ヒソカ・モロウ



それでね、あれでね、これでね
彼是目の前の奇抜な格好をした道化師が話し始めて何時間立っているのか、ただゴンとキルアを待っていたはずのリーリェは突然現れたヒソカに連れられてすぐそばのカフェに入れられた、テラスだから来たら戻ればいいと、珍しくいう彼がなにを企んでいるのかは予想もできないことだが取り合えずは納得して現在二人でカフェでお茶をしている

おごりだといわれ、目の前に出されいるケーキとパフェに手をつけた自分は決して悪くない...と思った
こんなところをキルアに見られたら怒られるのだろうと思いながら何とも言えないでいる、右から左に道化師の話を聞き流して待っているのはいいが、いまだくる気配はなくおまけに連絡もまだ来ないままだった、そう思ってた矢先突然黙ってしまったヒソカをみた

「....」

口をパクパクと魚のように開いては閉じるヒソカに疑問が生じて、どうしたのかと問うがわからない様子で、ふと思い出したのは自分の能力だが、ありえないとおもった
なぜならそれは今目の前のありえないこの変質者を心のどこかで好きだと思っていて、それを自覚している自分がいるからだ
だがそんなことは残念ながら考えたこともない、それこそ頭をぶつけて記憶障害を起こさない限り無理な話だろう、ということは別の念能力でも起きたのだろう

「誰かと戦ってきた?」

そういえば首を横に振る、今こうして行動を共にしているわけでさすがに放置するのも悪い気がして、ケーキとパフェを胃に押し込んだ
せっかく初めて行ったカフェでおいしかったため味わいたかったのにと思いつつも、文句はさすがに言えずに何者に狙われているかもわからずにヒソカの手を引いて人気の少ない路地に入りながら、近くで念能力者らしきものを探してはみるが見当たるわけもない


「ねぇヒソカ、本当になにもしてないよね」

そういって聞けば指先からオーラを発して文字を出した

もちろん、僕は善良な一般人だからね

よくもまぁこんな状況下で冗談がいえるものだとため息が深く出そうだった、どうにか解除してやれないかと悩みながら、知り合いに連絡を入れて聞いていくが特にわからないといわれて終わってしまう
後ろで壁にもたれて自分のことなのに気にも留めないヒソカに文句を言いたくなり、思わず近づいて口を開く

「もう!ヒソカの問題なんだよ?わか......って...」

「あぁわかってるよ」

言葉を遮られて、両頬をそれは優しく包まれたかと思いきや唇に優しく何かが触れて離れたがそれはものの数秒で何かを理解してヒソカを殴りそうになってしまうがその手を取られて彼は言う

「ほら、お姫様のキスで解除できるからね」

思わずへたり込んでしまえば、楽しそうにまた笑って最後に額にキスをもう一度残して路地から出て行った
最初のヒソカのように口を開いては閉じて、そして気づく

どうやら、自分の念能力だったと

なぜなら今自分の声は出ないのだから。

急いであの道化師をみつけるために走り出した、この面倒な能力を解除するにはあの道化師の唇が必要なのだから
あぁ嫌というほど心音が高鳴っているのがわかる、きっとこれが愛だとさけんで