E組




6時間目 国語

はぁ…わかりやすいとは思うけど分かってるからつまんない…。
この単元はすでに終わってたし、あ、私はあることを思いついた


「あの、カルマ君...このナイフって本当に効きますよね?」

私はカルマ君の隣の席で、寺坂君とカルマ君をはさんでいる
こんなゴムでしかないナイフ、痛くもないしこれで攻撃が出来るとは思わなかった私はカルマ君に聞いた

「ん?…ああ、効くよ」

へぇー…では早速暗殺してみますか...!

黒板のほうを向いているタコにナイフを投げる
殺気は出さずに

「ニャヤッ!?」

タコの腕がなくなった。同時にタコの驚いた大声が聞こえた
そして、クラスメイトは唾を飲み込みんでいた。

「はぁー!?」

隣の彼は声を出す余裕はあったみたいだ

「……当たりました」

まさか....一発で触手一本切れるとは



「つまらないですね…こんなに簡単に出来ると」

「「お前だけだよ!!」」

授業中に暗殺することを怒られたため、暗殺することは出来ず
結局退屈だった

次からさぼろっかな.....


放課後
磯貝くんが前原くんと声をかけてきた

「八神さんって家どこ?」

「稲妻町です」

「俺らと一緒じゃん!」

だろうね....やっぱわかんないかぁ
でも、何で話しかけにきてくれたんだろう

「磯貝君とま、前原君..一緒に帰りませんか?」

私はいつのまにかそんなことを口走っていた。

「ああ、いいぜ」

前原くんが軽く答えた
磯貝くんも異議なかったため一緒に帰ることになった