ゴン=フリークス


ある日二人きりの夜、内緒でキルアに隠れて話をしていた
ゴンは優しくて頼りになるが少し抜けてもいたそこがまた良くて途轍もなく友達以上に話をしたりしていたのがダメだったのだろう

二人して声が突然でなくなったのは、きっと偶然じゃなく自分のせいだと理解したとたんに、どうして相手もなったんだと思えば向こうは必死に声をだそうとするものだから、口パクに「私のせいだとおもう、ごめんね」といった
理由を聞かれるとどうしようもない、私はあなたに恋をしていますなんて言えるほど素直な人間なのかと自分の疑うことだろう
ゴンにそういえば、特に慌てる様子もなく「リーリェの能力ならいいや、でもどうして?」と素直に聞かれて止まる

「自動でなっちゃうみたい」

恋をすると発動してしまうそれだが、何日か経過すれば終わることだ、だがいつ何時起こるかはわからないためこまる
だが声はでなくても、ゴンは言葉を口パクでわかってくれたため、さほど支障は来ないことだろう、だがそれでも彼の声は聞こえないのかと思わず思ってしまう
自分は重症かもしれない、ゴンはきっと純粋な友達としての好きだというのになんて愚かなのだろうかと思えてしまう

どうして自分だけでなくて対象相手もなったんだと思わずため息がでる、解除法は自分でもわからない上に作ることは出来ない、数日または数時間かもしれない、まるで気まぐれなその能力には苦労が絶えない
目の前で楽しそうなゴンはそんなこともわかるわけがないために先ほどの続きの話をしていた

もし、これが二人とも治らなかったらどうする?

突然そういいだしてみれば、ゴンは真面目に考え始めた声は大切だ
今この二人だからできる話もほかの人間にはできない場合もある、内緒話は二人きりだから楽しいのに、ずっと内緒はつまらなくなる、それでも二人での時間が幸せであるのはきっと独占欲の表れでもあるのだろう

俺は平気かな、だってそしたらずっとリーリェと内緒話できるでしょ?あっでもキルアと話すときどうしよ

なんて言い出すもので、きっとキルアと自分の重さは同じ
一位なんてゴンにはないもので、それが悔しくてたまらない、きっとキルアが女の子ならばもっと嫉妬していただろうなどと思えてしまう自分に嫌悪をみせれば、手を重ねられるた、それだけでも心臓が向こうに聞こえるのではと思えるほどに早くなる気がして怖くなる。
たった一言好きだと伝えればこれも終わるのかもしれない、今まで通りに続くその関係に終止符を打ちたいわけでなく、欲を言えば少しだけゴンの一番になってみたい

俺リーリェが好きだから、こういう風に内緒話するの大好きなんだ

あぁずるい、きっとそれは愛でもないのに優しいナイフは痛みはあれど血はでないのだから、その指先一つで突き飛ばしてくれたならば離れれるのに、ずっとずっとハグされるわけでもなく手を繋ぐわけでもなく、隣をいてくれる彼の優しいナイフがずきずきと胸に刺さるものだから苦しくてたまらない

私も好きだよ

嘘じゃあない、きっとそれはゴンと違う意味なのに、それを理解するにはゴンはまだ未熟でハンターとして父を追いかけているゴンの邪魔になりたいわけでもない


「ほんと!?...あれ?」

勢いよく両手を掴まれたかと思えばいつものゴンの声が聞こえて目を丸くした

「あれ?声出てるね」

解けたのかと思っていればゴンのその腕がしっかりと抱きとめてきた、どうしてそう優しくするのか、わからなくて怖くてたまらず
そして幸せだと思う自分が何より憎らしくなる、恐る恐るその背中に腕を回せば強い力がこめられて名前を呼んだ

「ゴン、くるし...」

「俺ずっとリーリェが好きなんだ、友達じゃなくて..なんていうか、その胸がドキドキするような」

その言葉で十分だった、心臓が跳ね上がった
言葉が出る前に、ゴンのその頬を包んで、唇を小さく重ねて見つめあった
あぁ、お互いに恋をしている、お互いに愛を望んでいる
何も言わずにその腕に強く抱きしめられた

「俺、めちゃくちゃリーリェが好きだから!」

わかってる、なんて言いそうになるだって、ゴンの心臓はドクドクと自分と同じほどに音を立てて、愛をさけんでいたから