サッカー




潮田渚side

いつも通り登校した
でも、E組校舎はいつも通りじゃなかった

見知らぬ大男と変装した殺せんせー
それに、怖い顔した八神さん

「八神さん、これは?」

沙織「危ないから教室入ってて」

危ないって……一体。確かに見知らぬ男は凶悪で怖いけど
すると、見知らぬ男は逃亡したと言った
捕まってたってことだよね?
暗殺者とかかな?

八神さんは目を瞑り、開けた時には怖い顔じゃなくて決意した顔だった
そしたらいきなり走りだして、本物のナイフを出した

彼女は一体……?

でも、八神さんは簡単に大男に捕まった

沙織「当てるっ!
あんたは絶対許さないんだからっ」

許さないって…この人は八神さんに何かしたんだ

ガルシルド「許さないって……フハハハハハ
貴様の所持だろ!!!」

沙織「違うっ!私じゃないっ!!
お姉ちゃんと璃音を返してよっ!!!」

お姉ちゃん?璃音?
この大男が…もしかしたら八神さんの家族を

ガルシルド「返ってくるわけ無いだろ?
お前が殺したのに」

殺した…?
八神さんが…でも彼女はE組にきたとき殺し屋じゃないって…

沙織「そんなことない」

ガルシルド「貴様が俺の邪魔をしたからだろ?
自分の才能を恨め……フロル」

いや、フロルは八神さんのコードネームで暗殺者なんだろう
違うとはいってたけど、簡単に殺せんせーの触手をきったんだ

沙織「あんな才能私は望んでないっ!
家族を失う才能などいらない!!」

やっぱり八神さんは暗殺者だ

沙織「それに今更、何のようなの!
私にはもう失うものなどないっ!
早く立ち去ってよっ!
私の視界からきえて!」

ガルシルド「あるだろ?偽装の家族が」

「偽装…?」

偽装って、そもそも普通の家族はいないの?

ガルシルド「血は繋がってなくても家族なんだろ?
その家族がどうなってもいいのか?」

八神さんは何を思ったのか怖い顔をして

沙織「何が目的?」

ガルシルド「俺の人形になれ」

にん……ぎょう……!?

ガルシルド「どうだ、なるか?」

?「それは勝負で決めたらどうだ?」

えっ……と……誰?

ガルシルド「円堂守っ!」

えっと……あっ!サッカー選手だ!

円堂「もちろんサッカーのな」

サッカーで八神さんの運命が決まるって
ただのスポーツなのに