおかえりなさい」
「ただいまっす、久々に小雪さんの料理してる姿みたっす」
「臣くんのお手伝いだけど美味しくなるよう頑張るね」
「そんなの小雪さんと臣クンが作るなら絶対美味いに決まってるっす」
子犬のように猪突猛進に走ってきたかと思いきやそういって小雪に話した太一は臣と軽く会話をして出ていった
いつの間にかそんな時間かと思いきや続々と劇員たちが帰ってきたものだから小雪も臣も先程のことなど忘れて料理の準備を急ぎ始めた。
「はぁ…ご馳走様でした」
「お粗末様でした」
最後に食べ終わった小雪と臣はテーブルの上に丁寧に空っぽになったおかずの皿や自分たちの茶碗を洗い場に置いた
「洗い物私がしとくね」
「いや、手伝ってもらってそこまで悪い」
「いいの、その代わり帰りはお家まで送ってってほしいな、おばあちゃん達には遅くなるから寝ててって言ってるから」
「あぁわかった、小雪が洗い物するなら今のうちに洗濯物畳んでくる」
各自自由な時間を過ごしている筈が臣ばかりは家事に専念する
時刻はいつの間にやら21時を過ぎたばかりでようやく洗い物を終えた小雪は臣に入れてもらったローズヒップティーを飲みながら、昨日焼いて残っていたというパウンドケーキを内緒に貰っていた
「小雪が洗い物してくれたお陰で今日は早く終わったよ、ありがとう」
「いいの、当番とかいるとはいえ臣くん毎回やるからたまには楽させて上げなきゃ」
「…ありがと」
「っ、だっダメだってばみんな一応帰ってきてるし」
隣に座る臣の顔が近づいた途端に小雪は思わず臣の口に手を当てた
他人に見られるかもしれないという恥ずかしさが堪らなかったのだ、それでも臣は小雪の手をとってその手のひらに唇を重ねてリップ音を立てる
オーバーヒートしたように赤くなっていく小雪が面白いのかいたずらをする子供のようにまた顔を寄せ合わせた
「ただいま……お邪魔しました」
「い、至さん違いますから!どうぞ!」
ナイスタイミングだというように珍しく遅くに帰ってきた至に小雪は大きく声を上げてソファーから立ち上がる
「私そろそろ帰りますね」
「今日もありがとう、またおばあちゃん達によろしくね」
「はい、いつでもお待ちしてますね」
監督であるいづみにそう告げに行って玄関先で靴を先に履いて待っていた臣の隣に立って見送ってくれた劇員たちに手を振って歩き始める
「天気悪いな」
「明日大雨って天気予報いってたから外干ししてたやつ部屋の中いれとかなきゃダメだよ」
「あぁそうだな、こんなに遅くなるとは思わなかった」
時刻は22時前で珍しくも遅い時間だ、とはいえ小雪の住み込んでいる店の夫婦たちには初めから伝えているため、泊まり込みだとしても怒られることはないだろう
交際している相手も伏見臣だとしれば安心して身を任せてくれたほどだ
他愛のない話をしながら歩き始めて10分ほどだった、バケツをひっくり返すような雨が降り出したのは、臣に手を引かれて走り屋根のある駐車場の中に入るが雨は止む気配もなく、反対に強くなるばかりで雷までなり始めた
「こりゃあ傘借りてもびしょ濡れだな」
「止む気配もなさそう…」
「財布ならあるから一旦雨止むまでここでいるか」
そういった臣に小雪は思わず目を丸くした、入口付近を見れば分かるとおりにHOTELと表記されてはいるが普通のものと違う恋人達の宿泊施設だというのがわかった
「変なことはしないから安心していいから、それに小雪もその…服乾かさなきゃダメだろ」
気まずそうにそういった臣の言葉通りに小雪の白色のシャツは雨に濡れて透けてしまい、下に着ているブラジャーが見えていたすかさず臣が自分の羽織っていた上着を小雪に被せて再度「大丈夫だから」と告げて手馴れたようにホテルの中に入った
普通のホテルとは違うのだと始めてきた小雪は思った、大きなパネルに大量の部屋の写真が載っていて、場所によってはジャグジー付き、露天風呂付き、等と大きく書かれているがシンプルな部屋のボタンを押して臣は受付にいって「取り敢えず休憩で、あと服の乾燥機とかはありますか?」と聞いているのを見て思わず他の女性との経験を考えた。
受付の言葉は何一つ聞こえずに静かなだけのホテルでエレベーターのボタンを押した
「なんだか慣れてるね」
「…まぁ、来たことがないって言ったら嘘になるからな」
苦笑してそういう臣が自分とは違うのだと分からされた、小雪の身体は少しだけ冷めていて自分は臣の女でありながら身体のひとつも重ねてはもらえないと思えてしまっていた
オートロックのドアを開けて部屋に入れば広いモデルルームのような場所に小雪は物珍しそうにみた
「先に風呂の用意しておくから服は脱いで置いといてくれ、俺のも濡れてるから一緒に入れておくから」
「あっ、うん…でも服どうしよ」
「あー……俺のでいいなら、中に着てるシャツ濡れてないからそれでもいいか?」
「臣くん服なくなるけどいいの?」
「ズボンはそんな濡れなかったから大丈夫だ、汗臭いかもしれないけど着ててくれ」
そういって渡されたTシャツに袖を通して改めて男女差を感じながら全身に感じる臣の匂いに酔いそうになる
絞れそうな程に濡れてしまった薄いシャツと下に履いていた薄手のズボンを脱いで雨で濡れて心地の悪い下着も仕方なしに取って風呂場の横にある乾燥機に服を入れた
「小雪が着るとワンピースだな」
「そうだね、臣くんってこんな大きいんだね」
「ガタイがいいからLじゃ少しきついんだ」
風呂の支度をする臣に話しかけたはいいが、上半身が裸の彼の裸体は眩しいほどに鍛えられていた
役のために丞と鍛えたりスポーツを嗜んだり何かとしているのは知ってはいるが、ここまでの肉体美のようになっているとは思わずに目を背けてしまう
風呂場から出て何かをしようかと小雪は適当にテレビをつけて見た途端に流れた女性の裸体と男性の裸体、交わり合う姿に目を丸くしたのと予想よりも大きかった音量に思わず驚いてリモコンを床に落とした
「小雪大丈夫か…」
「あ…」
タイミングが悪いとはこの事だと2人は思った、テレビは付けられたまま未だにAVは流れて、リモコンを取ろうとした時に何も考えなかった小雪は借りていたシャツが上にあがり、形のいい尻が出て音に驚いて出てきた臣が勿論それをみてしまったわけだが、小雪の熱は上がっていくばかりだ
「何も見てないから、それと普通の番組なら下の地上波ボタン押したら見れる筈だから」
「…え、あ…うん」
「乾燥機付けてくるな」
また風呂場の付近にいってしまった臣に小雪は何も言えずに自身の体をシャツ越しにみた
全体的に薄く細いと小雪自身自分の体を思った、テレビに見えた女性は胸も尻もどこもかしこも肉付きよく魅力を感じた
すぐに戻ってきた臣は特に何も気にした様子はなくベッドに腰掛けて二人でテレビを見ていれば、風呂の準備の完了を告げられる
「先入っておいで、濡れてるしだいぶ寒かったろ」
「うん、じゃあお言葉に甘えて」
そういって風呂場にいって小雪はため息をつく、外の雨の音はまだ消えそうにもなかった
魅力がないのかと自分の中で問う
己が生まれた世界では女は商売道具で小雪だって自身の容姿を醜いと貶すほどには思わない
白い肌に黒い髪に赤みを帯びた唇、人形のように美しく生きることに意味があった世界と今はもう違えど、愛する者に求められないことは小雪にとって苦痛だ
薄いピンクの入浴剤から覗き見える自分の体を睨みつけて湯船から上がり無駄に広く大きな風呂の中にある鏡で自身の体を見つめた
「…臣くん」
小さく呟いた名前は広いだけの風呂場に消えた
体を拭き乾燥機を覗けばまだ始めたばかりなのかまだ時間がかかるらしく、仕方なしにフェイスタオルを片手にドライヤーをして再度臣のTシャツを着た
「お先ありがとう、臣くんお風呂どうぞ」
「風邪ひかないように、お茶いるならそこに置いてるから」
「わざわざありがと」
いってしまった臣の背中を見つめながら、その腕に抱かれたらと想像してしまう
大きなその手で身体を愛撫され、彼の男根に打たれて甘い声を出して手を伸ばして彼を必死に求めて
ふと上がったばかりの身体でありながら違和感を感じて自身の股ぐらに手を伸ばせば、案の定クチュリと小さく水音を立てていた
いつからここまで浅ましくはしたない女に変わったのだろうかと思いながらも風呂に浸かる恋人を思い出す
深く息を吸って深呼吸をして扉の前にたった、衣類を脱いで高鳴る鼓動を抑えて扉を開けた
「小雪?どっどうしたんだ」
「臣くんのお背中を流そうかなって」
「いや別に大丈夫だ」
入ってきた小雪に驚いた臣は立ち上がり小雪の前に来てそういった、焦ったような声色にまるで自分は望まれていないような気がしてたまらなくなる、届かない唇を望むこともできずに目の前に立つ臣の背中に腕を回した
臣の胸にも届かない身長差に少しばかり嫌気をさしながら、恐る恐る上を見上げた
「私じゃ、ダメかな」
臣は誰にでも優しい、だからこそ怖くなる、求められないことにさえ
自身を嫌悪しつつも彼の過去が羨ましく思えてしまう
「小雪が思うほど俺は良い奴なんかじゃないんだ」
「…臣くん?」
「欲しいってずっと思ってる、けど壊しそうだと思ったんだ、けどもういらないってことでいいんだよな」
「えっ…ッンン!」
突然塞がれた唇に驚きつつも激しさは止むことがなく苦しくなって唇を開けばそこから更に喰らうように舌が伸びて歯列をなぞる
腰を抱かれて離さないと語るように求められてはようやく離れた唇に肩で息をする小雪に気にした様子もなく顎を甘く噛まれ、耳の形を確かめるように舐めた
「臣くっ、あのえっと私」
「欲しいんだ」
「…っあ!」
抱き上げられてベッドに連れられた小雪は目の前の臣が自分の知る彼ではないように思えて怖くなり腰を引けて逃げようとするのを上から押さえつける
「臣くんおねがい、電気消して欲しい…恥ずかしいよ」
「わかった、見えなくなるからここだけ付けるから」
「あ…あの臣くん当たってる」
「あぁ興奮してるんだ小雪が欲しいってずっと思ってた」
欲望を隠すことで精一杯だった、細く白い人形のような女性を抱くことが恐ろしいと思えた
今まで経験した相手はそんなことも思わなかった、時には恋人でなくても一夜を共にした、自分より年上で経験のある女性ばかりで求めて求められて獣のような、それこそ本能の赴くままのセックスを体験した中で、小雪との交際は至って真面目で純粋だと自分を褒めてやった
その白い首筋に何度も歯を立ててやりたいと、その細い手首を押さえつけてやりたいと、醜い欲望はとめどなく溢れてはキスをするたび手一杯で赤くなる処女のような反応が愛らしくて止めた
「おっきくないからっぁ…」
「興味ないって、それに小さいと感度がいいって」
「っばぁっ、んっはぁ」
白い肌に小さな膨らみはいままで触れた女性の中で1番小さく、そして1番興奮してしまった
小さいながらも主張の激しい桃色の突起は触れられたこともない初心さを醸し出して、今か今かと責められることを待っているように見えた
「っん…ぁ、みなっで」
「無理だ、すげぇかわいい好きだ小雪」
「わたっ、しも好き」
ゆっくりと手を下ろして濡れた蜜壷をなぞる様に触れる、軽く押せばクチュッと音を立てるのはまるで誘われている心地になる
痛いほどに膨らんだ自身のペニスが早くと喚いた、小雪に触れるだけで匂いを感じるだけで素直過ぎるほどに反応するそれは普段見るそれの倍ほどの大きさに見えた
「一応聞きたいんだけど、処女なんだよな?」
「…うん、でもその…えっと、1人で、したことあるから」
少しは平気かも、なんて真っ赤な顔を必死に隠しても首まで赤くなっては意味が無いものだ、足を持ち上げて何度も内腿にリップ音を立ててキスを送りながら、誰にも触れられたことのない花園をみた
「剃ってるのか」
「…臣くん、ジロジロ見ないでよ」
「いや、あんまりにも綺麗だったからついな」
「体毛が私、薄くってお母さん譲りだけど、恥ずかしいの子供みたいでしょ」
生えることもないのかと無駄に感心を抱いて、何一つ邪魔のない白色の奥で蠢くピンク色の甘い花園に中指をゆっくりと入れる、濡れやすいためか思っていたよりかは入ったことに安心して下で顔を隠す小雪をみれば「なにぃ、ぁ…はいった?」なんて涙を軽く零しながらそう聞いてきた
「俺の中指が今入ってる、こっから少し鳴らして3本くらい入ったら俺の入れるから我慢してくれ」
普通の男性よりも身長もあればガタイのよさもある、自分のペニスが小さいどころか平均以上で欧米サイズなどと冗談で言われるほどに大きいのは理解していた
それを初めてで受け止めると考えれば臣からしても出来るだけと思ってしまう、小雪は年齢こそ1つ上ではあるが中身は子供と何ら変わらないのを知っていた
愛しているからこそ傷つけることが怖いとおもいつづけていたものを求めてしまう
「臣くっ、ぁっあっ」
「ん?どうした」
「きすっ、してっぁい」
恥ずかしがって隠していた手を伸ばしてそういった小雪に体を少し寄せて唇を重ねる、甘い香りがする
金木犀のような優しい匂いは心に余裕を与えてくれるようだった、小雪から溢れる蜜を掬ってはもう一本と指を増やしてみれば大きく肩を震わせるが痛みではないのだと察する
「っおっみくっそこやっぁ、変っなっちゃあ」
「ここがいいのか、奥が好きなのか」
「やっ臣くっ、それいやっイッちゃっあっ!あぁっンッぁあ」
「……小雪大丈夫か」
ビクビクと背中を弓なりに逸らした小雪の蜜は溢れてシーツの色を変えたことにまた少しだけ興奮してしまう
肩で息をしながらトロリと蕩けた瞳で見つめる小雪に内心ドキドキしながら言葉を待つ
「臣くん」
「ん?きつかったか…ごめん」
「ちがっ、もっと…してほしいの、えっちな子みたいで恥ずかしいけど、臣くんの手気持ちいの」
「あのな…そういうの、俺以外絶対いうなよ、いや俺でもダメかも」
充分に解れている小雪の膣内を確認して額や鼻の先にキスをすればそっと、小雪の両手が臣の頬を包んでキスする
自分からすることが珍しく上手くもないそのキスが心地よく小雪の足の間に自分の体をいれる
「背中に爪たてていいから、俺のことでいっぱいでいてくれ」
「いつも臣くんでいっぱいだからそれ以上は死んじゃうかも」
恥ずかしそうにそう笑った小雪に微笑んで足を掴む、ようやく繋がり合えると思っていながら壊してしまうのではと怖くなった
痛みをできるだけ与えないようにとゆっくりと先端を埋めるが小雪の声を苦しげで
「おみくっ、ぁ…ゆっくり」
案の定涙を溜めていう小雪に罪悪感を抱きつつも愛おしさが胸を占める
背中に回された手の力が強くなる、出来るだけゆっくりと意識して小雪の中に身体を埋める
「いたっ、臣くんっ…ふっぅ」
「もう少しだから」
優しい男のフリをしてどこまでも最低だと自分を責めた、小雪にもう少しだと嘘をついてまだ半分弱しか埋まってないそこをみた
体格差のせいもあって狭く感じることはあったが、特に身長差が大きい故に小雪の中はいっぱいなのかもしれなかった
泣きながら痛いという小雪にやめる気も起きずに求めてしまう自分をこのあと死ぬほど後悔するのだと感じながらも、目の前で涙を流す小雪の涙を拭うように人差し指で掬えば、その手に小雪の小さな手が重ねられる
「臣くん…好き、大好きなの」
「小雪?」
「だから、奥までちょっだい」
苦しいのは小雪だが、覚悟を決めたのか小さく血が流れるそこを気にした様子もなく分かったと二つ返事に奥に進めれば小雪の声はいつもより大きく上がる
背中に立てられた爪が心地いい程にはこの行為が気持ちよかった
「奥までこれで入ってる、大丈夫か」
「…っはぁ、うん…へーきだよ、動いていいから」
肩で息をしながら必死にそういう小雪の頬を撫でて唇を重ねて腰をゆっくり動かす
腰を抱いて小雪の体を包むように抱きしめてうわ言のように2人して愛していると囁いた
「んっ、はぁっあ!臣くっ、ん」
「小雪っ、小雪っはぁ…もっ、限界だ」
「いっいいよぉ、臣くっのイこ?」
そう言って両手を伸ばして小雪が臣の頭を掴んでまるで抱きしめるようにした、直前で引き抜いた欲が小雪の太ももと腹に舞散った
肩で大きく息をして見つめ合えばどちらともなくキスをした
「腰痛い」
「悪かった朝送って帰るから」
「朝食はエッグベネディクトにしてくださいね」
「小雪のためならなんだって作るさ」
冷えてしまったぬるま湯に2人で浸かりながら話をする
髪を乾かして小雪はベッドに入り臣の腕の中で嬉しそうに微笑んだことに、不思議に思った
「どうした」
「ずっと臣くんに女だと思われてないって思ってたからえっちできてよかった」
互いに悩んでいた部分を解決した今はそういったことを素直に告げあった
時刻は深夜2時を回ってしまっていてフロントに電話で宿泊に切り替えた、臣の逞しい腕で腕枕を堪能しながら大きく欠伸をした小雪はもう眠たげだった
「寝るか?」
「うん…おやすみ」
「あぁおやすみ、それと…雨だったこと実は至さんに聞いてたんだけどわざと傘もってなかったんだ、ごめんな」
なんて今更の謝罪に小雪は目を丸くしたあと仕組まれていたのかと理解して恥ずかしくなり布団を頭まで被って臣の胸に顔を埋めた
「今度から…そんなのいらないからね」
今の小雪には精一杯の強がりはそれだけだった、小さく笑って臣の唇が最後に額に届く頃には小雪は眠っていた。
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