「どうぞ…。」
門を開けて上目遣いで恥ずかしそうに俺を見る光。今日は昼過ぎから光の家に行く約束をしていた。
「おじゃまします…」
ここに来る時はいつも緊張する。そして、期待も…。
今日も家には誰もおらず、まっすぐに光の部屋に向かうと、すでにアイスティーが用意されていた。
「あ…何か観る?映画とかあるけど」
光はそう言って戸棚からDVDが入った箱を取り出す。うつむき気味で、なかなか目が合わず、表情が読めない。けど髪の合間から見えた頬が赤くて、光も緊張しているんだと分かった。
「あ…おう」
本当はすぐにでも光とそういう…流れにもっていきたかったけど、がっついて引かれたくないし、怖がらせたくないし。俺は欲情を押し隠してクッションに座った。
何見る?と光が並べたDVDの中から、光が好きだという恋愛映画を選ぶ。正直俺の趣味ではない。けど、光が好きだというなら興味がある。
光はプレーヤーにDVDをセットし、俺の隣に座った。
小さい薄型テレビに映画のオープニングが流れ始める。俺は隣の光の体温を感じてごくりと喉を鳴らす。映画に全然集中できない。できるわけがない。
「観てる?」
光が少し口をとがらせて俺を小突いた。観てるよ、と取り繕いそうになる気持ちをあえて抑え、俺は光を見つめ返し、胸にたまった熱を吐き出した。
「…観てない」
その意味が伝わったのか、光の頬が赤くなった。
俺はたまらなくなって、床に置かれた光の手に自分の手を重ねた。
「……。」
そしてうつむく真っ赤な顔の光に顔を近づけ、キスをした。遠慮がちにキスを返してくる光の小さな、柔らかい唇。そのいじらしさに胸が苦しくなる。可愛い。可愛すぎる。
こんなに可愛くて天使みたいな光の…初めての相手が俺なのは、本当に奇跡だと思う。ガラにもなく、出会えたことを神に感謝してしまうくらい、光の存在が愛おしい。
こんなに近くに光がいる。キスをしてる。光の緊張が伝わってくる。バッグに入れてあるコンドームの箱を思い出す。しっかり、ちゃんと、入れたはず。今日こそは…きっと、たぶん、とうとう。
唇を離し、光の表情を見て、唇、頬、首筋にキスを移していく。清潔で甘い香りがする。光のにおい…胸が熱くなる。
「…っ」
光が戸惑って肩をすくめる。その力をなだめるように、優しくそっと、光の頭を撫でた。
首筋から離れて、身をすくませる光をベッドの上に導いた。光はゆっくりと応じ、俺と向かい合ってベッドの上に座った。
髪に触れ、頬を指先で撫でた。柔らかく滑らかな感触。そして、熱を持っている。光はそわそわと足元を見つめ、俺にされるがままになっている。俺はたまらなくなって唇をかんだ。こみ上げる勢いをせき止める理性が今にも崩壊寸前だった。
またキスをして、ゆっくりとその華奢な肩を押すと、光は受け入れるようにおずおずとベッドに横たわった。俺を見上げるうるんだ瞳。赤く紅潮した頬。白い首すじ。ベッドに散らばったきれいな長い髪。光のこんな姿、俺しか見たことがない。そして、これから先も…。
光に覆いかぶさるようにゆっくりと身をかがめると、光の顔に影がかかり、光はぎゅっと身をちぢこませた。その細い腕に触れて、ほぐすように解くと、無防備になった体に手を伸ばす。
細い腰を撫で、柔らかな肌の感触を布ごしに感じる。光が息をのんで俺を見上げる。ゆっくりと手を移動させて、胸のふくらみを手に収めると、光は恥ずかしそうに目をそらした。
まじで…柔らかい。女の子ってこうなのか?光だから…?
早く見たい…。けど、いますぐ脱がしたら、怖がらせてしまう気がする。
また顔を近づけると、光はキスを受け入れた。俺は手の中の感触を堪能しながら光に深いキスをした。
「ん、…う…」
精一杯な様子でそれに応える光は、まだ体に力が入っている。すげえ緊張してるな…。いや、俺もだけど。
どーしよ、何か、ちょっと和ませるっつーか…緊張をほぐすためには…。
俺は考え、思い付き、身を起こした。光が不思議そうに俺を見上げる前で、俺は一思いにシャツをすべて脱ぎ捨てた。
外気にさらされた肌のほてりが少し冷える。だけど光の視線を受けて、その涼しさもすぐに忘れてまた熱くなった。
「……。」
光は目を瞬いて俺の体を見て、顔を赤くした。…固まらせてしまった。
「ちょっと、暑かったから」
ふざけたフリをして言うと、光は俺の顔を見て、ふっとその頬を緩めた。
「んふ…、ふふっ」
「笑うなよ」
からかいつつ、光が笑ってくれてうれしくて、俺も顔がにやけた。同時に、俺自身もほんの少しだけ緊張がほぐれた。
気を取り直してまた光に覆いかぶさり、少し髪をなでて…細い腰に手をやり、シャツの裾を少し引っ張り上げる。白い肌が少しだけ覗き、光はとっさに服を抑えた。
「えっ、ま、待って…」
だけどその抵抗は弱く、のぞいた肌と服の隙間から手を差し込むと、いとも簡単に硬い下着の縁に指先が当たった。
「やっ、ちょっと…!」
光は今度は慌てたように服の上からその俺の手をつかんだ。
「何?」
「……。」
「…恥ずかしい?」
俺の顔は緩み切っているかもしれない。ゆっくりと手を動かすと、光の手の力は緩み、下着のざらざらした布の感触と、それが覆っている柔らかく滑らかなふくらみが、手に収まる…。
「うん…」
光は目をそらして顔を赤くし、肩を竦める。
「俺なんて上裸なんだけど」
「…ふ」
また光の頬が緩み、俺の手を抑えていた手が口元に移動した隙に、俺はそっと光のシャツを捲り上げた。
「あ、ちょ、ちょっと…」
「大丈夫だから…」
淡い青のレースのブラジャーが現れた。そのカップに収まる白い肌のふくらみは、光の呼吸に合わせて柔らかそうにふっくらと上下し、俺を魅了してやまない。
「あっ…。」
光の手がすぐにそれを覆い、ぎゅっと隠した。けど、腕の隙間からくっきりと寄せられた胸の谷間が見え、余計に俺の欲情を煽っていることに気づいてるんだろうか。
「なんで隠すの?」
光がかわいくてたまらず、緩んだ顔で尋ねる。
「恥ずかしい…。」
光はぎゅっと体を抱きしめたままつぶやき、ぽつりと続けた。
「…色気ないから…」
いろけ…?
俺はつい、耳を疑った。
「いや…全然そんなことないって。」
むしろ…エロすぎてヤバいくらいなんだけど。
「でも…。そ、そんなに、大きくないし」
「……。」
やばい。なんだそれ。可愛すぎるって…!!
「…な、何その顔…。」
光が俺の緩み切っておかしくなった顔に気づいて不安そうに眉根を寄せた。
「いや、なんか、もう、可愛すぎて…」
「は?」
「まじでほんと、そんなこと気にすんな。…すげぇキレイだから」
「……。」
そういって光の両手を優しくほどくと、光はされるがままになった。
光の下着姿…。水着の時は、あまりに刺激的で見ないようにしたけど。今はいくら興奮しても大丈夫。だって、ここには俺たちしかいないから。
にしても光、かわいいな…。女の子の生の下着姿を見るのだって初めて。男が一生縁のない、繊細なフリルとレース。小さなリボン。まるでこの可愛い胸を飾りつけているみたいな、キレーな…。光、いつもこんなかわいい下着付けてんの?あの制服の下に…?
あふれてくる興奮に従い、ブラジャーに手をかけた。やばい、光の肌の柔らかさが。そのまま下着をずらそうとして、うまくいかず、光がゆっくりと身を起こした。
そしてシャツを脱ぎ、ブラジャー一枚になったところで、目が釘付けになっている俺の前で、ゆっくりと背中のホックに手を伸ばした。
ブラジャーが少し引っ張られ、反動があった後に、胸を覆っていたカップが浮く。それと同時に胸が本来の形になって、柔らかそうに揺れるのを、俺は生唾を飲んで見つめた。
やばい。女の子って…光って、こんなモン隠し持ってるなんて…!
これはもう、男が女に敵うはずない。こんな、魅惑的なモノに…。
そして…ブラジャーが肩から外れ、俺は真っ白で綺麗なお椀型のふくらみに、薄い桃色の蕾を目にする。
光の……胸。やばい…。すげぇ綺麗。俺…マジでこれから、アレを好きに触ってもいいの?
「……。」
恥ずかしそうに、そして少し心もとなさそうに腕をさすって俺を見る光。俺はもう言葉も出ず、そのまま光を押し倒した。
柔らかな胸に直接触れ、その感触に驚く。こんな柔らかさ、弾力、他にない。女の子の胸ってなんて素晴らしいんだ。いや、きっと光だからだ。
恥ずかしがる光の表情に煽られながら胸をしばらく揉みしだき、少し、その桃色のつぼみを両手の親指で優しく擦った。
ぴくっ、と震える光の反応にどきりとし、今度はもっとしつこく、蕾を転がしてみる。
「…ん…」
光の甘い声が俺の頭の中に響いた。気持ちいいんだ…。俺の手で、光が感じてる。
かわいい…かわいい、かわいい、かわいい!!
「んっ…、…うぅ…」
光…乳首、弱いのかな…。すげぇかわいい…。表情も、声も。こんな光…絶対に俺以外の誰にも見せたくない。
「…っ、も…、だめ…。」
光が俺の手をやんわりと胸からはがした。そんな…気持ちよくて?だって、光の目はまだなにかを欲するようにうるんでる。
俺は手を伸ばし、光の太ももを撫でた。もどかしげに動く太もも。まるで物欲しそうに…。
足の間を撫でて、手を奥のほうへと滑り込ませる。行き止まりに指先が触れ、光がギュッと足を閉じて俺の手を太ももに挟む。俺は身を起こしてその足を開かせた。ブラジャーとおそろいの、淡い青のレースのパンツが目に入る。光の…パンツ。無意識にごくりとのどが鳴る。この光景を…どれだけ妄想したことか。光に知られたらきっと幻滅される。
「…や…。」
足を閉じようとする光に微笑み、太ももを撫でてまた足を開かせ、そこの間に自分の体を割り込ませた。目の前にさらけ出された下着に手を伸ばし、そっと指先でなでる。
……濡れてる…。
「やっ…、だめ…、」
ヌルっと滑る感触に光も気が付いたようで、あわてて俺の手を抑え、足を閉じようとした。俺はその手をつかみつつ足を抑え、濡れているそこを割れ目の形に添って撫でた。これって…濡れてる、んだよな…。光、ちゃんと感じてるんだ。うれしい…。
もうまどろっこしくなって、スカートを脱がそうと引っ張る。だけどうまく脱げなくて、どう脱がすのか迷っていたら、光が戸惑いながら腰のファスナーを下ろしてくれた。そうしてスカートを脱がせて、下着をゆっくりと滑り下ろした。
「あ…、やぁ、もう…」
光の弱弱しい抵抗の声を聴きながら、それはかえって俺の熱を煽ぎ、そして…肌を滑り落ちる下着から、淡い桃色の花弁のような秘部が現れ。しかもそこを、透明な糸がつながって伸び、きらりと途切れた。花弁はその透明な蜜で塗れ、甘く熟れた果実のように見える。今にも甘い芳香が漂ってきそうなくらいに…。
これが…女の子の…光の…秘部。こんなにキレイな…。俺だって男だから、AVとかエロ本とかで、一応見たことはある…。けど…こんなキレーなのは見たことがない。
…光の…。
ごくり、とまたのどが鳴った。
「…ねぇ、やだ…」
光が恥ずかしがって足を曲げ、手でそこを隠そうとした。
「大丈夫だから…」
俺は誰に言ってるのか興奮でわからないまま、頭を混乱させながらそう言って、光の手をどけて足を開き、そこに手で触れた。
「あ…。」
やんわりと足を閉じようとしつつも、光は抵抗をやめて、隠そうと伸ばしたままの手をぎゅっと握りしめる。
ぴちゃ…、と時々音が響き、俺の指先はどんどん蜜が絡みついて、そこと溶け合いそうになっていく。
音はどんどん大きくなって、くちゅ、くちゅ、くちゅ、とわざと音を立てると、やだ、と光は真っ赤な顔を覆った。
俺はそのまま手さぐりに、花弁の入り口を探した。秘部を弄る俺の指に、光は唇をかんでぎゅっと身を縮こませる。
そして…指先が狭い入り口を見つけた。俺の指が一本、やっと入ろうかというほどの。ここで…合ってるんだよな?光の反応を確かめながら、優しく、柔らかに押し戻す抵抗を感じつつ、ゆっくりとその隙間に中指を滑り込ませてみる。
「…あ…!」
光が驚いて足をよじる。
「痛い?」
「ん…」
しかしそう聞くと、光は小さく首を振って、足の力を緩めた。恥ずかしそうに、だけどちょっと不安そうに、俺の指が入っていく自分のソコを見つめながら。
指が根元まで入ると、そのキツさに困惑する。これ…ここに本当に俺の、入るのか?指2本も厳しそう…。ほぐす…って間宮は言ってたけど、それで本当になんとかなるのか?
半信半疑なまま、俺は指を動かしてみた。出し入れしてみるも手ごたえがなかったので、奥まで突っ込んだまま中をほぐすように指を曲げてみる。
「ん、う…」
光が甘い声を漏らした。これ、気持ちいいのかな…?そのまま今度は手ごと押し込むように圧をかけてみる。
「あっ…。…っ」
…可愛い…。俺の指一本で、こんなに感じて…。しかも…気持ちいいのか光が反応すると同時に、中がぎゅっと締まって俺の指を締め付ける。本当に感じてる…ってことだよな?よし…。
俺は指をいったん抜いて、今度は二本そろえて狭い隙間に押し込んだ。やっぱりちょっときつい。けど…二本でも余裕が出てきたら、本番いっていいって…聞いたし。光の痛みを少しでも和らげるために…。
「ん…、」
少し顔をしかめる光。
「痛い?」
「ちょっと…だけ」
だけど指をゆっくりと押し込み続けたら、その表情もすぐにやわらぎ、俺自身も指が奥のほうまで飲み込まれて馴染んでいくのを感じた。
「…大丈夫…」
光はそう言って、俺は指は少し締め付けられるのを感じた。中が少し…ヒクヒクと締まってる。気持ちいいのかもしれない…。
「無理だったら言えよ…?」
「ん…、…あっ」
二本の指で念入りにほぐし始めた。痛がるかと思ったけど光はだんだんと声を甘いものにして、呼吸を荒げた。あ〜〜もう…俺もそろそろ限界なんだけど…。
「は…、…っ、あ…。」
恥ずかしそうに顔を覆いながら俺を見上げる光の、この表情…。この光景。興奮の合間に一瞬冷静になって、光のこんなとこをを俺が弄っていて、光はこんな顔してて、こんな…。なんだこの状況、って、自分でも驚く。光とこんなことしてるって…。なんか…出会った頃からのことが蘇ってきて、興奮にどんどん火を注ぐ。
「ね…、ねぇ…、いつまで、そんな…。」
光が足をよじって恥ずかしそうに俺の手を抑えた。けど、蜜はどんどん溢れてくる。
「いやもうちょっと…ほぐさないとさ」
「え…?」
「きついから…俺の、入らねーかも」
「……。」
ぶわ、と光の顔がますます赤くなった。その視線が一瞬下に動き、咄嗟に逸らされた。超うぶな反応…。本当に…本当に初めてなんだ。可愛い。嬉しい。なんて幸せ者なんだ、俺は。
だんだんと蜜が垂れるほど溢れてくる…。素早く刺激するより、ゆっくりと丁寧にほぐしたほうが、光の反応がいいことに気づき始める。AVなんかとは違う。何もかも。
もう…いいかも…。
指を引き抜き、ベッドの下のバッグを拾い上げると、光はじっと俺を見つめる。そして小さな箱から小さな小袋を取り出して振り向いた俺に、光は息をのんだ。
緊張に身を固めるのがわかる。俺はベルトを外した。静かな部屋にカチャカチャと金具の立てる音が響き、光はひざを曲げて身構えるように体を丸めた。俺がズボンを脱ぐと、光の目は大きく主張をしてその形をボクサーパンツ越しに浮き上がらせているソレを捉え、動揺で目を泳がせた。
俺が下着に手をかけ、ゆっくりと下す。大きくなったソレが姿を現すと、光の顔に動揺と不安と…そして赤面が広がった。
下着を脱いでコンドームの袋を破き、慎重に装着するさまを光は見つめていて…顔を上げた俺と目が合うと、はっとしてごくりと息をのんだ。
「怖い?」
「…うん」
閉じてしまった足を優しく広げながら尋ねると、光は小さくうなずく。
俺は光の額にキスをして、広げた足の間に体を寄せた。光の花弁にぴったりと、俺の肉棒が被さる。入れると…こんなお腹の奥まで届くんだ。光の、一番深いところまで…。
「……。」
秘部に触れる硬くて熱い肉棒に唇を噛んで緊張する光。少し腰を引いて肉棒の先端を入り口にあてがうと、光はいよいよ体を固くして不安げに俺を見た。
「無理だったら止めるから、言えよ。」
「う…うん…」
安心させたくてそう言って、俺は花弁の割れ目に肉棒を押し込んだ。
想像以上に固く、キツイ入り口に、俺はつい体重をかけて押し込む力を強める。
「い…痛い!」
光が悲鳴を上げ、俺は咄嗟に体を止めた。女の子の初めては痛い、というのは知識としては知っている。だけど今の光の悲鳴は、俺の想像を超えるほどの訴えだった。
肉棒はまだ半分どころか、先っぽまでしか入っていない。けど、光の表情はもう限界そうで…。
「だ…大丈夫か?」
「痛いぃ…」
「一旦抜く?」
「…あとどれくらい…?」
「え?」
そんな、生々しいけどシュールな質問を…。俺は視線を落として挿入中のそこを見た。
「…あと5分の4くらい?」
「……。」
光の顔に絶望の色が差した。
実のところ俺は…自慢じゃないが、部内でもアレがデカい方…。けど初めての光からしたら、それは負担でしかないわけで。生まれて初めてアソコのデカさを嘆くことになるとは。
「…やめとくか」
「ま、待って」
本当は爆発寸前だけど、こんな状況でも、俺は光の大切さのほうが勝った。そして肉棒を引き抜こうとしたら、光が手を伸ばしてそれを制止した。
「大丈夫…頑張る」
若干涙ぐみながら言う光に、俺は胸が切なくなった。
「イヤ…無理するなよ」
「無理してない」
「すげえ痛そうだからさ…また今度とか」
「だって最初は痛いって、だから…最初はしょうがないの!」
案外強情。
「…わかった、けど無理ならすぐ言えよ?」
「うん…」
けどやっぱりまた光の顔には不安が広がって、少しでも肉棒を進ませようとすると光は痛そうに顔をしかめた。やっぱり…少しずつより、一発で、一瞬で押し込んだほうがいいか?
「じゃ…いい?」
「うん…、」
うなずいた光の、不安そうな顔。俺は覆いかぶさって、光を抱きしめた。光の手が俺の背中に回り、縋るように抱きしめ返してくる。光の小さな頭が俺の肩口に触れ、密着した体から伝わる体温も、全部いとおしくてたまらない。
「力抜いて…」
耳元で囁くと、ふう、と光が何度か息を吐くのが分かった。こんなに頑張ってくれている。俺のために…。
俺はこみ上げる感情に押されたように、一思いに腰を前に押し出した。
「…!!あぁっ…!!」
光の悲鳴が耳元で響き、同時に、肉棒が何かをブチブチと突き破る感触、そして背中に鋭い痛みが走った。
「大丈夫か?」
すぐに顔を上げて光の様子を確かめると、光は涙ぐんだ赤い顔で俺を見た。
「痛いぃ〜…」
「ごめん…」
慰めるように頭をなで、体を気遣う。光はだんだんと落ち着きを取り戻した。
だけど…
「う、いたっ…、痛い…」
少しでも俺が動こうとすると光は痛みに顔をゆがめた。今日はこれ以上は無理そうだ。
AVとかだと、処女でもすぐに気持ちよくなって…って展開だけど。AVはファンタジー、なんて言われるのはこういうところなんだろう。
「抜くか」
「えっ、でも…」
「無理させたくないからさ」
ゆっくりと引き抜く時にも、光は痛そうにしていた。そして肉棒が引き抜かれると、そこから赤い鮮血が垂れてきた。
「あ…光、血が…」
「えっ?」
そっと花弁についた赤い血を指先ですくって見せると、光ははっと息をのんだ。
「ベッド汚れちゃう…と、トイレ行ってくる」
「お、おう…大丈夫か?」
慌てて立ち上がった光は少しふらつきながら、服を抱えて部屋を出て行った。
俺はしばらく呆然として、肉棒がだんだんと落ち着いてくるとともに、じわじわと現実味がわいてきた。
俺…童貞、卒業……したんだよな。
光……めちゃくちゃ可愛かった…。
今日のことは絶対、一生忘れないんだろうな〜…俺。
光のこと…一生大切にしよ。
その決意を改めてして、俺が服を着たころ、光が部屋に戻ってきた。
「大丈夫?」
「…うん」
「血は…」
「大丈夫」
光は恥ずかしいのかあまり目を合わせないままうなずき、俺をちらりと見上げた。そして腑に落ちない俺の顔を見て、ぽそりと付け足した。
「…ナプキンつけたから」
「あ…そっか」
女子にはそういうもんがあるか。納得した俺の隣に光が座った。
「痛い?」
「少し…」
「そっか…ゴメンな無理させて…」
「大丈夫だってば…。」
赤くなって膝を抱えた光を、俺は抱きしめた。光は控えめに俺の体に手を回してきた。
テレビには…もうエンディングに差し掛かろうとする映画が流れ続けていて。
「映画…最初から見る?」
「…いい」
俺の胸で首を小さく振った光に苦笑して、俺はその柔らかな髪をなでた。