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そして今は保健室からの帰り道。
私は火傷していないかの確認だけだったので緑谷君より一足先に保健室を出たのだ。そして幸いなことに今日は個性把握テストだけで学校終わり。このまま家に帰れる!
教室からリュックを取ってきて、駅に向かって歩を進めた。
駅につくとさっきまで同じ教室にいた金髪のツンツン頭が見える…。
あれはきっと爆豪君だ。
朝の出来事と髪を燃やされたこともあり、私の中での爆豪君のイメージはほとんど怖い人で定着しつつある。
彼と同じ車両に乗るのは少し。というかかなり怖いので同じ車両にならないよう別の列に並んだ。ほどなくすると列車が来た。なんとか爆豪君とは別の車両になることが出来たと安堵したなも束の間。
いったいどういうことなんだろうか
別の車両にいるはずの爆豪君が私が乗っている車両にいるじゃないか。
いや、いるどころじゃない肩を掴まれている。なんだ、同じ電車に乗っているのが気に食わないのか…!?どんだけ理不尽なんだよ爆豪君…!!
「オイ。聞いてんのか。」
「はっはい…!?」
「聞いてなかったんかてめェ…。」
「うわ、!ご、ごめん!ってか爆豪君、肩…!肩痛いから…!」
そう私が肩の痛みを訴えると爆豪君は案外素直に肩を掴んでいた手を離してくれた。
「悪かった。」
「へっ…!?」
爆豪君は一言そう呟つくとすぐに踵を返し元いた車両に戻って行ってしまった。
今のは一体全体なんだったんだろう
悪かったというのは髪を燃やしてしまったことについてなのだろうか。
なんにせよ彼にはペースを乱されっぱなしだ。
全くなんなんだ
(爆豪君は怖い人なんだか優しい人なんだか良くわかんない人だ…。)
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