「ね。ちょっと周助」
「なぁに、灯」
「お、お願い……離れて……」
「何も遠慮することないよ?僕の部屋なんだから」
「遠慮なんてしてない」
「わぁ、怒った」
「怒ってない!」
「そんな顔も可愛いよ」
「はぁ……。もう、うしろから抱きしめててなんで顔が分かるの」
「僕は灯のことならなんでも知ってるから」
「それエスパーかなにか……」
「灯だけのね?」
「あっ!ちょ、耳……キスしないでよッ……」
「あれ?感じた?」
「ちょ、っと!ま……ッ……!」
「フフ、可愛い声」
「あー!ちょっと!ブラウスのボタン外さないで……ッ!」
「いいから、いいから」
「よくないぃぃ……!」
「灯。痛かったんだけど……」
「天罰です」
「まさか教科書の角で叩くとは思わなかったよ」
「天罰です」
「ちょっとした戯れじゃない?」
「戯れで服脱がされても」
「そういうものでしょ?戯れって」
「不二。我々には課せられた任務があるんだ。遂行せずに何故戯れをする必要がある?」
「ちょっと、誰の真似?大体誰か予想はつくけど」
「……手塚君」
「ふふ。あはは!似てないね!」
「もー!茶番はいいの!早く課題終わらせたいの!あたしは!」
「はいはい。じゃあやろうか。教科どれ?」
「えっと……英語でしょ?あと……物理が一番ヤバくて、数学もちょっと……」
「……そんなに?」
「えっ!あ、あの……」
「授業でなにやってたの?」
「あのぅ……」
「ちょっと見てほしいって量じゃないんだけど、灯はなんでこんなに課題が出されたのかな?」
「は、い。小テストで点数が悪かった……ので……」
「確か、次のテストでこのレベルだったら補習ってヤツだったよね?その前段階ですでに……」
「うぅ……蔑んだ目で見ないで……」
「そんな目にさせたのは誰?」
「はい……あたしです……」
「よろしい。さて、やろうか。ビシビシいくよ」
「ああぁぁ……」
「……で、ここでこう……」
「そう。正解。これで最後かな?お疲れ様」
「はぁぁぁ〜!終わったぁぁッ!」
「これで点数悪かったら、僕なにするか分からないよ……」
「えっ!」
「それこそ鞭とかロウソクとか」
「ああああ頑張ります!大丈夫であります!」
「嫌だな、灯。僕が本気でそんなことするキャラに見える?」
「…………(見える、な。うん)」
「なに。その間」
「いや!周助はそんなキャラじゃない!」
「なんか、こういうこと言ったときの英二と同じ顔してるな……」
「……ッ!(助けて、英二君……!)」
「さて、と。冗談は置いといて。今度は僕に付き合ってもらおうかな」
「…………なにを?あたし、周助に教えられるようなものないけど……?」
「微妙な間だなぁ。あるよ?」
「な、に?……ンッ!」
「定番だけど、頑張ったご褒美。可愛い灯、教えてくれる?」
「ちょ!ソレ、教えなくても知って……」
「僕、わかんないなぁ」
「ちょっとぉぉ〜ッ!!!」