E組




自己紹介をしたけど、やっぱ元A組がクラスメイトになるのは嫌なのね…

皆さん、顔に出てますよ?なんてね
口に出せるわけない。

「沙織ちゃんさ、成績トップレベルじゃん?なのに理事長が許すわけ?
こないだのテストはわざとらしい成績だったね」

この声って…もしかして…

「カルマ君ですか?」
「今気付いたんだ?」
馬鹿にするような顔で見てくる
「ええ、オーラが薄くなりましたね?」
「どういう意味?」

私は無言で突き通す

「お前らどういう関係だよ!」

「っ……知人です。」

陽君ここの生徒だったんだ…

「酷いなぁ……友達でしょ?」

「なった覚えないです」

「あの…カルマ君の質問は?」

細々した声で聞いてくる水色の髪の少女ゴホン少年


「あっ。それはですね……」

「暗殺者とかはないよね?」

あ、暗殺者?
あータコを殺すから来るかもってことね

「違います。極普通のか弱い人間です」

「じゃあどうして?」

「理事長が苦労してとったトロフィーを壊しました」

「「はぁ!?」」

「そろそろ授業じゃないですか…?」

質問とか面倒くさいし…
早く終わってほしい

「あっ、でも五時間目もう終わります」

「あっそうですか」

「なぜ、先生には冷たいんですか!?」

「タコだからです」

タコはまた泣きだした………