上辺だけの関係




「フゥ…ついた……」

20秒で←
長かった…。

「では、私は教員室にいるので」
「……」

無言でとおすと、明らか落ち込んでいて
きもちわるい。

さっさと離れよ…

靴箱、一番下でよかった…
なんてねっ!
そこまで酷ないから何処でも平気だけど…

「えっ………え?」

教室に入り、目にいったのが黒い箱……

「おはようございます♪
あっ八神沙織さんですね」

「そうですが…」

「この間、転校してきました♪
皆さんから律と呼ばれてます♪」

「そう…」

それからは…律と話しが進み私は笑って… 
なんてそういうわけ無い…

話しを強制終了するために、本を読みだした

数十分経った頃、話し声が聞こえてくる

「おっ沙織もう大丈夫なのか?」

この声……悠馬くんだ

「悠馬くん早いね」

「久しぶりだな!もう大丈夫なのか?」

陽くんも一緒とはやっぱり仲いいな

「さぁ?」

「さぁってお前………」

「ん?本読んでたのか……相変わらず好きだな〜」

「私の趣味だからね」

「インドア派なのに、運動出来るんだよな〜沙織は」

「陽君じゃないから。」

「うっせ〜」

他の人の声も聞こえてきたから、本をまた読みだす
2人の溜め息は聞こえてないふり

そのうち、タコもきた

「では、出席を初めます
あっ沙織さんは座ったままで結構です。
では、日直の方お願いします」


周りはハテナが浮いてる……
普通、わかるよね?
修学旅行早退した上に1週間休んでたんだから

「ハァ…やっぱり上辺だけの関係……ね
それ以上の関係を望んでないけど」



私の呟きは銃声により誰にも聞こえなかった