服を着ているのは、此の地球上の生物の中で、人間だけ。其の特権を活かさないのは怠慢だと思う。
冬になると卯羅は必ずニットのワンピースを着る。そしてストッキング。身体の曲線に沿う。私を誘っているとしか思えない。
「嗚呼もう我慢ならない!」
「どうしたの治さん?」
壁へ押し付けた。胸を圧迫されて短く息を詰まらせた。私は頚に顔を近付けた。彼女の匂いで一気に興奮が高まる。規則正しい呼吸が出来ない。
「卯羅……ぁ」
「治さんっ……駄目よ……着たまま……」
「着たまま、させて?いいや、したい」
耳に齧り付く。耳介から外耳を舐める。腰に力が入らなくなって、少しずつ、落ちていく。腿を擦りながら服の中へ侵入する。
「汗ばんでる。厭らしいねえ」
早くも言葉は出ないらしい。露出してない秘部に指を這わせたら、其れだけで、床へと落ちた。それも這いつくばるような格好で。
「持たなかったね」
「破くのは、やめて?」
すがるような眼で見る。頬を上気させながらそんな事したって。
「わかった。ワンピースは破かない。でもね」
掲げられた尻を撫でつつ、力任せにストッキングを裂いた。何度見てもそそられる。露出した内腿に口づける。下着との境界に舌を這わすと、腰を跳ねさせながら喜ぶ。
「まだ中に入れてないよ?何回イくつもりなの?」
「やぁっ……意地悪しないで……」
「好きなくせに」
下着の上から、秘部の中心に吸い付く。腰が痙攣する。少し下着をずらして具合を確かめる。
「私はたまに自分が天才じゃなかろうかと思うよ」
「はぁ……っもう……急なんだから……」
身を起こした彼女を抱き締める。唇で求め合う。粘着質な水音が聞こえる。卯羅の耳を塞ぐ。こうすると、頭にキスの音が響いて具合が好くなる。
「んっ……は……ぁ」
「ぅら……」
私の腿が冷えてきた。何かが染みてきている。
「うふふ……」
「なに……ぃ?んっ……ぉさむしゃ…ん……」
私の唇を貪る。頭を支えながら、押し倒す。
「もう佳いだろ?」
「もっと、愛して?」
膝で秘部をぐっと押した。甘い雰囲気なんて似合わない。恥ずかしくなる。
「イき狂いたいってこと?」
「ちがっ………んっ、あ……っ!」
オフショル、と言うらしいワンピースの形。私には好都合だった。襟元を引き下ろし、下乳で押さえる。
「ねえ、ブラ、していないの?」
「だ、だって今日仕事ないし、部屋着だし!」
「期待してたんだね」
早く吸い付いてほしそうな乳。ここまで豊満だと、一度で両方吸い付ける。何故惹かれるのは分からない。夢中にしゃぶった。其れに飽きると、谷間に顔を埋めた。そして乳房に、口付けの痕を残す。
「挟んでって言ったら?」
「善いよ。してあげる」
谷底に、逸物をしまい込んだ。乳房を集めて、圧迫する。先端に卯羅が口付ける。
「治さんの、ドロドロ……っ」
「君の所為だよ?」
腰を振り、扱く。肌の感触と、布の質感、愛らしい口の暖かさ。堪らず顔に全てを吐き出した。
「ん……濃い……」
顔に散った汁を拭い、舐める。喉が微かに動く。何度見ても興奮する。
「卯羅……」
顎筋に吸い付き、其処から耳へ。耳元で、息を漏らす声が聞こえる。
彼女の下半身を持ち上げ、下着をずらし、既に回復した逸物を収める。
「卯羅何回イったの?」
「わ、わかん……なぁ……っ」
乳も佳いが、矢張此処が一番善い。脈打つ様に私を出迎え、快へと誘う。内部を抉るように打ち付ける。大きな乳房が揺れ、背が反る。
「ぉさむ……んっ!あっ…も、やぁ…だ……!ぎゅーしてぇ……」
「それは、奥まで突いてってこと?」
彼女の頭を抱えるように覆い被さり、膣の最奥へ口付けた。情けない声と共に、内壁が締まって、脈打った。
「愛らしい……」
一度抜いて、体勢を変える。私のはだらしなく、涎を垂らしている。胡座の上に、向かい合うよう座らせ、挿入れさせる。指で秘部を拡げる姿が、厭らしかった。
「はひっ……たぁ……ん」
見合って、口付けた。何度も。首に回された腕、寄り掛かる様に密着する胸。私は彼女の、括れから腰を撫でる。活きた魚のように腰が跳ねる。蕩けた顔で私にすがり、身体を密着させる。
「可愛い……」
乳、尻、腰、腹……あらゆる部位を撫でる。唇は、彼女のを求め続ける。
「卯羅……可愛いよ……」
緩慢に腰が動く。根元から、搾るように。それだけで達しそうになる。
「おさ、む……」
「なに?」
自分から、私を求める姿が可愛くて、愛しくて、暫く抱き締めていた。卯羅は卯羅で、内壁を締めたり、放したり刺激を止めない。
「おさむ、はね、わたしのでしょ?」
「そう。君のだよ」
だから───
そのまま押し倒して、奥を突き上げた。悲鳴をあげながら、締め付ける。背に爪を立て、しがみつく。腰に脚が絡む。
「…あ、っあ…ン、も…奥に、だして…!」
「注いで、善いね?」
耳元で、了承を得る。腹の奥にある小部屋目掛けて、種液を注いだ。腰が痙攣し、此でもかと搾られる。
「お、さむ、さ……ぁん……」
「ぁっ、んっ……」
何とか引き抜く。その刺激にすら、身体を震わすのだから、女も難儀な生き物だと思う。
「おさむ……」
「もっと治と呼んで善いのに」
はにかみ、私に手を伸ばす。その手を繋ぎ、添い寝する。何も語らないが、幸せ。此れが続けば佳い。頭を撫で続けていると、顎に口付けられ、胸へ頭を擦り寄せられた。
「寒くない?」
「服、着てるから」
「あははっ、そうだ、そうだね」
二人で見合って、笑って、寄り添って。行為を終えたあとに流れる時間。此れを楽しむものまた、人の特権。