マルコ


海を旅してもう何年目か広すぎる船の中を迷わず動き回り一端の大人ぶるナマエは今日もバタバタと音を立てて船を走り回った
彼女が探す相手は大抵1人だ、それ故彼女が人を探してる素振りを見せればみんなが相手の居場所を教えた

「あーいた!もうっ散々探したんだからねマルコ」

「どうした」

「これみんなから回収してきた報告書と納品書、それと備品の確認書類に棚卸しの書類に」

「分かった分かった、全部確認しとくよいありがとさん…それよりナマエまたスカート短いんじゃないか」

「またァ?そんな事ないよ、ナースのみんななんかもっと短いもん」

「そりゃあナースはそういうもんだよい」

ナマエの手を引いて抱きしめマルコはスカートの位置をできるだけ下におろせば、膝丈だったそれは膝くらいの高さに変わってしまう、それでなくても短いスカートが無いため折っているのに戻されてしまえば少女は不服そうな顔をしていた

「私もう19だよ、子供じゃない」

「俺から見れば充分ガキンチョだよい」

「マルコってば口うるさいパパみたい」

「…パパ…ねぇ」

「兎に角、スカートはこれが可愛いの!わからず屋の"パパ"は口出ししないで」

そういって逃げるように書類を押し付けて言ってしまったナマエにやれやれとため息を零せば周りにいた仲間達は「マルコが"パパ"ねぇ」なんて笑うものだから更にため息をこぼした

一日の業務を終えてシャワーを浴び、部屋のクローゼットの中をみた、どれも膝より下のロング丈のワンピースやスカートだらけで今どきの可愛いミニスカートはない
マルコは昔から少し過保護なんだとナマエは不貞腐れながら思った、昔ナース服を着た時に知られた途端に慌てて担がれて着替えさせられた時に文句を言えば「ガキが似合わない服なんか着るんじゃねぇよい」と怒気を含んだ声で言われ、少しばかりショックを受けたことを覚えている

明日は久しぶりに大きな街のある島に着く、そうなれば貯めていた小遣いで服を沢山買うんだとナマエは胸を高鳴らせてテーブルに置いてるカタログをもう一度見つめた
冬島に向けてコートが欲しい、コートに合わせるブーツも買わなければ、その前に暑い船の上で着やすいシャツやパンツはもちろんまたサイズが変わった下着も買い直したいし
何よりも短いスカートを今度こそ買うんだとカタログの上に輝くミニスカートをみつめた
そうこう考えていればドアがノックされる

「どうぞ」

「先に誰か聞かなきゃだろ」

「どうせマルコって知ってるもん」

「…ったく、サッチからアイス貰ってきたから食べるか?」

「えっいいの!食べる」

入ってきたマルコの手からアイスを奪いスプーンを口に放り込む、ひやりとした冷たさといちごの甘い美味しさに身体を震わせる
仕事についての話を少しされたあと狭いナマエのベッドに腰かけ開かれているカタログをみた
赤いペンでチェックやら付箋やらが貼られたそれにマルコは苦笑いを浮かべて、明日の荷物も多くなるなと思う

「こんなに買って小遣い足りないだろ」

「オヤジからボーナス貰ってるから大丈夫、それに襲撃の時に倒した人から貰ったりしてるし」

「立派な海賊だな」

そういって頭を撫でるマルコの手が心地よく猫のように擦り寄れば気を良くした彼が顎を撫でる
あぁ合図だとナマエは顔をあげれば唇が重ねられた、もう何度この行為をそれ以上をしてもトキメキが止まらないと跳ねる心臓に対して思った

「シていいか?」

低く掠れたマルコの声にナマエは小さく頷いた
ゆっくりとベッドに寝かせられて大きな照明が消され、ベッドサイドにあるライトが付けられる、センスのいいアンティーク調のライトはマルコが買ってきてくれたものだ
この部屋のもの、服も、靴も、アクセも、シャンプーのひとつでさえマルコが買い与えた、ナマエにとってマルコは恩人であり自分を創る全てだろう
幼い頃に拾われ世話を焼かれ全てを知りながら恋人関係になれたことは奇跡だと思えた

「あのカタログのヤツ全部買ってやるがスカートは違うのにしとけよい」

「やだよ、絶対あの短いのがいい」

頬や額に彼の分厚い唇が何度も落とされながらそう言われれば熱に浮かされることもなくナマエは即座に拒否した

「マルコってば本当そんなの言ってたら"パパ"みたいだよ」

まぁ年齢的に彼が自分ほどの子供がいてもまぁおかしくは無いのだからナマエはからかうようにそう言えばマルコは少し止まったあといった

「パパ…ねぇ」

「だって口煩いし心配症だしあれダメこれダメって、みんなは言わないもん」

「ふぅん、それで?」

「オヤジだって私の事ちゃんと1人の家族として認めてるよ?でもマルコは街に行く時も1人は危険だとか、戦闘は危ないとか、私マルコの子供じゃないし、世間一般的にはマルコみたいなのを"パパ"って言うんだよ、まぁ年齢的に私が子供でもおかしくない…か」

そういってナマエはクスクスと笑うがマルコはいつになく静かだった、どうせいつも通り「お前が心配なんだよい」といって流してくれるとナマエは思っていたがどうやら彼の気に障ったらしい

「言いたいことはそれだけか?」

ナマエが気付いた時には遅く彼は自身の羽織っていたシャツを投げ捨て、ナマエの服の裾から手を入れて優しく微笑んだ、それはまぁ…今から地獄を味合わせてやると言うような苛立った笑顔だ



「こ"め"ん"な"さ"い"♡♡♡♡♡♡♡」

「ンー?別に謝ることは無いよい」

マルコの声が耳元で響いた、明らかに彼が怒ってることはその行為でわかっていた、いつもより乱暴で力強く逃れようとするナマエの身体を背後から羽交い締めしながらも少女の胸の蕾を伸ばすように引っ張った
痛いはずのそれが何故か心地良ささえ感じて頭に小さな甘い電流がビリビリと流れる、腰に回されたマルコの太い脚はナマエを逃さないように固める

「ほらほら"パパ"にこうされてんだからもっと抵抗したらどうだ?」

「ちがっっ♡♡♡ぉっ、やめ♡♡おかしぐなゅ♡♡♡」

「ビンビンに乳首勃たせやがって、この変態娘ッ」

「だ、め♡ぐりぐりぃっ♡したら」

人差し指と親指で摘みナマエの蕾をグリグリと捏ねては押し潰して時に引っ張った、耳に舌を這わされピチャピチャと水の音と舌の動く音そしてマルコの興奮した息遣いが聞こえてナマエは気が可笑しくなりそうだった
まるで牛の乳絞りのようにぐりぐりとされればそれだけでナマエは甘い声を大きくあげて廊下に聞こえるかもしれないということさえ頭にはなかった

「まるっ、だめっ♡♡…ほん、とに♡い"くっ、いくのッッ…ぁ」

ダメだと快楽に委ねようとすればマルコは手を止めて優しく頭を撫でながら「悪かったよい、つい可愛くて虐めたくなっちまった」といって止めてしまう
ジンジンとする胸の感覚を置いてマルコはナマエの服を脱がせて床に落としていく、彼女の小さなダメという言葉などとうに耳には入っておらずマルコは最後に下着を全て下ろして床に投げ捨てた

「ぐっちゃぐちゃじゃねぇか」

楽しそうな声が頭上から聞こえるがナマエは羞恥心に顔を見ることが出来なかった、もう何度体を重ねたのか両手では足りなくなるほどだと言うのに未だに慣れないこの行為にナマエはしどろもどろした
足を上にあげられ開かされ抵抗しようとしても男の力にはただの非力な少女では勝てるはずがない
今にも触って欲しいと震えるナマエの秘部に顔を寄せて、周りの汚れを取るように舌を這わせた、美容を気にするゆえに毛のないソコは言わないだけで子供のように見えてイケナイことをしている気持ちになる
フーッフーッと息を深く吐くナマエは「舐めて欲しい」とも「辞めて欲しい」とも言えずに熱い視線をマルコに送ることしか出来なかった、それがまた一段と彼に楽しみを与えていることなどこの娘には分からないことだろう

「アッッッ♡♡」

ふと舌先が突起した秘豆に触れれば大袈裟なほど腰が揺れ声が漏れた、何か言いたいのか?と問うようにみてやれば彼女は何も無いと平然を装うとして顔を背ける
それがまた男を煽ることだとも知らずにするナマエにマルコは舌を伸ばした、少し薄く生温い舌が敏感なそこを触れれば蜜がとめどなく溢れていき尻にまで蜜は落ちていく
蜜壷の中に舌を伸ばせばまるで待っていたかのように締め付けて蠢いていてナマエは足をさらに閉じようと力を込めるが空いている片手で豆を潰してやれば力は抜けていく

「だ、め♡まる…こぉ♡♡ぉあ♡♡」

「そう言いながら誘ってんのはどっちだよい」

いつからこんな"女"になってしまったのやらと呆れてしまう、内ももに痛いほどの跡を2.3つほど残してまた顔を股座に埋めて花の蜜を吸うかの如く舌を這わせつつ腟内に指を入れてやりイイ場所を刺激してやる

「ひぅ♡♡♡っっあ、はぁ♡♡ソコッ♡それ好き♡♡♡気持ちぃの♡♡」

「知ってるよい、ここ爪で弄られるの好きだろ♡」

「ダメっっっ♡ほんと、ぉいく…っ♡またキちゃう♡♡」

彼の綺麗なブロンドに手を伸ばして掴む、まるでやめてともっとを同時に求めるかのようなその行動が心地よい
秘豆を舌で優しく舐めながらも蜜壷を責める3本の指は激しく刺激した、頭上に響くナマエの声が心地いい音楽のように感じるほど
あぁもうすぐだな…と把握して舌を離せばぷしゅっと音を立ててナマエの秘所から透明な液体がシーツを大きく汚した、だがしかしマルコの手は止まらなかった

「ッッダメっっ♡♡いっでるから♡♡♡♡それしちゃっっ♡♡」

「イキたいんだろ?もっと出来るだろ」

「イグッッ♡♡♡らめ、ぁっお"♡♡」

ナマエがいくら潮を吹いても、絶頂を迎えてもマルコは手を休めず終わらないエクスタシーを与え続けた
だらしなくもマルコの下の少女は小さくヨダレを垂らしながら声を上げ続けた、全て目の前の男がそうして教えてきたからだ

「っっっまるっ、こ♡♡♡♡♡♡」

「ンッ、…はぁ」

それでも健気にキスを求めるナマエに胸を打ち、顔を近付ければ犬のようにキスをして舌を絡めた、キスなのか顔を舐めているのかさえ分からないほどドロドロのキスをしてまた指を締め付けたナマエがシーツを大きく汚した
気付けばまるで水溜まりのようになってしまっていたそこに思わず頬が緩んでしまい解放してやる、流石にイキすぎたのか少し脚を痙攣させるナマエの頬にキスして自身のズボンと下着を床に投げ捨てた
ベッドの上で息も絶え絶えのナマエの横に腰かけて口元に自身の勃起したペニスを差し向ける

「ほら、舐めろ」

少し強い口調でそういえばスイッチの入っているナマエは目をトロリとさせながら上半身を起き上がらせ大きく口を開けてマルコのそれを根本まで咥え混んだ
相変わらず小さな彼女の体では大きなそれは厳しく少し嘔吐きながらも眉間に皺を寄せ必死に奉仕した

「ナマエはいい子だ、流石俺のだ」

「んっ♡ぁ、んっっふゥ♡」

「頑張ってるから俺もお返ししてやらなきゃな」

「ッだ、大丈夫だから」

「遠慮するなよいっ♡♡」

「お"ぉ"♡♡♡♡」

嫌だと嫌だと言うナマエの頭を自身に押し付けて片手で秘部を愛部してやればまるで嬉しいと犬が尻尾を振るようにナマエはケツを振った
それは快感から逃れたいということかはたまた悦んでいるのか、とはいえマルコに教えこまれたナマエは圧迫され自然と溢れる涙を零しながらも奉仕をした
頭を必死に上下に揺らして、舌をしっかりと這わせて、皮の中も亀頭の隙間も根元も全て掃除をするようにして、時折顔にあたる陰毛でさえ愛おしく濃い雄の匂いに酔ってしまいそうだった

「ッッうまいねぇ"パパ"のは好きか?」

意地悪くそういえばナマエは少し目線をあげて物言いたげな顔をして直ぐに目線を下げた、時折動きを止めてるナマエの尻をマルコの大きな手が子供を叱るように叩き上げその都度ナマエはシーツをまた汚した
ナマエが何度か絶頂した後マルコはようやくその小さな口の中に欲を吐き捨てしっかりとそれを飲み込むところまで見届ければ濡れて冷たくなったシーツの上に適当なタオルを敷いてナマエを寝転ばせてやり足を広げさせる
ずりずりとその場所にマルコが擦り付けるが挿入れてくれずナマエは熱っぽい顔で見上げた

「マルコ?」

「残念"パパ"と娘じゃこんなこと出来ねぇからおしまいだよい」

そうだろ?と言うようにマルコは厭らしく笑った、そしてナマエはなんとなく把握した彼が根に持っていることに
だがしかし今更謝ったとしても彼のあらゆる熱が下がらないことも馬鹿ではない彼女は把握している、けれど彼の杭が欲しいいつもの様に無茶苦茶にされたかった
互いの触れ合う箇所が互いの愛液でくちゅくちゅといやらしく音を立て続ける

「それともしたいか?」

その言葉に肯けば彼は機嫌良さそうな表情をしてナマエの頬を撫でる

「俺ァ精神科医じゃないから詳しくは知らないが…現実の父娘だとしても異性愛が発生する事例を知ってる、そして父性と性欲が同時に発生するのも」

「…ぁっ♡」

「とはいえ俺はナマエを一人の女として愛してるんだよい?」

「ッッはっ、ぁ♡まる、こ」

ゆっくりと
それはもう初めての頃よりもゆっくりと彼のペニスが奥深くに挿入れられる、形も長さも硬さも全て腟内は覚えようとする
愛の言葉に胸が高鳴り、最奥まで挿入されればナマエは何もされずとも腟内を痙攣させて絶頂してしまい顔を背けてしまう

「もう"パパ"とは言わせられねぇな…俺ァお前の"男"だ、よいっっ」

「あ"っ♡♡あ"あっっっ♡♡♡♡」

ゆっくりと抜かれたあと奥まで勢いよく貫かれ、ナマエは体を弓形に反らせてイッたのをいい事にまるでマルコはナマエを道具かのように激しく揺さぶった
その細い腰を掴みマルコの大きな手の跡が残るほど強く掴んで何度も奥を求め声にならない声が部屋に広がり、馬鹿になった彼女のそこが何度も潮を吹いてマルコの腹を汚した。
それさえ二人の興奮材料で顔を寄せて何度も荒々しいキスをした

「ナマエッッ俺はお前のなんだ?」

「っっ♡♡まる、こはっぁ、♡ぁた、しの♡♡おと、こです♡♡♡わた、しのぜんぶ♡♡」

「グッドガール、満点だよい」

そういってマルコがナマエを覆うように抱き締めて大きく腰を数回打ち付けナカに果てる、長いそれはまるで確実に孕ませるかのような射精で思わずナマエの身体がぶるりと震えた

「もう二度と"パパ"って呼ぶなよ」

低い彼の声が耳元で響いた

「ひゃ、い♡」



新しく下ろしたズボンは意外と履きやすくナマエは気に入った、明るいカラーのジーンズは外の海にも負けない可愛らしさでその上にシャツを軽く巻けばそれだけでワンポイントの可愛らしさになる
上機嫌でデッキの清掃をみんなでしていれば1人が声をかける

「おいおいまたズボンなんて履いて色っぽくねぇなぁ…ってまたマルコ"パパ"に怒られるかぁ?」

そうからかうように言えば返答が来ずに思わずナマエをみつめる、ふと顔を上げたナマエは真っ赤な顔でそいつを殴り飛ばすでもなくモップを投げ飛ばして出ていく寸前に怒鳴り声を上げた

「マッマルコは"パパ"じゃなくて私の男だから!変なこと言わないでよね!!」

顔に当たったモップの痛みに鼻を抑えていればいつの間にかいたイゾウが冷めた目で「あんまりお嬢をからかってやんな」と声をかけた、通り過ぎようとしてたほかの隊長たちもウンウンと頷いていた
ただ1人、件のマルコだけは何故か嬉しそうな顔をしながら通り過ぎていったのだった。

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