脹相



お兄ちゃん

そう呼ぶ存在がいつの間にかできていた、いつも優しく頼りがいがあってかっこよくて素敵で少し口煩いところもあるけど大好きな、大好きなお兄ちゃんだ

「ッッナマエ、ナマエ」

「おにっちゃんッッ♡♡」

耳元で聴こえる荒々しい獣の様な吐息にいつも優しく呼ぶ声は普段より少し低い
頭の横まで押さえつけられた足の痛みも、処女喪失ハジメテの痛みも、ましてや1番辛いはずの心の痛みも無く、僅かながら喜ぶ自分と悲しむ気持ちと罪悪感が混ざって溶けて消えていく
お兄ちゃんと呼ぶ彼が義兄故の喜びなのか、はたまたこの行為に対して興味を抱いておりそれ故に受け入れたせいなのか幼い彼女にはわからなかった。

今日からあなたのお兄ちゃんよ。と告げた母は新しい父と共に何処かに消えてしまい二度と戻ることは無かった
まだ中学生のナマエは進学を諦めようとしたが残された兄弟である長男、脹相は優しく頭を撫でながら何も気にしなくていいから進学しなさいと背中を押してくれた
私立の有名女子高校に通えるなど夢にも思わず制服が手に届いて直ぐに兄達に着せて見せたことはまだ記憶に新しい、目頭を抑えた彼が「立派になったなナマエ」と父のように喜んでくれたことも覚えている程だった。

「またイッたのか?案外好き者だな」

「っっあ♡ちがぁ、うの♡♡」

キツく締め付けるソコに脹相は素直に喜びまるでテストで100点をとった時のようにナマエを褒める、柔らかく笑いながら頭を撫でる
けれども腰を止めることはなくガツガツとまるで彼女の腟内をほじくり返すように激しく押し進めるばかりだ
時折されるキスはまるで恋人のように熱くねっとりとしている、互いの唾液で口周りがびちょびちょになる、ナマエは涙かヨダレかはたまた鼻水か顔から出る全ての体液が溢れているのでは無いのかと思えた

脹相は少しばかり過保護だった、有名女子校に入ったのもセキュリティも万全で男性は1人も居らず安全かつ有名だからだ
特に何か事件があった訳でもない、ほかの兄弟たちに聞けば「兄さんはナマエが可愛くて仕方ないのよ」と笑顔で教えてくれる
今までいなかった兄弟という存在なのだからそれが普通なのだろう、特に男兄弟の中に突然増えた女はかわいいやら護りたいやら様々な感情があるとナマエは思った
その考えはゆっくりとナマエを油断させた原因でもあった、例え彼女は脹相が足に触れても肩に触れてもおかしいとは思わなくなった。
兄妹のスキンシップだと笑顔で受けいれた

「ハァッ…少し体制を変えるか…」

「まっ♡ぁ、まって♡ぉにいちゃ…ぁっっぉお♡♡♡」

「ほら今はちゃんと脹相と呼んでくれ、勿論お兄ちゃんでもいいがな」

「おくぅ♡♡ずんずんっしぁ、いれッ♡」

ゆっくりと時間が経てば経つほど脹相は己の欲を制御しなくなった、ほかの家族がいない時間には恋人のように振る舞った手を絡めて腰を抱いてハグをして肩を抱いて
妹としてみていない訳では無い、守るべき存在であり愛おしい存在だった、だがそれはゆっくりと妹ではなく女としての意味にすぐ変わった一目見て気付いたのだ(これは俺の女)だと
雄としての本能が語りかけた、何度もやめようとしたが己の本能は許さなかった、トイレや風呂場で吐いた欲の数だけ溢れていき
そして自身のベッドで眠るナマエに抑えきれなくなったのだ

「ナマエっっ、子供は何人欲しい…俺は兄妹より多く欲しいっはァ…」

まるでうわ言のように語りながら肌がぶつかる音が脹相の部屋に広がる、グチャグチャになったベッドの上でナマエは脹相に押さえつけられるように何度も朽ち果てる

「ぁっ♡うぁ♡おにぃ♡♡♡」

「あぁ、いくらでもイケばいい」

「やら♡もぉやらっっ♡♡♡」

ぶしゅっと音を立ててシーツと脹相の腰を汚してナマエはもう訳もわからずに泣きじゃくるがそんな姿さえ愛おしく膝の上に座らせるように抱き上げて頭や背中を撫でてやる

「大丈夫だ、怖いことは無いお兄ちゃんに身を任せるんだ」

「やらよっっ、もっやだぁっっあ♡っあ、んんっお♡やらってばぁ♡♡♡♡」

「好きだ、お前を妹としてでなく女として昔からずっと、ずっと昔から必ず孕ませてやる」

対面座位になったナマエの腰と臀を大きな手が掴みズポズポと音を立てて出しては抜いてを繰り返す、まるで男性の自慰用の玩具の様に無茶苦茶にけれど決して力強過ぎない壊れない確実な優しさを持ってしてナマエを女へと進化させていく

「ッッ出すぞ」

「ダメッッッ♡おにいちゃ、あかちゃんっっっおう♡♡できちゃっっ♡♡♡」

「孕めばいい、産めばいい、俺の為に生きて俺を産んで俺を愛してくれナマエ」

「〜〜〜〜〜〜っっ♡♡♡♡♡♡」

キツく締め付けると同時に脹相は最奥で果てた、息も絶え絶えのナマエがぐったりと肩にすがりついてすすり泣いていた
ふと部屋の時計を見れば時刻は16時過ぎだった

「まだ1回できるな」

「やっ…やだ、きょうは、しない」

引き抜いた脹相の腕から逃れたナマエが慌てて逃げようとするがそこいらの成人男性よりも筋肉のついた脹相から逃れられる訳もなく、床に四つん這いになったナマエは後ろから貫かれる

「んっ、いい子だ」

「ッッあ♡っやぁ♡はなっ、して♡」

「ナマエここが好きだろう」

「っっいぁ♡ゃあ♡そこっっだめ♡♡」

「陰核だ、クリトリス、女の弱点だよく覚えておけ、お兄ちゃん以外には絶対触らせることも見せることも無い場所だ」

「やめっっ♡♡くりっっさわ♡んないれ♡♡♡」

四つん這いのまま後ろから脹相の大きな男根を受けいれることが精一杯な中で彼は気にもせず、陰核を執拗に人差し指と中指でグリグリと押し潰したり捏ねたりと虐めた

「乳房はこれから産まれる子供の為に大きく吸いやすい形にしておかねばな」

腰を掴んでいたもう片方の手はまだ控えめな成長途中の胸を彼の手が包み込みそう説明する、勃起した乳頭伸ばすように引っ張ればナマエは腟内を締め付ける溢れる愛液が脹相の陰毛まで垂れて汚していく

「いぐぅ♡♡いくっからぁ♡♡もっゆるしれ♡♡♡」

「いくらでもイッたらいい、かわいいナマエ、俺の愛おしいナマエ、好きだ」

「ちょ、そ♡らめっっ、ぐりぐっりしない、で♡♡」

「ッッあぁそろそろ出すぞ、これで最後だちゃんと受け取るんだぞ♡」

「う、ん♡♡おにっちゃちょ、だい♡♡ナマエの、おく♡♡♡」

「ッッあぁ!」

「んん〜〜♡♡♡ぁ、…あ、おく♡どくどく、してる♡♡」

最後に大きく2.3度突きナマエの唇を強引に奪えば同時に果ててしまった、それと同じくナマエは疲れきったのか床に倒れ込み気絶するように寝息を立てた
息を整えた脹相は近くのティッシュを取りながらナマエから自身を引き抜き見下ろしながら小さくつぶやく

「ナマエお前は俺の妻であり妹であり女であるんだ、大丈夫みんなきっと分かってくれる、俺たちで新しい家族を作ろう」

だから今はゆっくり休むんだぞ。とでも言うように優しく頭を撫でながら後片付けをしていった

翌日ナマエは目を覚ますと朝の7:55であり、遅刻間際に飛び起きた昨日のことを考える暇もなく家から出れば先に車を出してくれていた脹相が助手席をあけてまっていた
いつもと違う静かな車内は互いに無言で余裕を持って到着した学校にナマエは安心して降りようとした時だった
脹相の手がナマエの太ももをスカートの上から撫でる

「また迎えに来る、気をつけて行ってくるんだぞ」

「ぁ…うん、ありがとうお兄ちゃん」

「あぁ」

ナマエは自身の疼く熱を誤魔化すように車から降りて校門に向かって走った、脹相はハンドルにもたれ掛かりながらそれを見つめた
早く、早く、本当の家族になろうと願いながら

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