修学旅行




新幹線では、この先のことでため息ばかりだったけど
こっちのほうがでるわ、!

「ハァ…」


この数日で何度も溜め息ついてる……
でも、そりゃそうだよ

修学旅行に行きたくなかったのに来て
その上、誘拐するなんて
たまったもんじゃないわ……


「ホント、最悪」ボソッ

ぼーっとしてると、茅野さんが殴られそうになってる
私は、思わず

「ねぇ?そこのおじさん達」

「おじさんだと?」

「クスッ自覚ないんだ?……私からしたら年取ってる人にしか見えませんよ?ニコッ」

「なにをー!!?」

殴られた……でも、これでいいんだ

「殴るなんて酷いね……おじさん」

といい蹴る
不良は倒れた


「す、凄い……」

「こいつ…おりゃ!」

その分、思いっきりお腹を蹴られた…

「ゴホッ女の子に暴力ふるなんてさいてぇ」

「お前がムカツカせるからだろ?」

1回、急所を蹴られたことで気力がなくなってしまい
その後も何度も殴ったり蹴られたりした

「やめてっ……やめてよ」

「っ…!?」


もう無理だわ……
もう一発殴られそうになったとき

ドアが開いた

カルマ君たちだ……もうじき殺せんせーも来るわね……
と思いながら意識をシャットアウトした…

何で私がよく思ってない人たちをまもったか…茅野さんはなんだかほっとけないんだ
後悔するって心のどこかで思ってるから。