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朝から体操着に着替えさせられグラウンドに出させられた。

どうやら自由な校風を売りにしている雄英は生徒はもちろん、先生も自由らしい。入学式は出席せず個性把握テストというものが実施されるらしい。内容は個性使用可の体力テストだそう。

例として薄金髪の人、爆豪君が個性を使ってソフトボール投げをやらされていた。記録は705mと考えられない記録が出た。彼の個性は爆破らしい。ボールを飛ばす時「死ねェ!!!」と叫びながら手のひらを爆発させていた。
だが、何故『死ね』なんだろうか

まぁそれはともかく、単に個性を使う体力テストらしい。なんだそれならまだ心配はいらなそうと思っていたが、誰かが言った「楽しそう」という発言が先生の癪に触ったらしい。最下位は除籍は処分という重いオプションが追加された。これはもう負けてなどいられない。



何種目か終わった後、朝扉の近くにいた彼女に話かけられた。確か名前は麗日お茶子ちゃんで…彼女の個性は無重力だったはず…。ボール投げの時の記録は凄まじいものだった。

「初日から除籍がかかってくるなんて本当最悪だねぇ…。」

「本当だよね…でも麗日さんボール投げ凄かったから除籍はないんじゃないかな…?」

「いやいや!そんなことないって!まだ何種目かあるしどうなることやら…。」

「全然気ぃ抜けないよね…。私なんかまだ全然良い記録出してないしなぁ…。」

「だっ、大丈夫だよ!まだあるし…!ほら!次は持久走だって!えっとごめん何さんやったっけ…」

「あ、私苗字名前だよよろしくね。」

「うん!覚えた!頑張ろう!名前ちゃん!」

「そうだね…!頑張ろ!」

初日から可愛い女の子と仲良くなれた。これはちょっとツイているんじゃないんだろうか。

というか本当にまずい。次の持久走で大きく記録を伸ばさないと除籍対象になってしまう。

やらなくちゃならない時がきた。




頑張り時


(そういえば名前ちゃんずっと気になってたんだけど…)
(何かな?)
(髪の毛後ろだけ跳ねとるよ…!)
(嘘でしょ…!!!?)







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