夏油傑




男を知らないのか人を疑うということを知らないのかと夏油は自身の下にいる少女を見た
2つ年下の後輩ミョウジナマエは明るく優しく無垢な少女のようでいて夏油は慕ってくれる彼女を純粋な気持ちでかわいがっていた、だが人間の性とは不思議なことで時間を重ねるほどそれを穢したいそれを傷付けたいと思ってしまうものでもあり
いつしか夏油はナマエを可愛がりながらも彼女を夢の中で穢した


「夏油先輩お疲れ様です」

長くしんどかった任務と報告を終え1人誰も来ないであろう更衣室に座っていれば凛とした小さな声にハッと顔を上げる、そこには汗をかいたナマエが入口に立っていた
丁度運動場で走っている姿を1時間ほど前にみていたため走り込みを終えたのだろう、男女共有の更衣室に来るとは思わず驚いてしまうが彼女はそんなことを気にした様子はなく1人で雑談を始めた
そしてポケットに入れていた小さな財布から小銭を出して自販機に入れた

「夏油先輩何飲みますか?私昨日給料日だったんで奢っちゃいます」

「ならコーラで」

ガコンと2回音がしてナマエの手には赤いラベルの着いたコーラがあり差し出された、 感謝の言葉を述べながらナマエの話に相槌をする彼女の手がペットボトルのスポーツ飲料を開けて口に含む
男性とは違う喉仏が小さく動いて、少し垂れた汗が彼女の首筋を伝った時なにかがぶちりと千切れた気がした
それは先輩後輩なのか、男女なのか、信頼なのか、何か分かるはずがなかった

「げと…う先輩?」

「幻滅するだろ」

「それはどういう部分にですか」

ベンチの上で押し倒されているナマエは驚いてはいるが至って冷静だった呪術師だからだろうか、はたまた彼女だからか
床に落ちたコーラは衝撃により蓋が空いて逆流し床を汚した、プシュゥと炭酸の音が部屋に広がると同時に唇を奪う、少し甘いスポーツ飲料の味がして、体操着の中に手を入れる

「怒らないのかい」

「…夏油先輩ならいいんです」

「とことんナマエは私が好きだね」

「はい、大好きです」

嫌いだと言われれば止めたのだろう、普段通りニコニコ笑って冗談だと否定されれば「遊びだよ」といえただろう、なのにこんな時に限って彼女は真面目な顔をして受け入れるという判断をした
汗ばんだ体に触れているが不思議と嫌悪感はなく、目を合わせて唇をもう一度重ねればナマエはまた静かに受け入れた
体操着の中に入れた手でブラのホックを外せば服は少しだけ浮かび上がる

「あのあんまり見ないで欲しいです」

「それは中々難しい注文だ」

「恥ずかしいからその、じゃあ後ろ向いていいですか?」

「…構わないよ」

その方がずっと恥ずかしい気もするが夏油にとってはどちらでも良かった、溜まった様々な欲が発散されるのならば
ベンチに座る夏油の足の間に座るナマエの胸に手を添えて形を変えていく、先を引っ張ったり全体を揉んだり時には擽るように先端の周りを指先で遊んだり

「あっ♡ひっぱるのいやです♡」

「分かったよ、できるだけ止めておくね」

「っっっ♡♡やめっっ、てくださ」

「ごめんごめん、下触っていい?」

ナマエに意見などはない、男に弱い部分を知られた以上逆らったとて意味が無いのだどちらが上でどちらが餌でナマエがいかに女であるかを今から教えこまれるだけなのだから。
ナマエの体操着のブルマと下着の中に指を入れれば汗で蒸れているのか少し熱く指先が軽く当たればそれだけでねっとりとした愛液が指に付着する

「ナマエこんなに濡れてダメじゃないか♡」

「せ、んぱが♡こんなの♡するからっっ」

耳まで赤くした彼女の顔が見えないのが少々残念だが、茂ったそこに優しく触れて表面を磨くように指で擦ってやればナマエはまるで子供のように泣きそうな声を上げる
行き場のない手は抵抗することも出来ずに制服のズボンを掴んで離さずに足はなれない快感に抗うようにピッタリと閉じようとした

「こら、閉じたら触れないじゃないか」

「だって♡こんなのっ絶対変になります」

「大丈夫、私が責任もってちゃんと良くしてあげるから」

何が責任なのか、一時の感情に任されて何をしているのかと思わず思えたがそんなものは壊れた理性と同時に殴り捨ててしまった。
蜜の溢れる中央をノックするように何度か中指の腹で押してやるだけでそこが如何に男を受けいれたことがないのか分かる

「痛むかもしれないからキスしよう」

優しくそう伝えて後ろを向いたナマエの唇を奪い舌を何度も噛み付くように貪る、遠慮なく指が彼女の腟内に入ればキスの途中とはいえナマエの声が僅かに漏れる
痛い程張り詰めた己の欲がいつ出してもらえるのだろうかと吠える、じゅるじゅると音を立る唇とぐちゅぐちゅと鳴る指先
ナマエはただ目を閉じて受け入れていた、哀れみなのか恋心なのか夏油には分からない

「そろそろいれてもいいかな」

「んっ♡はいっ、あの下着脱ぎます…ね」

そういってナマエは少し腰を上げて下着とブルマを膝あたりまで下げる、それに合わせて夏油も自身のズボンと下着を少しだけ下ろせばそこから飛び出た男根にナマエはまるで餌を得た犬の様に見つめた
ゆっくりと膝に座らせ彼女の足の間に夏油のソレを挟みゆっくりと擦り付ける

「っ♡もう♡挿入れて構いませんよ?♡」

「うん、わかってる」

「…っ♡ぁ、せんぱっそれや♡」

「わかる?私のちんぽとナマエのクリトリスが挨拶してるんだよ♡」

「わかってますっっ♡♡だぁ、からもっいれ♡」

「グチュグチュってほらっっっ!!」

「ーーーーーッッッ♡♡♡♡♡♡」

勢いよく奥まで挿入れればナマエは勢いと共に絶頂したのか声もあげられずに少しだけ項垂れた、ふと接合部を見れば赤い血が太ももを軽く汚した
ナマエの首筋を優しく舐めて「動くよ」と伝えれば小さく首が縦に振られる、あぁこんな男に素直にしっぽを振って哀れんだ結果処女まで渡して可哀想だ。と思う反面
彼女を汚した喜びが消えず力強く抱きしめてまるでダッチワイフのように無茶苦茶に抱いてやる
足元に落ちていたコーラがバシャバシャと音を立てる

「アッ♡アッ♡げとっ、♡んぱぁいっっ♡♡こわれちゃう♡♡♡」

「壊れたらいいだろう、私と一緒に居てくれるんだろう好きなんだろ」

「すきっ♡すきです♡だいしゅきれす♡♡」

「私とこれからもこうできるかい?」

「はぁあ♡っ、します…♡」

その言葉に夏油は口元を歪めてナマエのうなじを強く噛み付く、まるで離さないというように動物的に教えこめばナマエの腟内が痙攣しナマエは大きく声を荒らげる

「あぁッッ♡♡♡♡♡」

「ッッふぅ」

ナマエの中に子種が注がれるのが互いにわかる、ナマエの体を大きな夏油の体が覆い込むように抱き締めていた。
行きも絶え絶えのナマエの唇を奪って夏油は伝えてやる

「ナマエは私とずぅっと一緒にいるんだよ」

まるでそれが呪いのようで、ナマエはぼんやりした意識の中「はい」と返事をした

翌日目覚めた夏油は昨日の夢のような出来事を思い出しながら校舎を歩いていた、自然と足は運動場近くの共有更衣室に向いておりドアを開ければ自販機でジュースを買うナマエがいた

「あっ夏油先輩」

気まずそうな恥ずかしそうなナマエの反応にあぁさすがに夢じゃないかと思いつつ内心笑う
ゆっくりと近付けばナマエは下がっていきいつの間にか行き場もなく壁に背中がぶつかった

「またしようか」

そういえばナマエは真っ赤な顔で俯いて頷くものだからあまりの愛らしさにあぁもうこの子だけはどんな形であれ二度と離さないだろうと思いながら白い足を優しく撫でた。

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