伏黒恵はMである

恋人の伏黒恵が少しM、所謂マゾヒストという感性を持っていることに気づいたのは虎杖くんが居ない日の夜彼の部屋でSEXした時だった
前戯の際に彼の男根を咥えていた時もう限界と言う瞬間に口を離して根元を少し強く握った、驚く顔と欲情しきった顔に子宮が何度も鳴いたが無視して熱が冷めそうな頃合でまた口で愛撫してを繰り返してわざとでは無かったが自分でも分かるほどに歯がガリッと当ててしまった、女であるがタマヒュンとやらを経験していたのを他所に当人、伏黒恵は射精した、いつもより倍くらいの量を出して心地良さそうに内腿を痙攣させて

「ご、ごめ」

口の中に広がる苦い味を吐き捨てられず肩で息をして震える彼に口の中を見せてその汚いものを飲み込めば、萎れていたそれはまた元気に起き上がった

伏黒恵はMだった

とはいえ恋人和泉智花はサディストではない
勿論望まれればそれなりの努力はするつもりだが日に日に成長する恵のMぶりは抑えが聞かなくなりそうな程で射精を禁じられることに興奮し始めた彼にもう普通のSEXは出来ないとまだ若い筈なのに察した

「智花…はぁっかんでくれお願い」

「えっえっ、痛いよ?」

「いいっから…グゥっフーッフーッ!!」

まるで獣のように息を荒らげる恵をいつからか美しいと感じるようになった智花は自分が狂い始めた自信があった、恵のMは言葉等で詰られたい訳ではなく肉体的に傷つけられたいのだと気づいたのだ、恵が望むならと自分より白そうなその肌に歯を立てて噛み付いた、もっともっとと強請る恵に智花は顔をちらりとみても恍惚とした顔をした彼に頷いて更に歯を沈めれば彼の白い肌から赤が現れるその赤が非常に色っぽく感じて犬のようにぺろぺろと舐める

「ありがとな」

噛み終えた後に抱きしめながら頭を撫でられるのが心地よくて彼が望むならそれでいいと自分の中で完結した

「あぁそうだな、あそこは」

自分以外の女性と話していると時折意地悪く思ってしまう、私に痴態を見せる割に他の人には見せないくせに優しくするのが狡いだなんて呪いを大きくするだけのその感情をいつからか恵にぶつけ始めた男根を触れることなく近くの太股や臍やそれ以上の菊門を舐めたり噛んだり摘んだり捻ったりしてやれば彼は涙を流して喜んで許可もしてないのに射精したことにムカついて強く太ももに噛み付けば甘い声を上げた

「恵くんの変態」

苛立ちをぶつけるようにそう言ったのに彼は嬉しそうに微笑んだ
いつからこんな汚い感情をぶつけ始めたのかと悲しくなって同じベッドの中で噛み跡だらけの恵に謝罪をして泣きじゃくったが彼はまるで聖母のように次は抱き締めて「ありがとう」と言って頭を撫でる、それが心地よくてまたひとつ狂ってしまいそうだった
月に2.3回ほど身体を合わせるのはコミュニケーションの筈だったがいつの間にか楽しむようになってしまっていた

「恵くん身体痛くない?」

「別に平気だからゴメンないつも無茶させて」

「ううんいいよ、じゃあ…するね」

恵の白い肌を彩る赤い縄がいやらしくて蜜壷から溢れた蜜で体を汚した、興奮しきった彼の股間に目をやってみれば小さく震えている期待しているのだろうと察した
人形のように好きにして欲しいと言われて縄を出された時には一瞬固まったがもう慣れてきたもので2秒後にはわかったと二つ返事でYouTubeでみた動画通りに彼を縛った、亀甲縛りというSMの定番らしい縛りは慣れない自分には難しく力の具合もわからずしっかり縛らないと緩すぎてしまうのが問題でできる限り強い力で縛った
時折苦しそうな声を出す恵に大丈夫?止める?と聞いても大丈夫だから続けてと強請るばかりだった
縛る度にいつも色んな任務をこなして澄ました顔をしている彼の顔が歪む姿に興奮した
ドンキで買ってきたものを使おうと袋を漁った後に恵を見て言った

「本当に好きにしていい?」

「嗚呼智花にだけ無茶苦茶にしてほしい」

そう言われて喜ばない人間はいない
風邪薬のようなカプセル錠剤を1つ飲み込んで水で流した、恵には同じように飲ませたが何か分からないために少し不安そうだった

「ドンキで買ってきたの、ごめんね」

派手な蛍光ピンクの箱には馬鹿みたいな名前の商品名だがひと目でわかる媚薬であった、期待しきったその顔が予想通りで興奮するもこういうものは遅効性だと相場が決まっていると智花は思ってその隙に恵の筋肉質な身体に可愛く付属する乳首を舌で押せば期待したような声が小さく漏れるもそれ以上することはなくただその1点や時折キスをするだけ、隣の部屋の虎杖に声聞こえちゃうよ。だなんて意地悪くいえば「嫌だ」と否定する
心が満たされていき互いの体の熱が上がっていきいつもよりも遥かに興奮が増えていく
恵の男根がいつもよりも大きく先が震えて我慢出来なさそうにカウパー液が溢れていきシーツを汚す、重たい男性の身体を寝転がして背中を抱きついて恵の足が大きく動き苦しそうに声を上げる

「恵くん気持ちいい?」

「はぁっあっ智花んんっ」

雑に大きくその男根を握って上下に擦る、智花は男性の自慰等知らないが彼女なりの考えで乱暴に恵を慰めれば恵の声が獣のように唸って甘い声を上げる誰も知らない甘い声に昂る
皮も液も何もかもグチャグチャにされた恵のそれが赤黒く腫れているようにも見えて恵の背中から覗き見た顔は女性よりも綺麗に見えた

「智花っもう!もう無理っやめっァアア」

大きく声を上げる恵の口を小さい智花の手が抑えてシーっと伝えるも快感に溺れた恵にその声さえ心地よく、体が痙攣してぐったりと寝転がる恵に智花は深呼吸して一緒に寝転がり縄を解いていく、白い肌と縄の間から除き見える赤い跡を舌でなぞりゆっくりと顔を上げていき恵の唇を奪う

「恵くん痛かった?」

「…いや、ありがと智花」

いつも通りの優しい恵の声に智花は嬉しそうに微笑んで擦り寄れば昂りの消えない恵の手が伸びて智花を掴んだ

「恵くんのえっち」

その言葉は彼の唇に消えていった

智花がサディストというより加虐心が強いと気づいたのはあの日、間違ったとはいえ自分の男根に歯を立てた智花は痛がる俺を見て嬉しそうに笑うものだからその顔が見たくて傷つけて欲しいと願った
その度に智花は嬉しそうに微笑むのに気づかない、俺を変態だと罵るのに変わらないだなんて言っても理解しないだろう、それでも心地よくてベッドの中で好き勝手にされる、俺がMでもあるけど彼女も既遂のSだろう


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