むっつり恵


それを指摘していいのか伏黒は悩んだ、言わなければきっと彼女も気づかないままだと分かっている、それでも自分の口からは何故か言葉が出ない
細い指先がテーブルの上の地図をなぞる

「恵くん聞いてる?」

「えっ、あぁ」

ならいいけど。と彼女は次の大型任務の話を進めて行く、チラチラと覗き見える緩い首元から見える白い肌と谷間
時々彼女が動けば見える淡い水色のブラジャーにごくりと唾を飲んだ、深呼吸を小さくしてすこし瞼を閉じて開ければナマエの顔がみえる

「大丈夫?」

「大丈夫」

「嘘つき、変な目で見てたでしょ」

「気づいてたのかよ」

「わかり易すぎるもん…任務頑張れたら、ね?」

それまでは我慢だよなんて彼女は優しく人の手を取ったかと思えば服越しの胸に手を添えさせた柔らかく温かいそれに我慢なんて出来ないが彼女が言うならその言うことに従うしかない

「わかった」

その後部屋に帰って3回は抜いた
そして期待して任務は予定より先に済ませて散々抱いた

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